豊島屋
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/13 22:28 UTC 版)
清蔵(せいぞう) 鎌倉河岸の老舗の酒問屋「豊島屋」の主人。豊島屋は幕末期に鎌倉河岸に実在した酒卸で、主に灘の下り酒を商っているが、酒の肴の田楽と、3月に仕込まれる白酒で著名。「山なれば富士、白酒なれば豊島屋」と賞賛されている。店の経営は女房と倅に任せっきりで、客達の相手をするのが道楽。中でも亮吉の捕物話を聞くのが大好き。 とせ 清蔵の女房。清蔵に代わり、店を取り仕切る。 周左衛門(しゅうざえもん) 清蔵の倅。先代の主人である清蔵が正式に隠居した後、10代目十右衛門を継ぐ。 庄太(しょうた) 豊島屋で働く小僧。かつて、家族を養うため、ちぼ(スリ)をしていたが捕まり、事情を知った宗五郎のはからいで豊島屋で働くことになる。このため、亮吉からはかなり後年まで「ちぼ」とからかわれていた。周囲からは「亮吉と比べるとどちらが大人かわからない」といわれるほど大人びた少年。
※この「豊島屋」の解説は、「鎌倉河岸捕物控」の解説の一部です。
「豊島屋」を含む「鎌倉河岸捕物控」の記事については、「鎌倉河岸捕物控」の概要を参照ください。
- 豊島屋のページへのリンク