症状・治療
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/01 23:30 UTC 版)
通常、喉頭によって気管に異物が侵入する誤嚥は防がれているが、その喉頭の防御機構が存在しないため、呼吸動態が極めて悪い。また、通常は呼吸動態が不安定ならば気管切開を行うが、上述のように気管切開を行うべき位置に気管が存在しないことが多く、難しい。よって食道挿管を行い、その後、気道への異物の侵入を防ぐため、瘻孔が存在する場所の上部食道を結紮および離断、同じく下部食道を結紮し、頸部食道瘻増設、胃瘻増設し、頭側食道は唾液瘻とすると予後が良いと報告されている。そして呼吸動態が安定した後に食道を再建する。
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症状・治療
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/18 02:26 UTC 版)
「オスグッド・シュラッター病」の記事における「症状・治療」の解説
多くの患者は、膝の脛骨の付近の痛みや膝裏の痛みを感じる。様々なスポーツでジャンプや屈伸を行うことにより、大きな衝撃が膝(脛骨)付近に生じ、脛骨粗面付近に炎症が生じる。脛骨粗面に存在する骨端核に機械的牽引力がかかることに起因するとされる。このため10 - 15歳の活発な発育期の男子に多く発生し、運動時に症状が強く現れる。膝伸展機構は大腿四頭筋から膝蓋骨、膝蓋靭帯(英語版)・膝蓋腱、脛骨粗面へと連続する。スポーツ選手では膝伸展の反復により、これらの部分に牽引力が働き、膝蓋骨遠位端、膝蓋靭帯、脛骨粗面が弱点となり、ジャンパー膝、シンディングラーセン・ヨハンソン病などのように疼痛が起こる頻度が高い。X線でも骨端核の様々な乱れや遊離骨片の発生などが認められる。発症者としては外見からはあまり痛くなさそうでも本人からすればかなり痛いのにわかってもらえないのも発症者のネックになることが多い。 治療法としては、まず、安静にすることが第一である。また医薬品などの治療も可能ではある。しかし、現在は、リハビリなどを行う例が多い。キックやジャンプの動作は禁止し、理学療法を併用して対症療法を行う。大きな骨片が存在する場合には手術的に摘出することもある。しかし、あまり心配しなくてよい、時期が来れば痛みは消えると言われているが実際はスポーツなどは完全に中止し、休養をとらないと完治は難しいと言われている。特に発症しやすいスポーツはサッカー、バスケットボール、野球、バレーボール、陸上競技、テニスと言われている。サッカーはボールを蹴ることが多いことや、リベロのように動く選手や、バレーボールでよくスパイクを打つ選手などは、痛みが増したりするために特に治りにくいと言われることがある。しかし一番治すために効果的なのは、前文にもあるが、完全にスポーツなどを中止し休養を取ることである。 一方で10-15歳の子供が完全にスポーツを中止し休養することは難しい。他の子供との競い合いから一時離れなくてはならない。時には、そのスポーツや選手を諦めなくてはならず肉体的、精神的痛みは大きい。なるべく短期間で治癒するような積極的な休養が望まれる。それには大腿四頭筋の短縮に着目する。大腿四頭筋の一部は2関節筋で股関節の屈曲と膝関節の伸展に作用する。大腿四頭筋に短縮がある者は膝関節完全屈曲位で股関節伸展位が難しくなり、膝が体幹より後ろへ行きにくい。このような者はただ歩いているときでも脛骨に負担が加わっている。歩行時の足が後ろから蹴る動作で筋収縮と筋の短縮による2重の力が脛骨に加わり負担が大きくなっている。大腿四頭筋を長くゆくことが必要である。筋は早い動きに対して一定の長さを保とうとする反応があるために、ゆっくりと緩やかに伸長して行く。加えて、膝関節屈曲と股関節の伸展を一緒に行うが、股関節伸展が腰椎の伸展にごまかされないよう、各関節を厳密に動かして大腿四頭筋を長くして行く。
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