民進党代表
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2016年3月、岡田克也の任期満了に伴って行われた9月の民進党代表選挙に立候補したが、蓮舫に敗れ2位に終わった。 2017年7月27日、民進党代表の蓮舫が、同月の東京都議会議員選挙の結果を受けて辞任を表明。蓮舫の辞任に伴う代表選挙(9月1日実施)に立候補し、枝野幸男を破り第3代民進党代表に就任した。当選翌日の9月2日、前原は山尾志桜里を幹事長に抜擢する方針を決めるが、9月4日に「週刊誌が山尾と弁護士の倉持麟太郎との交際疑惑を取材している」との情報がもたらされる。このスキャンダルにより、9月5日に開かれた両院議員総会で山尾の幹事長人事は白紙となり、前原執行部は出だしで大きな打撃を受けた。山尾は9月8日付で離党した。 同年9月17日未明、NHKが「9月28日召集の臨時国会の冒頭で衆議院解散の見通し」と報道。関係者への取材により、内閣総理大臣の安倍晋三が公明党代表の山口那津男にその旨を伝えたことが明らかとなった。これを受けて前原は同日、東京都知事の小池百合子に連絡をとった。9月23日、安倍首相は私邸で自民党の岸田文雄政調会長と会い、「9月28日解散」を正式に決定した。9月25日、小池は自身が代表を務める新党「希望の党」の設立を届け出た。 同年9月26日夜、前原、小池、連合会長の神津里季生は極秘に会談。民進党と希望の党の合流が協議され、これについて最終調整に入ることで合意がなされた。9月28日午後、前原は両院議員総会で「どんな手段を使っても、安倍政権を止めなければならない」と高らかに宣言。その目的のため、党として比例代表を含め公認候補を擁立せず、希望の党に公認申請を依頼し、事実上希望の党と合流することを提案した。前原の提案は全会一致で承認された。また、同日のTBSの番組で、無所属で出馬する意向を表明した。 同年9月29日午前、前原は小池と新宿区内のホテルで約20分間、会談した。会談では候補者調整について、希望の党の若狭勝と民進党の玄葉光一郎総合選対本部長代行が実務的な話し合いを進めることが確認された。同日、自らは希望の党に公認申請せず当面民進党にとどまり、自らは無所属で出馬する意向を表明した。同日、小池は「リベラル派排除」を宣言。記者団に「全員を受け入れるということはさらさらありません」と語る姿、記者会見でにこやかに「排除されない、ということはございませんで、排除いたします」と答える姿が何度もテレビに流れた。9月30日には民進党の前職、元職計15人の「排除リスト」が出回った。 同年10月3日、枝野幸男らによって新党「立憲民主党」が結党された。同日、前原は記者団の取材に応じ、民進党が分裂したことについて「全てが想定内だ。自分の判断は正しかったと思っている」と語った。 同年10月22日の第48回衆議院議員総選挙において、前原自身は京都2区で無所属で当選。しかし民進党は、自民党に絶対安定多数を単独で上回る284議席、自公政権としては定数の3分の2(310議席)を上回る313議席を許し、野党第一党の座も立憲民主党に奪われた。10月27日、前原は衆院選で党を分裂させる形で戦う原因をつくったことについて陳謝。民進党代表を引責辞任すると正式に表明した。前原が党代表の座にあったのは僅か2カ月間のことであった。
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民進党代表 (2016-2018)
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「民主党代表」の記事における「民進党代表 (2016-2018)」の解説
代代表代表選就任日退任日備考期1 岡田克也 無 2016年3月27日2016年9月15日 民主党代表から留任。第24回参院選直後に任期満了に伴う党代表選挙への不出馬を表明。任期満了で退任する代表としては初。 1 2 蓮舫 般 2016年9月15日2017年9月1日 旧民主党を含め初の参議院議員、女性代表。野党第1党の党首に女性が就任するのは土井たか子社会党委員長以来30年ぶり。2017年東京都議選での敗北やそれに伴う野田幹事長の辞任により、求心力を回復できず辞任。 2 3 前原誠司 般 2017年9月1日2017年10月30日 第48回衆院選で希望の党への合流を決断するが、立憲民主党への党分裂を招き敗北。党内の求心力を失ったため、責任を取り辞任。代表在職日数は旧民主党時代から数えて歴代最短。 4 大塚耕平 無 2017年10月31日2018年5月7日 参議院議員。国民民主党結党により民進党としては最後の代表となった。
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