ちょうどう‐いん〔テウダウヰン〕【朝堂院】
朝堂院
朝堂院
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/28 09:06 UTC 版)
詳細は「朝堂院」を参照 朝堂院は朝政と朝儀が執り行われた朝廷の正庁であり、小墾田宮の「朝庭」は住まいである「宮」から分離して朝堂院の原型が姿を見せており、「朝堂」を置いて政務を執る「朝堂政治」が開始されたのを推古天皇治下とするが、その規模が確認されたものでは、条坊制により日本史上最初に建設された都城とされる藤原京(藤原宮)の朝堂院が最古である。 朝堂院はその後平城京、難波京、長岡京、平安京と都が移っても建設され続けた。平安時代、876年(貞観18年)、1058年(康平元年)に焼失し、そのたびに再建されたが1177年(安元3年)の安元の大火ののちは再建されなかった。 内裏の焼失により里内裏が現れるようになって後、天皇が政務を執る場所は朝堂院の有無にかかわらず天皇の私的な住まいであった内裏に移り、朝儀は主に内裏の紫宸殿でおこなわれることとなった。 また、退位した天皇(上皇)が「天皇家の当主」である資格をもって政務を行う院政も朝堂院外で行われたが、これも朝廷に含められる。 なお、中国の場合とは異なり、日本では、天皇の私的な住まいである内裏の七殿五舎(後宮)には宦官が置かれず、もっぱら女官によって秩序が維持された。
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