朝政と朝儀
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/26 19:45 UTC 版)
朝堂は、朝政などの政務と朝儀とよばれる儀式の場であった。 早朝、文武百官が朝堂に参列したうえで天皇が政務をみることを朝政(あさまつりごと)という。転じて、朝廷の政務一般を指す場合もあるが、その場合は「ちょうせい」と音読するのが一般的である。朝政については、『日本書紀』に、大化3年(647年)、孝徳天皇が難波の小郡宮で「礼法」を定めたということが記されており、有位の官人は、毎朝午前4時ころまでに朝庭南門の外にならび、日の出とともに庭にはいって天皇に再拝し、そのあと正午まで朝堂で政務を執ることとされた。同時に中国式の立礼が採用され、これは後世、「難波朝庭の立礼(なにわのみかど の たついや)」と称された。 朝儀とは、同じく朝堂において行われる、さまざまな公の儀式の総称であり、天皇即位儀、元日朝賀、任官、叙位、改元の宣詔、告朔などの朝拝を中心とする儀式と、節会や外国使への賜饗など饗宴を中心とする儀式とがあった。
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朝政と朝儀
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/28 09:06 UTC 版)
「朝廷」で執り行われたのが朝政と朝儀である。 朝政は、天皇が早朝に政務をみる「あさまつりごと」として始まり、後に転じて、朝廷の政務一般を指す「ちょうせい」となった。 「あさまつりごと」については「朝政」を、「ちょうせい」については「公事#政務としての公事」を参照 朝儀とは、さまざまな公の儀式の総称であり、天皇即位儀、元日朝賀、任官、叙位、改元の宣詔、告朔などの朝拝を中心とする儀式と、節会や外国使への賜饗などの饗宴を中心とする儀式とがあった。 詳細は「朝儀」を参照
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