公事
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/06/16 00:47 UTC 版)
国中村には日頃から悪事を働く乞食がいた。ある冬の夕方、八右衛門が農作業から帰宅し、納屋に農具を仕舞おうとしたところ、その乞食が北山颪の吹く中焚火をしており、これに激情して鍬で撲殺してしまった。八右衛門は役所に自首したが、村民は乞食の死を喜び、八右衛門の免罪を訴えた。 滄洲は臨検した蔵田信中から報告書を受け取ると、その夜蔵田宅を訪れ、「あなたの心一つで罪人の命は助かる。報告書中に『死体に切創』とあるが、『切レ創(きれきず)』か『切リ創(きりきず)』か明らかにせよ。」と質した。蔵田は「切レ創」と改め、報告書を再提出した。 翌日の裁判で滄洲は「報告書によれば乞食の死は八右衛門のせいではない。」として無罪を言い渡した。
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「公事」の例文・使い方・用例・文例
- 公事に情実は禁物だ.
- 公事をする
- 公事と私事を混同するなかれ
- 公事と私事を区別せねばばらぬ
- 公事と私事を区別しなければならぬ
- 公事と私事を混合してはならぬ
- 公事と私事
- 江戸時代,公事方という,裁判関係の事務をつかさどる役職
- 江戸時代,公事方という,裁判関係の事務をつかさどる役職の人
- 江戸時代,公事方勘定奉行という,裁判関係の事務を担当する役職
- 江戸時代の,公事方勘定奉行という,裁判関係の事務を担当する役職の人
- 雑公事を銭貨で代納すること
- 雑公事に代納した銭貨
- 朝廷の公事において,位階の序列をさだめた木片
- 本公事という,江戸時代の訟訴
- 宮中の正月の公事
- 天皇と皇太子がその年のつめや髪のくずを燃やす宮中の公事
- 録事という,公事の饗宴での世話係
- 昔,日本で宮中の公事を執行した公卿
公事と同じ種類の言葉
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