柳之御所遺跡
柳之御所遺跡
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 08:09 UTC 版)
詳細は「柳之御所遺跡」を参照 柳之御所遺跡(やなぎのごしょいせき)は、平泉町に残る史跡である。1988年以降の調査で、堀に囲まれた敷地に大規模な建造物群跡や膨大な遺物群が発見された。『吾妻鏡』に記録された3代秀衡の居館・政庁の「平泉館」だった可能性が当初指摘されていたが、現在では初代清衡のときから使われていた可能性が高いとされている。なお、「柳之御所」という名称は、後代に源義経にまつわる伝説が元になって付けられたものと推測されており、奥州藤原氏の時代に由来するものではないという。 世界遺産推薦に当たっては、奥州藤原氏の政庁跡という重要性から推薦物件に含まれていた。2008年以降の再検討でも除去されることはなかったが、2011年の世界遺産委員会では浄土思想そのものとの関連性は希薄として、登録物件からの除外が決議された。
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