ゆびわものがたり【指輪物語】
指輪物語
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『指輪物語』(ゆびわものがたり、原題: The Lord of the Rings)は、イギリスのJ・R・R・トールキンによる長編小説。エルフや人間が国家を築き、戦争を繰り広げる架空の世界を舞台としたハイ・ファンタジー作品である。初期作品『ホビットの冒険』の続編として始まるが、より大きな物語になった。1937年から1949年にかけて少しずつ書かれたが、執筆期間の大部分は第二次世界大戦中であった[1]。最初の版は1954年から1955年にかけて3巻本として出版された[2]。以来多くの言語に翻訳され、増刷を重ね、20世紀の文学で最もポピュラーな作品の一つになった。
注釈
- ^ 「Gollum」という名は「呑み込むような不快な音を喉から出す癖」から付けられたものであり、それを日本語的に表現したもの。
出典
- ^ “World War I and World War II”. 2006年6月16日閲覧。
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- ^ “Exploring the Diverse Lands of Middle-earth”. 2006年6月16日閲覧。
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- ^ https://www.thestar.com/entertainment/2007/04/16/tolkien_proves_hes_still_the_king.html
- ^ “Lord of the Rings Total Franchise Revenue” (英語). Statistic Brain. (2015年9月26日) 2017年1月29日閲覧。
- ^ 【世界王室物語-ノブレス・オブリージュ】デンマーク 多才な女王の挑戦 関東学院大教授・君塚直隆(2/4ページ) - 産経新聞
- ^ “2022年10月19日に『最新版 指輪物語』(評論社文庫)が発売!”. 評論社 (2022年10月19日). 2022年11月23日閲覧。
- ^ 評論社 編集部; 田中明子 (2022). “『最新版 指輪物語』文庫刊行にあたって”. 最新版 指輪物語 1 旅の仲間 上. 評論社
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- ^ https://www.hollywoodreporter.com/tv/tv-news/how-lord-rings-tv-series-landed-at-amazon-not-netflix-1099213/
- ^ 板倉 2012, pp. 59-62.
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- ^ “『ナイトフォール・イン・ミドル・アース』の歌詞を読む” (HTML). Memorandum 1. 2007年7月11日閲覧。
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指輪物語
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「トーリン・オーケンシールド」の記事における「指輪物語」の解説
『王の帰還』の追補編AのIIIでドゥリンの一族の歴史が概説されており、トーリンの経歴についてもより詳しく述べられている。 トーリンは 第三紀2746年に生まれた。2770年にはドラゴンのスマウグにより、はなれ山(エレボール)の故郷を追われ、流離の身となる。2799年のアザヌルビザールの戦いの時、トーリンはまだドワーフとしては若年の53歳であったが、ドワーフ軍に参加しモリアの東門のもとにあるアザヌルビザール(エルフ語ではナンドゥヒリオン)へと行軍した。戦いの最中、トーリンは割れた盾を投げ捨て、斧でオークの枝を切り落とし、それを盾または棍棒代わりに使った。これがオーケンシールド(オークの盾)という名前の由来である。
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「ヴァルグ・ヴィーケネス」の記事における「指輪物語」の解説
幼い時、ヴィーケネスはJ・R・R・トールキンによって作り上げられた中世地球の小説の国に魅了された。彼のステージネームであるグリシュナック (Grishnackh)は、『二つの塔』に登場するオークから採られた。また、闇を意味するバーズム (Burzum)という名前は、『指輪物語』の一つの指輪に刻まれた暗黒語から採られている。この刻印は、「Ash nazg durbatulûk, ash nazg gimbatul, ash nazg thrakatulûk agh burzum-ishi krimpatul」と書かれており、日本語訳は、「一つの指輪は全てを統べ、一つの指輪は全てを見つけ、一つの指輪は全てを捕らえて、暗闇の中に繋ぎとめる。」である。加えて、オールド・フューネラル(英語版)に加入する前、バーズムはウルク=ハイ (Uruk-Hai)という名前で呼ばれていた。この名前も指輪物語の登場人物から採られたものである。 ヴィーケネスは、彼のウェブサイトで指輪物語に関して、この本に含まれるペイガニズムとの関連を指摘しているが、同時にトールキンのカトリックの信条のユダヤ=キリスト教的文脈も認めている。
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『ホビットの冒険』の旅立ちの年から60年、ビルボは裕福で変わりもののホビットとしてホビット庄に暮らしていたが、年月による衰えはかれには全く見られなかった。 ビルボの111歳の誕生日である第三紀の3001年9月22日。ビルボは魔法の指輪の影響を懸念した、長期にわたるガンダルフの説得に応じて、同じ日に33歳の成人となる養子のフロド・バギンズに魔法の指輪と袋小路屋敷を残して旅立ち、谷間の国へと旅した後、あくる年には裂け谷に落ち着き、詩作と著述の日々を送った。 3018年10月25日。裂け谷で「エルロンドの会議」が開かれ、ビルボが見出しフロドが相続した魔法の指輪こそ、冥王サウロンが探し求める「一つの指輪」であることが明らかになった。今後の処遇が検討され、これをモルドールの火の山へと運び破壊するべし、とエルロンドは告げた。指輪の運び手として、その発見の責任を取るべくビルボが名乗りを上げたが、これはガンダルフに退けられた。フロドが名乗りを上げ、エルロンドはフロドを運び手に選んだ。12月24日、フロドの出発の前日に、ビルボはつらぬき丸とミスリルの帷子をフロドに与える。 3019年9月21日。使命を果たしたフロドが裂け谷を訪れ、年老いてうたた寝ばかりのビルボと再会する。ビルボはかれがエルフ語から西方語に翻訳した『シルマリルの物語』含む赤表紙本と、つらぬき丸とミスリルの帷子をすでに譲ったことを忘れてふたたびフロドに与える。サムには結婚資金の金貨袋を、メリーとピピンにはエルフの作ったパイプを与えた。 3021年の9月22日。131歳の誕生日を迎えたビルボは、エルロンド、ギルドール、ガラドリエルらとの旅の途上に、ホビット庄の末つ森でフロドおよびサムと合流する。あくる日、灰色港でガンダルフとキーアダンに迎えられる。指輪所持者の一人としてフロド、ガンダルフ、エルロンドほかのエルフの諸侯らとともに至福の国アマンへと旅立った。
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