房中術とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 学問 > 世界宗教用語 > 房中術の意味・解説 

ぼうちゅうじゅつ 【房中術】

中国古くからいわれた男女交合論で、体内精気を外に出さず脳に還流させる(還精補脳)ことを説く後世淫猥堕するものも現れた。

房中術

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/25 23:01 UTC 版)

房中術(ぼうちゅうじゅつ)とは、中国古来の養生術の一種。房事すなわち性生活における技法で、男女和合の道である。


  1. ^ 繋辞上伝「易有太極、是生兩儀」。本田済『易』朝日新聞社〈朝日選書〉、1997年。 
  2. ^ 繋辞下伝「男女構精、萬物化生」。本田済『易』朝日新聞社〈朝日選書〉、1997年。 
  3. ^ a b c d e f 土屋英明『道教の房中術』文藝春秋〈文春新書〉、2003年。 
  4. ^ a b c d e 坂出祥伸『道教とはなにか』中央公論新社〈中公叢書〉、2005年。 
  5. ^ 天師道と房中術 Tianshi-dao and the Sexual Art
  6. ^ ファン・フーリック『古代中国の性生活』せりか書房、1988年。 
  7. ^ 離婁上篇「孟子曰、不孝有三、無後爲大」。小林勝人・訳注『孟子 (下)』岩波書店〈岩波文庫〉、1979年。 
  8. ^ 大形徹『不老不死 仙人の誕生と神仙術』講談社〈講談社現代新書 1108〉、1992年。 
  9. ^ a b 野口鐵郎、坂出祥伸、福井文雅、山田利明『道教事典』平河出版社、1994年。 
  10. ^  曹丕 (中国語), 全三國文/卷8#.E8.AB.96.E9.83.A4.E5.84.89.E7.AD.89.E4.BA.8B, ウィキソースより閲覧。 
  11. ^  曹植 (中国語), 曹子建集/卷十#.E8.BE.AF.E9.81.93.E8.AB.96, ウィキソースより閲覧。 
  12. ^ a b 野口鐵郎・主編『講座 道教 第三巻 道教の生命観と身体論』雄山閣出版、2000年。 
  13. ^ a b c 李遠国『道教と気功』人文書院、1995年。 
  14. ^ 福井康順、山崎宏、木村英一、酒井忠夫『道教 第二巻 道教の展開』平河出版社、1983年。 
  15. ^ 張有寯主編『実用中国養生全科』地湧社、1991年。 



房中術

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 07:56 UTC 版)

風の聖痕」の記事における「房中術」の解説

性魔術一種。男を陽、女を陰に見立てセックスによって陰陽合わせ太極に至ることを目指す術。和泉一方的に熊谷(の第二人格)とセックスを行うことで力を搾取し弱めることで封印利用しているという。

※この「房中術」の解説は、「風の聖痕」の解説の一部です。
「房中術」を含む「風の聖痕」の記事については、「風の聖痕」の概要を参照ください。


房中術

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/25 02:32 UTC 版)

道教」の記事における「房中術」の解説

道教において、性交自己自己以外の気の結合合気)で、宇宙身体の相関システム調和のために必要なものであると考えられたため、房中術が発展した。これは集団的乱交婚姻による夫との関係人間と神との想像上結合といったさまざまな形式現れるが、いずれにしても、性実践道教核心部に位置するものであった。性の力は生命表現であり、男性には創生女性には変化という役割与えられて、その気の運動によって「一気」を得て、道に近づくことができると考えられた。 房中術に関する記載は『抱朴子』や『太平経』といった初期経典にも見えるほか、たとえば天師道においては性生活宗教生活一部取り入れられ、「過度」や「合気」といった性の儀式が行われた。「過度」は、通過儀礼意とする説と、救済意とする説がある。この儀式には十歳上の一組男女弟子参加し地域祭酒(師)の教会において以下のような手順行われた(『上清黄書過度儀』による)。 師と男女は静室に入り、師は彼らを東に向かわせる。男は左に、女は右にいて、互いに手を交差し存思して神を思い浮かべる。 師は男女のために告神して救済請い弟子たち合掌して念呪し、死籍から取り除くように唱えた後、師に従って四方の神々に乞い、三気・十神存思し、六十神に祝告し、太陽・月などの五神存思する。 「合気」に入る。八生(男女定められ方位立って龍虎戯・転関・龍虎交といった性行為始める)、解結食(衣服説き、髪を結び、生気食す)、甲乙呪法性行為行いながら男女定められ呪文唱える)、王気四時五方対応する五臓の気のなかで、四時それぞれに王となる気を存思する)といった手続きがある。 神々功徳報告する嬰児回(嬰児戯れるのを模倣する)、断死(男女相手を見つめなが全身撫で呪文唱える)、謝生(十二尊に向かって生を賜ったことを感謝する)といった儀式がある。 これらの儀式合同行われることもあり、遊女通いをする道士多く道観身分の低い女性遊女受け入れ先となる場合もあった。こうした状況仏教などから批判されることもあり、寇謙之によって気の合一禁止唱えられたことがあったほか、宗派によっては房中術に対して曖昧な態度をとることもあった。たとえば、『真誥においては房中術にさほど意義認めない箇所もあれば、道に従って交接するであれば有益な術であると説く個所もある。結局陰陽交流道教からは切り離せないものであり、その交流重要性説かれ続けた。房中術の文化はのちにさまざまな方向発達し春画制作や、性交渉時の体位における工夫使用などに繋がった。唐から宋の頃になると、悦楽のための房中術も発展し性文学現れたほか、性具用いられるようになった

※この「房中術」の解説は、「道教」の解説の一部です。
「房中術」を含む「道教」の記事については、「道教」の概要を参照ください。


房中術(ぼうちゅうじゅつ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/22 09:32 UTC 版)

霊剣山」の記事における「房中術(ぼうちゅうじゅつ)」の解説

中国古代有名な方術一つである、性生活調節により養生目的を果たす。

※この「房中術(ぼうちゅうじゅつ)」の解説は、「霊剣山」の解説の一部です。
「房中術(ぼうちゅうじゅつ)」を含む「霊剣山」の記事については、「霊剣山」の概要を参照ください。


房中術

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 20:25 UTC 版)

つきツキ!」の記事における「房中術」の解説

退魔士が使う術の一種性交接吻を行うことで相手から霊力受け取り、それによって己の霊力増幅させるというもの。作中では忍にキスすることで聖が使用している。

※この「房中術」の解説は、「つきツキ!」の解説の一部です。
「房中術」を含む「つきツキ!」の記事については、「つきツキ!」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「房中術」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「房中術」の関連用語

房中術のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



房中術のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
中経出版中経出版
Copyright (C) 2024 Chukei Publishing Company. All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの房中術 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの風の聖痕 (改訂履歴)、道教 (改訂履歴)、霊剣山 (改訂履歴)、つきツキ! (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS