懸架装置とは? わかりやすく解説

サスペンション

(懸架装置 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/24 02:09 UTC 版)

サスペンション: Suspension)または懸架装置(けんかそうち)は、主に車両において、路面の凹凸を車体に伝えない緩衝装置としての機能と、車輪車軸の位置決め、車輪を路面に対して押さえつける機能を持つことで、乗り心地や操縦安定性などを向上させる機構。


注釈

  1. ^ セントラルアーム式サスペンションなどの様に各社の独自呼称とされている場合がある。
  2. ^ 空気ばねを採用すると乗客の多寡にかかわらず一定の床高を実現可能なため、ラッシュ時の床の沈み込みを防止する不必要に固い枕ばねを用いる必要が無くなり、また乗り心地も改善されるメリットがあった。このことは空気ばね台車の初期費用の高額さを補って余りあるものだったため大手私鉄を中心に採用が進んだ。

出典

  1. ^ トラック豆知識2”. 栃木日野自動車株式会社. 2005年3月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年6月20日閲覧。



懸架装置

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 07:08 UTC 版)

V号戦車パンター」の記事における「懸架装置」の解説

サスペンションは、トレーリングアームトーションバースプリング組合わせ採用しており、1アームあたり2本のトーションバー用いた折り返し式(通常の形式比べてトーションバーが2倍の長さ持ちアーム可動量が大きい)として高い地形追随能力持っていた。これにより当時戦車としては強力なエンジン合わせ機動力高かった。しかしトランスミッション改良したとはいえ重量対し適正ではなく放棄されパンター故障原因最終減速ギア損傷よるものが多い事が記録されている[要出典]。故障少な試作品もあったものの、作るための工作機械足りなくやむを得ず改設計し、そのため故障続出したともいわれる[要出典]。この箇所改設計がくり返されたが、最後まで完全にはならなかった。 異説としては、「生産効率上のため、徹底して従来からある共通部品使用するために専用部品製造避けやむを得ず不適切部品無理やり組み込んだ」というものがある。このため従来戦車よりも重く負荷大きいにもかかわらずヘリカルギアではなく旧来の平歯車組み合わせたため、乱暴なギアチェンジで歯が欠けて故障多発原因となったということである[要出典]。

※この「懸架装置」の解説は、「V号戦車パンター」の解説の一部です。
「懸架装置」を含む「V号戦車パンター」の記事については、「V号戦車パンター」の概要を参照ください。


懸架装置

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 21:11 UTC 版)

K2 (戦車)」の記事における「懸架装置」の解説

S&T大宇ハイドロニューマチック・サスペンション採用している。車体前後左右傾斜させる姿勢制御機能と半自動地形判断機能有している。この姿勢制御機能により、主砲俯角だけに頼ることなく車体傾けることにより射界確保できる。さらに、他の同世代戦車の主砲では見られないほどの高仰角油圧懸架機能結合することにより対ヘリコプター戦にも対応できるという[要出典]。

※この「懸架装置」の解説は、「K2 (戦車)」の解説の一部です。
「懸架装置」を含む「K2 (戦車)」の記事については、「K2 (戦車)」の概要を参照ください。


懸架装置

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/18 09:50 UTC 版)

ルクレール」の記事における「懸架装置」の解説

ルクレールの懸架装置は、ハイドロニューマチック採用している。同懸架装置はシトロエン社製自動車技術元になっているが、ルクレール場合シトロエン社製自動車ハイドロポンプ用いて車高調整や姿勢制御を行うのと異なり、懸架装置は単純にばねとダンパー役割だけ担っており、日本74式戦車90式戦車のように能動的に姿勢変えることはできない車輪がついたスウィングアームに力が加わると、スウィングアームつながったピストン平方向に動く。これがガス詰まったスフィアの中へ油を押し込もうし、またその時ガス圧力高まって反発力高まったり、油がスフィア出入りすることによって緩衝減衰作用がある。月刊グランドパワー2005年8月号掲載されルクレール特集記事では、懸架部分カットモデル車両装着状態の写真紹介された。 各部モジュール化することで整備性向上させるルクレール思想は、懸架装置にも表れており、スフィアピストンスウィングアームは一体で取り外すことができ、損壊した場合交換容易になっている。

※この「懸架装置」の解説は、「ルクレール」の解説の一部です。
「懸架装置」を含む「ルクレール」の記事については、「ルクレール」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「懸架装置」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「懸架装置」の関連用語

懸架装置のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



懸架装置のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのサスペンション (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、WikipediaのV号戦車パンター (改訂履歴)、K2 (戦車) (改訂履歴)、ルクレール (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS