坂本龍馬一派
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/06 16:30 UTC 版)
坂本龍馬(さかもと りょうま) 土佐藩士。底知れぬ頭脳を持ち、気配や感情が全く読み取れない謎の人物。お面をかぶっている。残虐な方法で人間観察を行うことを好む。「国の洗濯」と称し、武器や火薬を大量に揃えるなど不穏な動きをする。月下美人の件を切欠に甚三郎らと交戦。以降、忍びを警戒するようになる。後に海援隊を結成し、黒船を使い京都襲撃を計画。最期は近江屋事件で甚三郎に暗殺される。 月下美人(げっかびじん)/河上彦斎(かわかみ げんさい) 江戸に出没する女郎姿の人斬り。開国派の財力のある人物を狙う。葛飾応為の命と北斎の絵を狙い、五月塾を襲撃した際に甚三郎らと交戦。 正体は女装した男性で、熊本藩士の河上彦斎。女性のような見た目を馬鹿にされ、コンプレックスにしていたが、「どうせなら女性らしく美しくなって人を斬り、外見で侮辱していた人間に屈辱を与えよう」と考えるようになる。己の快楽のみで人斬りを行う人物。発行体を塗った刀で相手の目をくらます戦法を使う。坂本龍馬に心酔している。 ジョン万次郎/中浜万次郎(ジョン まんじろう/なかはま まんじろう) 坂本龍馬の側近。 岡田以蔵(おかだ いぞう) 土佐藩士。坂本龍馬の幼馴染。龍馬の依頼でシーボルトを仲間にしようと画策し、甚三郎と対峙。身のこなしが鋭い。史実では慶応元年(1865年)に死罪となっているが、作中では生き残っており、中岡慎太郎に扮して龍馬と行動を共にしていた。最期は龍馬とともに暗殺される。 服部半蔵正義(はっとり はんぞう まさよし) 十二代目服部半蔵。伊賀忍者。一人称は「オレ様」。自らの家柄を自慢するなど出自を鼻にかけた物言いをする。近江屋で龍馬らの護衛をしていたが、甚三郎に暗殺される。 中澤琴(なかざわ こと) のちの新選組隊士。法神流の使い手。真面目で怒りっぽい。龍馬の京都襲撃計画に参加するが、新選組に敗北し、捕らえられる。 斉藤一(さいとう はじめ) のちの新選組三番隊組長、御陵衛士。飄々とした振る舞いの人物。生気を感じさせず、軌道の読めない不気味な剣をふるう。龍馬の命で新選組に仲間入りし、情報工作していたほか、平助を監視していた。龍馬の計画には興味がなく、力試しのため協力していた。京都襲撃計画の際に平助、沖田総司と交戦。総司をあっさり斬り、強さを見せつけるが平助の忍びの術に敗れる。 ミツヒデ 龍馬が滅ぼした村で生き残った赤ん坊。龍馬の命によりジョンに育てられる。 おりょう 坂本龍馬夫人。池田屋事件の直前に結婚。
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