国家主席としてとは? わかりやすく解説

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国家主席として

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 09:14 UTC 版)

金日成」の記事における「国家主席として」の解説

国家主席就任した頃、金日成諸外国との関係樹立力を入れ1972年4月から1973年3月までに49ヶ国と国交結んだ朝鮮半島統一問題については、1972年5月から6月にかけて、南北それぞれの代表が互いに相手国の首都訪れ祖国統一に関する会談持った同年7月4日統一外国勢力によらず自主的に解決すること、武力行使によらない平和的方法を取ることなどを「南北共同声明」として発表した。しかし、対話北朝鮮側から一方的に中断してしまった。 1977年7月3日NHKの取材団が金日成へのインタビューを行う、7月13日に「金日成主席単独会見」として放送1980年代以降それまで頼みの綱だったソ連など共産圏からの援助大きく減りエネルギー不足が深刻になり、国内食糧事情悪化から大量餓死者が出たと言われる1980年10月第6回朝鮮労働党大会において金日成は「一民族一国家・二制度・二政府」の下での連邦制という「高麗民主連邦共和国創設韓国側提唱した1982年11月錦繍山主席会議室開かれた金日成金正日呉振宇金仲麟の4名による秘密会議のなかで、金日成は「東京火の海にするのがわれわれの任務」であると語った。これは、ソビエト連邦指導部なかでもレオニード・ブレジネフ北朝鮮攻撃兵器を渡すことに消極であったのに対しユーリ・アンドロポフ第三次世界大戦勃発をも辞さない決意北朝鮮対し秘密電報伝えてきたことを受けてのものであった。これに鼓舞され金日成は、韓国後方基地にあたりスパイ罪をもたない日本軍事的に叩き通常兵器軍事的優位に立つ韓国赤化しようと試みた1985年12月北朝鮮核拡散防止条約NPT)に加盟1987年11月29日起きた大韓航空機爆破事件」は犯人一人とされる金賢姫キム・ヒョンヒ)の自白によって北朝鮮による犯行であるとされ、世界各国から北朝鮮という国に対す厳しい批判強まった1991年4月19日には毎日新聞社訪朝団へのインタビュー応じた1991年9月17日には韓国と共に国際連合同時加盟する1991年10月5日生涯最後外遊である中国訪問鄧小平から改革開放迫られ帰国後の会議羅津・先鋒経済貿易地帯設置決定する1991年12月6日咸鏡南道興南フンナム)のマジョン公館で、韓国政府許可なしに同年11月30日から中国政府手配した北京首都国際空港経由電撃訪朝していた統一教会統一協会世界基督教統一神霊協会)の教祖文鮮明会談金日成サタン代表として非難し共産主義を神の敵として、その打倒力を入れてきたことで有名な人物であるために世界驚かせた(ただし、当時統一教会韓国大統領盧泰愚北方外交呼応して中国など共産圏事業手掛けており、北朝鮮との接触その人脈から始まっている)。文鮮明はこの訪朝についてソ連東欧への「神主義」「頭翼思想」の布教中国でのパンダ自動車事業を例に出して「私の勝共思想共産主義を殺す思想ではなく、彼らを生かす思想、すなわち人類救済思想」とする声明文出した会談では離散家族再会取り組むこと、核査察を受けること、自由陣営国家からの投資受け入れること、軍需産業除外した経済事業統一グループ参与すること、南北頂上会談を行うこと、金剛山開発実地などについて合意した文鮮明から35億ドル(約4400億円)もの支援約束され経済的な窮地救われる1992年1月30日北朝鮮政府国際原子力機関IAEA)の核査察協定調印したが、早くも翌年3月には核拡散防止条約NPT)を脱退し1994年4月16日金日成西側メディアインタビュー核開発否定するも、1994年6月にはIAEAまで脱退して査察拒否表明したため、核開発疑惑強まった。これに危機感覚えたアメリカ同年6月、元大統領ジミー・カーター特使として北朝鮮へ派遣するカーターとの会談金日成韓国大統領金泳三との南北首脳会談実施提案受け入れた

※この「国家主席として」の解説は、「金日成」の解説の一部です。
「国家主席として」を含む「金日成」の記事については、「金日成」の概要を参照ください。

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