反応兵器
反応兵器(反応弾)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/07 16:00 UTC 版)
「オーバーテクノロジー・オブ・マクロス」の記事における「反応兵器(反応弾)」の解説
従来の核兵器を改良し、おもに宇宙空間での威力を向上させたもの。起爆原料となる放射性物質も半減期のきわめて短いものが使用されている。30メートル長の対艦大型ミサイルから、宇宙戦闘機搭載の迎撃小型ミサイル、デストロイド火器用の弾頭までさまざまなタイプがある。統合戦争中、反統合勢力による火星開発船団への攻撃に対し、統合軍は報復戦で実戦投入した。また、グランドキャノン建設現場でも掘削用に使用された。ゼントラーディ軍との緒戦時、対艦攻撃において絶大な威力をみせるが、この時点では配備数が不十分なため、予測された本土決戦に備えて温存する策が採られる。 一方、修理や改良などの知識(概念)を持たない戦闘種族ゼントラーディ人にとって、反応兵器はプロトカルチャー絶滅によって失われたオーバーテクノロジーであった。地球人がこれを保有することに衝撃を受け、殲滅しようと思えば容易に潰せる地球にはあえて侵攻せず、フォールド暴走事故により孤立したマクロスの捕獲を優先し、その技術を盗み取らんと執拗に追い回すことになる。第一次星間大戦の最終局面において、戦力的には圧倒的に劣る地球人類であったが、地球文化に対するカルチャーショックやリン・ミンメイの歌の影響が勝利への原動力であったとはいえ、事実上反応兵器の存在がゼントラーディ軍に対して決定的なアドバンテージとなる。 戦後、宇宙移民が進み移民惑星間の衝突が起こる時代になると、大量殺戮兵器である反応兵器の使用は政治問題を招くため銀河条約により凍結され、使用には新統合軍総司令部の許可が必要となった(一部、闇ルートで売買される例もある)。これを一因として、特殊作戦用の高性能な次世代VF(AVF)開発が計画されることになった。ただし、製造・配備や使用を前提とする整備は行われており、マクロス7船団のバロータ戦役やマクロス・フロンティア船団のバジュラ戦役など、未知の強大な敵対的異星勢力との交戦において、特例として使用が認められるケースにおいては、相当数が投入される。 『マクロス・クロニクル』によると、起爆に重量子を使用した現実の純粋水爆に近い核兵器とされている。ゆえに初期生産ロットの一部の反応弾を除き、基本的に残留放射性物質は発生しない。また、『マクロスF』の小説版においては、核兵器ではなく弾頭に反物質を搭載した対消滅兵器であることが記されている。水素爆弾の起爆剤に「反物質」を使用した純粋水爆に設定が変更されたのか、劇中の歴史のなかで反応兵器の仕様定義が変更されたのかは不明。
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反応兵器
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「マクロスシリーズの用語一覧」の記事における「反応兵器」の解説
オーバーテクノロジーにより開発された、熱核反応を利用した兵器。
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