他のプロレスラーとの関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 21:51 UTC 版)
ジャイアント馬場との関係 新人の頃、馬場にシャツの裾が出ていることを注意され、一度裾をズボンに入れるがすぐに「馬場さん、やっぱりこっちの方が良いです」と言ってまた裾を外へ出した。全日本において絶対的存在であった馬場へ口答えした秋山を見て他の選手は慌てふためいたものの、「コイツは大物になる」と感じた馬場は「最近の若者はよく判らん」と言いながら笑って許した(馬場の教えから、現在もノアの選手の多くがシャツの裾をズボンに入れている)。 秋山を正統派のベビーフェイスに育てたかった馬場は「ストンピングのような下品なことはするな」と指導したが、秋山は試合中に使っていた。 小橋建太との関係 鳴り物入りで入団した秋山も、新弟子時代は厳しすぎる練習の日々と先輩からの嫉妬の目で心身とも参っていた。その時「何かあったら俺が相談に乗るよ」と言ってくれたのが他ならぬ小橋である。「人生で一番つらい時期」を助けてくれた小橋との歴史はここから始まる。小橋相手のデビュー戦は「何も出来なかった」と後に述懐しており、完全に小橋に引っ張ってもらった試合であったと語る。数年後、その小橋と「BURNING」を結成し、三沢・小川良成組の「アンタッチャブル」、川田利明・田上組の「聖鬼軍」、そして高山・大森組の「ノーフィアー」と激戦を繰り広げ、世界タッグ王者のベルトも巻いた。 しかし、2000年2月に下克上を掲げて反旗を翻し、NOAHの旗揚げ戦、有明決戦と経て、最大のライバル関係となった。「小橋さんが居るからNOAHは最高」や、「僕がNOAHを辞める時は小橋さんが辞める時」、そして三沢光晴を破って初めてGHCを戴冠した時に長期離脱中だった小橋のために「小橋さんが戻ってくるまで巻いている」等の発言から分かるように秋山は心から小橋を尊敬しており、秋山のプロレス人生には常に小橋が存在していた。 2度目のGHCを奪取した時もベルトを腰に巻かなかった。理由として「小橋さんに勝つまでは巻かない」と、秋山の中ではたとえベルトを持っていたとしても、最強の人は小橋であると考えている。 川田利明との関係 川田をあまり好きではなかったと公言しており、「全日本時代、川田さんのことは本当に嫌いだった。でも、自分がプロレスラーとして強くなれたのは、川田さんに叩きのめされ続けてきたから」と、多くのインタビューで語っている。なお、対四天王シングル戦では唯一、川田にだけ未勝利であるため、川田に勝つことが出来れば四天王越えが達成される。その件についてプロレス誌に「四天王で唯一シングルで勝ってない選手がいますが?」と質問されて「わかりますよ。川田さんでしょ」と即答している。 大森隆男との関係 大森は同い年(誕生日も一週間違い)でデビューも一ヶ月違いと、唯一の同期と呼べる存在である。大森とのコンビで、アジアタッグ王座12回連続防衛(力道山&豊登組に並ぶ歴代2位タイ)の記録を残すが、秋山は同期とのタッグであり先輩が試合の組み立て方を教えてくれる訳ではない中で「自分たちでやらないといけない」という意識が芽生えたが、一方で世界タッグの王者組であった時よりもタッグとして確立した印象があると大森は後に答えている。早くからトップグループに入った秋山に対し、大森はなかなか芽が出なかった。その後、大森は高山善廣とのタッグ「ノーフィアー」でブレイクし、シングルでも2000年のチャンピオン・カーニバルにてわずか7秒で秋山を下す(後述)。しかし、2003年に大森がノアを飛び出す形で退団。秋山は直後の試合でアックスボンバーを出すと、「くされアックスボンバー!」と絶叫し、怒りを露わにしていた。 その後、紆余曲折を経て大森は全日本プロレスに再入団。2012年にはノア所属の三冠王者・秋山に、全日所属の大森が挑戦するタイトルマッチが実現した。さらに翌年には、秋山も全日に再入団。「GET WILD」で再度ブレイクを果たしながらも、征矢学の退団によりパートナー不在となっていた大森に救いの手を差し伸べ、「ワイルド・バーニング」を結成。世界タッグ王座の獲得や、2014年世界最強タッグ決定リーグ戦での優勝を果たす。全日再入団後は、大森を立てる発言も残すなど、関係も円満になった。 KENTAとの関係 尊敬する小橋をめぐって、KENTAとは犬猿の仲であり、試合でタッグを組むことは無い上、対戦となるとKENTAは、感情を剥き出しにして秋山に攻めかかり、秋山も冷徹非情にKENTAを痛めつける。KENTAは秋山のことを『秋山氏』、『白パン』と呼ぶほど両者の溝は大きいが、秋山自身は雑誌インタビューで「丸藤正道とKENTAはどちらが将来性があるか」と尋ねられた際、「身体を張って頑張っているのだからKENTAの方が将来性がある」と認めており、GHC防衛戦の際も「ジュニアが身体張って頑張っているのだから」と認める発言を最近は繰り返している。
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