二上達也

美術人名辞典

二上達也

読み方：ふたかみ　たつや

将棋棋士。昭和７年（1932）北海道生。渡辺東一に入門、昇級を重ね九段に昇る。大山康晴への挑戦を繰り返し棋聖を獲得。将棋大賞最優秀棋士賞授賞。日本将棋連盟会長。著書に『詰将棋魔法陣』等。東京住。

日本将棋連盟 棋士・女流棋士一覧

二上 達也（ふたかみ たつや）

九段

棋士番号

57

生年月日

1932年1月2日

出身地

北海道函館市

師匠

（故）渡辺東一名誉九段

竜王戦

1組3期

順位戦

Ａ級27期

通算成績

856勝752敗

昇段履歴

1950年　二段
1950年　四段
1952年　五段
1953年　六段
1954年　七段
1956年　八段
1973年　九段
1990年3月　引退

Tatsuya Futakami

タイトル履歴

王将	1期（第12期-1962年度）
棋聖	4期（第8期-1966年前期・37期～39期）
登場回数合計	26回 名人：3回（第21期-1962年・23期・26期） 十段：3回（第4期-1965年度～6期） 九段：2回（第10期-1959年度・12期） 王位：1回（第5期-1964年度） 王将：5回（第9期-1959年度～10期・12～13期・19期） 棋聖：12回（第2期-1963年度前期・7～9期・19期・26～27期・33期・37～40期）
獲得合計	5期

優勝履歴

最強者決定戦	1回（第1回-1961年度）
高松宮賞争奪選手権戦	1回（第7回-1962年度）
日本将棋連盟杯争奪戦	1回（第9回-1976年度）
その他	2回
優勝合計	5回

将棋大賞

第 8回（1980年度）	最優秀棋士賞
第17回（1989年度）	特別賞
第31回（2003年度）	東京将棋記者会賞

その他表彰

1977年	将棋栄誉賞（通算六百勝達成）
1987年	将棋栄誉敢闘賞（通算八百勝達成）
1992年	紫綬褒章
2001年	函館市栄誉賞
2002年	勲四等旭日小綬章

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二上達也

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/08/27 15:02 UTC 版)

二上 達也（ふたかみ たつや、1932年（昭和7年）1月2日 - 2016年（平成28年）11月1日）は、将棋棋士。渡辺東一名誉九段門下で棋士番号は57。タイトル獲得通算5期。1990年引退。

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二上達也

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「棋風」の記事における「二上達也」の解説

居飛車の攻め将棋で、二上定跡として有名である相掛かりガッチャン銀戦法が知られる。相矢倉でも守りが薄い状態で攻め込み短手数で終局するため、展開の早い勝負になりやすく、終盤の力で勝負するので「寄せの二上」と呼ばれ、スピーディーな指し回しが大きな持ち味で、木村14世名人も二上のスピードの早い将棋を評価していた。塚田正夫からは自分とその師の花田長太郎とを足して二で割ったようだと称された。