主幹事業とは? わかりやすく解説

主幹事業

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 14:40 UTC 版)

三菱地所」の記事における「主幹事業」の解説

国内不動産ディベロッパーとしては三井不動産住友不動産鼎立を成す大企業である。不動産業界としては三井不動産に次ぐ2位。旧三菱財閥開発した東京駅一帯の「大丸有地区」(大手町丸の内有楽町)に30棟以上のビル保有している。特に丸の内三菱グループ本社ビルなど多く物件保有することから俗に丸の内大家」とも呼ばれている。三菱開発してきたという歴史的経緯から三菱クループの「御三家」と呼ばれる三菱UFJ銀行三菱商事三菱重工業など三菱グループ主要各社本社多数集積しており、丸の内一帯は「三菱」と例えられるほど強力な地盤を持つ。また「横浜みなとみらい21地区開発にも大きく関わっており、1993年には同地区シンボルとも言える横浜ランドマークタワービルとしては当時日本一の高さ)を開業させている。さらに大阪最後一等地呼ばれる大阪駅北側の「うめきた再開発主導しており、2013年にはグランフロント大阪開業させた。他にも、大手町2丁目常盤橋地区再開発計画TOKYO TORCH」も進めており、2027年度には高さ390mと日本一となる予定トーチタワー竣工する見込みである。 今は前述大丸有地区において、1998年から2017年まで20年間で総額9500億円を投資して高層ビル建て替えをする都市再生事業展開している。これは既存オフィスビルを、業務商業文化機能付加され超高層複合商業ビル建て替える事で、街全体魅力を向上させて新規ビル既存ビル入居率賃料向上させる戦略基づいている。既にその「第1ステージ」(1998年 - 2007年)として、丸の内ビルディング丸ビル)、日本工業倶楽部会館三菱UFJ信託銀行本店ビル丸の内オアゾ東京ビルディング新丸の内ビルディング新丸ビル)、ザ・ペニンシュラ東京の6棟を新たにオープンさせた。2008年から2017年までの「第2ステージ」では7-8棟を建て替える予定である。既に2009年に「第2ステージ第1弾」として丸の内パークビルディング三菱一号館古河ビル丸ノ内八重洲ビル三菱商事ビル3棟の一体建替計画)が、2012年1月第2弾として丸の内永楽ビルディング丸の内1-4計画東銀ビル3棟建て替え計画)が、2012年10月には第3弾として大手町フィナンシャルシティ ノースタワー・サウスタワー(大手町一丁目第2地区計画)を竣工させた。また「第2ステージ第4弾」として、大手町ホトリア大手町1-1計画りそな・マルハビル三菱東京UFJ銀行大手町ビル建て替え計画)が2016年度竣工し第5弾としては丸の内二重橋ビル富士ビル東京會舘ビル東京商工会議所ビル3棟の一体建て替え計画)が2018年竣工第6弾としては大手町フィナンシャルシティグランキューブ大手町連鎖型都市再生プロジェクト第3次事業)が2016年度中に竣工している。丸の内一帯純粋なビジネス街としての性格極めて強かったため、再開発に伴いビル低層部に高級ブランド飲食店誘致するなど商業機能強化した大丸有地区始め三菱地所所有ビル運営は、グループ会社である三菱地所プロパティマネジメント担っている住宅事業では、グループ会社三菱地所レジデンスが『ザ・パークハウス(The Parkhouse)』ブランド全国展開する分譲マンション事業主体とし、都心部の高級マンションの他、仙台市泉パークタウン代表される郊外でのニュータウン開発にも多く実績を持つ。同社2010年2011年分譲マンション供給戸数ランキング全国1位(5,424戸、5,331戸)である。全国的に幅広く事業展開し供給戸数も多いため『ザ・パークハウスブランド認知度は高い。マンション管理三菱地所コミュニティが担う。近年では不動産流動化スキーム用いた都心部賃貸マンション事業(「ザ・パークハビオ」)、分譲一戸事業(「ザ・パークハウス ステージ」)、資産形成マンション事業(「ザ・パークワンズ」) 、リノベーションマンション事業(「ザ・パークリモア」)なども積極的に展開する海外でも多く実績があり、中国タイシンガポールオーストラリア拠点大規模な複合開発を行う。 また、2000年代から商業施設開発・運営にも注力している。丸の内エリア商業化や、アウトレットモールグループ会社三菱地所・サイモンが「プレミアム・アウトレット」のブランド名で展開)の開発積極的に進めているほか、2012年には大型ショッピングセンター新たな基幹ブランド名称「MARK ISマークイズ)」を策定し、その第一弾として2013年4月MARK IS 静岡静岡市葵区)が、続けて同年6月にはMARK IS みなとみらい横浜市西区)が開業した。さらに、「大阪最後一等地」と称される大阪駅北地区通称うめきた」)の先行開発区域グランフロント大阪)を代表事業者として落札し2013年4月に街開き迎えた2018年7月にはうめきた2期の代表事業者にも選ばれている)。今後商業施設の「コロワ(Corowa)」ブランドも展開予定で、2018年4月コロワ甲子園開業したこの他にも、高級ホテルチェーンであるロイヤルパークホテルズなどの運営手掛けている。

※この「主幹事業」の解説は、「三菱地所」の解説の一部です。
「主幹事業」を含む「三菱地所」の記事については、「三菱地所」の概要を参照ください。

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