ロームフェラ財団
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/26 09:35 UTC 版)
「新機動戦記ガンダムW Frozen Teardrop」の記事における「ロームフェラ財団」の解説
サンカント・クシュリナーダ 【登場編:-|○|-|○|○】 ロームフェラ財団代表。トレーズの祖父。 財団代表就任前、サブリナの乗る地球使節団のシャトルの爆破テロを指揮し、地球と宇宙の対立を決定的とする。その後コロニー独立運動の集会に参加し、若き日の指導者ヒイロ・ユイと論戦を繰り広げる。議論はかみ合わなかったものの、ヒイロのことを認め以後友人となる。 財団代表就任後、サンクキングダムと連合軍の戦いにおいては、外交手腕を発揮しサンクキングダムの勝利を陰から演出する。その後も、ロームフェラ財団代表として地球圏統一連合に影響を持ちつつ、レジスタンス組織『シャーウッドの森』にクシュリナーダ家当主として資金援助を行い、迷っていた指導者ヒイロ・ユイに行動を行うよう諭すなど、孫のヴァンに引き継がれる「コントロールされた戦いによる平和」構築を進める。 シャーウッドの森の後身であるアウトローにも引き続き資金援助を行っていたが、彼らが戦闘動画をネット上に上げたことを、ヒイロやピースクラフト家の活動の足を引っ張る、戦いを市民に広げる行為と判断して援助を停止する。 晩年は娘であるアンジェリーナを溺愛する頑迷で前時代的思想の持ち主となっており、アンジェリーナの妊娠を知ると、宇宙での出産が危険という迷信からアンジェリーナをアインの元から拉致し強引に離婚させ、財団の有力者であるカタロニア家のフンデルトと再婚させる。 アンジェリーナ・クシュリナーダ 【登場編:-|○|-|-|-】 トレーズとヴァンの母親。ロームフェラ財団代表サンカント・クシュリナーダ公爵の一人娘。アイン・ユイとの熱烈な恋愛を経て半ば駆け落ち状態でコロニーに移住し結婚。しかしトレーズの妊娠を知ったサンカントにより地球に連れ戻される形で別離し、後に政略結婚により二十歳以上年上のフンデルト・カタロニアと再婚させられ、彼との間にヴァンを儲ける。 アイン・ユイが指導者ヒイロ・ユイの暗殺に巻き込まれて死亡したことを契機に、心身のバランスを崩しサンクキングダムの王立病院に入院、さらにサンクキングダム崩壊前にL-1コロニーに転院し、そこでヴァンの暗殺に巻き込まれ死亡する。 精神を病み、(地球の代表であるクシュリナーダ家とコロニーの代表であるユイ家の間に懸け橋として生まれた)トレーズに世界の支配者となることを求める一方ヴァンに全く興味を向けない彼女の姿がトレーズ、そしてヴァンの成長に大きく影響を与えることとなった。 ツバロフ・ビルモン 【登場編:-|○|-|-|-】 ヒイロユイ暗殺による5博士の逃亡後、セイスと共にリーオーの開発を行った技師。 トラゴスの開発に成功し、担当していたマリウス・プラントで量産体制を確立しようとするも、無理なスケジュールによる労働環境の悪化から労働者の反乱を招いてしまい更迭された。この労働者の反乱が第一次月面戦争のきっかけとなってしまう。 ウェリッジ侯爵 【登場編:-|-|○|-|-】 ロームフェラ財団の一員で、親サンクキングダムな思想の持ち主。サンカントの旧友。 サンクキングダムが戦火に巻き込まれた際、サブリナを説得し宇宙に疎開させる。 地球にワイバーンで降下したカテリナを一時匿い、同様に地球に降下したサブリナ、指導者ヒイロ・ユイの世話を行う。 TVアニメに登場するウェリッジ侯爵の祖父。 エリック・シャーゴールド、エリック・ピースクラフト 【登場編:-|-|○|-|-】 サンカント・クシュリナーダの親友。 もともとは貴族出身ではなかったが、親族からの莫大な遺産と地位を相続してから財団の重要な地位についた。 ウェリッジ侯爵と親交があり、その関係でサブリナの補佐役となる。 サンクキングダムと連合軍の停戦会議において、講和条件として提示されたサンクキングダムに対するピースクラフト家の総資産の5倍以上という莫大な賠償金を受諾するようサブリナに進言、サブリナに内密にその全額を彼の個人資産で賄った。 その後、サブリナに求婚されピースクラフト王家に婿入りする形で結婚、シャーゴールド家の資産は他家の養子となった場合は相続できない決まりとなっていたため親族のマックスウェル神父に相続されることとなる。 サブリナとの間に娘カテリーナを儲けるが、その3か月後にカテリナを恨む元軍人の爆破テロにより死亡。
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ロームフェラ財団
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「アフターコロニーの勢力」の記事における「ロームフェラ財団」の解説
欧州の王侯貴族ら特権階級が母体となり設立され、本来の結成目的は美しい自然や古き良き伝統の保護だった。しかし、その後、既得権益保護と拡大を目的とする色彩が極めて濃くなり、トレーズ・クシュリナーダや一部のメンバーはその事を憂えていたようである。 その権益の多くは戦争の管理により生産・拡大されるものであり、地球圏統一連合軍時代からかなりの影響力を行使していた。統一連合がコロニーとの和平に動き出していたのを良しとせず、オペレーション・デイブレイクで統一連合首脳陣の殲滅と地上の連合軍主要基地をOZに占領させる。A.C.195年中期には、新型の無人機動兵器であるモビルドールを用いて、特務機関であるOZをほぼ完全に牛耳るオペレーション・ノヴァを実行。新生OZの軍事力を増強と同時に各国への示威行動が目的でデルマイユとツバロフ技師がその中心となっていた。この作戦で使用されたモビルドールはすべて宇宙で生産されたビルゴであり、これらを地球に降下させることで地球上での戦力増強を図ることも目的の一部であったと思われる。しかし、この作戦は大きく動いていたため、デュオ・マックスウェルやゼクス・マーキスが何とか阻止しようと資源やモビルドールを積んだ輸送船を破壊して回っていたが、それでも阻止することは出来なかった。最終的には、この作戦は成功したといえる。 デルマイユ候によりそのカリスマ性を見抜かれたリリーナ・ピースクラフトを傀儡として財団代表にしたが、彼の思惑が外れリリーナがOZに武装解除を求めコロニー側との和平解決を求める演説をしたためにデルマイユ候が失脚、ホワイトファング決起による混乱に乗じたトレーズが復活しリリーナも失脚した。 デルマイユ侯の指示のもと、行ったモビルドールによる紛争鎮圧のための軍事行動であるが、実は財団の力を世界各国に見せつけ、反旗を翻したトレーズ派の粛清が目的であった。
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