リンドウ(竜胆)の花言葉
リンドウ(竜胆)の主な花言葉は「悲しんでいるあなたを愛する」、「正義」、「誠実」など。公平さを暗示する花言葉が多い。
一般的なリンドウの花色は青紫色である(白色のリンドウもある)。青紫色は悲しみを連想させる色であり、そこから「悲しんでいるあなたを愛する」という切なさを含む花言葉が生まれたという説がある。
#リンドウの薬効からつけられた説
リンドウは昔から薬効があることで注目されていた植物で、根の部分は漢方薬として重宝されてきた歴史がある。リンドウによって病気に打ち勝つことができるので、「勝利」という花言葉がつけられたと言われている。民間医療において、腹痛や消化不良、食欲不振などの改善に用いられてきた。古代エジプト時代から薬用として栽培され、現代においても生薬として使われている。
#リンドウの見た目からつけられた説
リンドウの姿や佇まい、咲き方などによっても、いくつかの花言葉が作られたという説がある。
・「あなたの悲しみに寄り添う」、「寂しい愛情」
リンドウは群生するのではなく、単独で育つという習性がある。寒色系の花が単独で咲いている姿は少し寂しそうに見えるため、「寂しい愛情」という花言葉がつけられたとされる。また、群れずにひっそりと咲く姿は、遠くから見守ってくれているように見えるため「あなたの悲しみに寄り添う」という花言葉が生まれたと言われている。リンドウの健気な姿に感化された花言葉である。
・「正義」、「的確」
リンドウは太陽が差し込めば花が開き、光が無ければ閉じるという習性がある。太陽に合わせて律義に花を開閉する姿から、「正義」や「的確」という花言葉がつけられたという説がある。
・「誠実」
リンドウが山間の厳しい環境でも力強く咲いていることが、「誠実」という花言葉の由来であるとされている。
・「貞淑」
リンドウは太陽に向かってしか花を咲かせず、夜に咲くことはない。そのため、性的に清らかであることを暗示しているとして、「貞淑」という花言葉がつけられたという。リンドウの代表的な色は青であるため、「性的に青い」=「貞操観念がある」というイメージがもたれている。
#ウサギとリンドウの伝説に由来する説
奈良時代に、役小角(えんのおずぬ)という修験者がいた。ある日彼が山道を歩いていると、一匹のウサギと遭遇した。ウサギが土の中から何かを掘り出そうとしていたため、役小角が不思議に思い尋ねたところ「主人が病気であるためこの植物を探していた」と言いリンドウの根を持ち去って行った。役小角も土を掘り、同じ植物を見つけ持ち帰った。そして早速病人に与えてみると、病気がみるみる治っていった。役小角は神様がウサギを使い霊薬へと導いてくれたと感じたという。この伝説から、霊薬で病気に打ち勝てるとのことから「勝利」という花言葉がつけられたという説がある。
#紫色のリンドウの花言葉:「満ちた自信」
紫色のリンドウは原種のオリジナルカラーに近い色であるため、基本的には「悲しんでいるあなたを愛する」、「正義」、「誠実」というリンドウの全般的な花言葉の意味合いが強くなる。紫色のリンドウの独自の花言葉は「満ちた自信」で、太陽に向かい堂々と咲いている姿に由来している。また、西洋・東洋を問わず、紫色は高貴な色として認識されていることも、「満ちた自信」という花言葉に繋がっている。そのため、いつまでも誇りを持って生きて欲しいというメッセージを込めて、敬老の日に紫色のリンドウを贈ることが多い。
#白いリンドウの花言葉:「貞節」、「純潔」、「的確」
白のリンドウは真っ白な花を咲かせ、白のイメージ通り清潔で可憐な印象がある。そのため、「純潔」という花言葉がつけられている。また、太陽の光があれば花開き、暗いと閉じるという的確さにより、「的確」という花言葉がつけられたと言われている。同様に、昼は空に向かって咲き誇り、夜は閉じるさまが貞操を守っているとして、「貞節」という花言葉がつけられている。白いリンドウは貞淑で純潔な乙女を連想させる花であるため、愛の告白やプロポーズの際のプレゼントに向いている。
#ピンクのリンドウの花言葉:「愛らしい」
ふんわりした色味のピンクのリンドウは可愛らしい見た目であることから、「愛らしい」という花言葉がつけられている。また、ひっそりと単独で咲く姿も愛らしさがある。日本にはピンクのリンドウ独自の花言葉はつけられておらず、西洋の花言葉となる。女性へのプレゼントに向いているほか、ほかの色のリンドウの花と混ぜブーケを作ると華やかになる。
#ポジティブな意味の本数
・1本:「あなたが運命の人」
・3本:「愛している」
・4本:「一生愛し続ける」
・6本:「あなたに夢中」
・8本:「思いやりに感謝」
・9本:「いつも一緒にいよう」
・11本:「最愛」
・12本:「恋人(奥さん)になって」
・40本:「永遠の愛を誓う」
・50本:「永遠」
・99本:「永遠の愛」
・108本:「結婚してください」
これらは全てポジティブな本数であるため、上記の数でリンドウの花束を作るとポジティブなメッセージが強まる。少ない本数でも、「あなたが運命の人」、「一生愛し続ける」など素敵な意味をプラスできる。また、12本はプロポーズにぴったりの花言葉であるだけでなく、12本の花を贈られると幸せになるという言い伝えがある。結婚式のブーケにおいても、白いリンドウの花12本で作られることもある。
#ネガティブな意味の本数
・15本:「ごめんなさい」
・16本:「不安な愛」
・17本:「絶望の愛」
本数によってはネガティブなメッセージになってしまうため、マイナスの意味を持つ本数を把握しておく必要がある。「絶望の愛」や「不安な愛」など悪い意味にならないように、事前確認をしてからオーダーすることが大事だ。本数別の花言葉を把握している人はそれほど多くないが、失礼の無いように贈るのがマナーである。
※ 花言葉の内容は諸説あります。
リンドウ花言葉の由来
#リンドウの色からつけられた説一般的なリンドウの花色は青紫色である(白色のリンドウもある)。青紫色は悲しみを連想させる色であり、そこから「悲しんでいるあなたを愛する」という切なさを含む花言葉が生まれたという説がある。
#リンドウの薬効からつけられた説
リンドウは昔から薬効があることで注目されていた植物で、根の部分は漢方薬として重宝されてきた歴史がある。リンドウによって病気に打ち勝つことができるので、「勝利」という花言葉がつけられたと言われている。民間医療において、腹痛や消化不良、食欲不振などの改善に用いられてきた。古代エジプト時代から薬用として栽培され、現代においても生薬として使われている。
#リンドウの見た目からつけられた説
リンドウの姿や佇まい、咲き方などによっても、いくつかの花言葉が作られたという説がある。
・「あなたの悲しみに寄り添う」、「寂しい愛情」
リンドウは群生するのではなく、単独で育つという習性がある。寒色系の花が単独で咲いている姿は少し寂しそうに見えるため、「寂しい愛情」という花言葉がつけられたとされる。また、群れずにひっそりと咲く姿は、遠くから見守ってくれているように見えるため「あなたの悲しみに寄り添う」という花言葉が生まれたと言われている。リンドウの健気な姿に感化された花言葉である。
・「正義」、「的確」
リンドウは太陽が差し込めば花が開き、光が無ければ閉じるという習性がある。太陽に合わせて律義に花を開閉する姿から、「正義」や「的確」という花言葉がつけられたという説がある。
・「誠実」
リンドウが山間の厳しい環境でも力強く咲いていることが、「誠実」という花言葉の由来であるとされている。
・「貞淑」
リンドウは太陽に向かってしか花を咲かせず、夜に咲くことはない。そのため、性的に清らかであることを暗示しているとして、「貞淑」という花言葉がつけられたという。リンドウの代表的な色は青であるため、「性的に青い」=「貞操観念がある」というイメージがもたれている。
#ウサギとリンドウの伝説に由来する説
奈良時代に、役小角(えんのおずぬ)という修験者がいた。ある日彼が山道を歩いていると、一匹のウサギと遭遇した。ウサギが土の中から何かを掘り出そうとしていたため、役小角が不思議に思い尋ねたところ「主人が病気であるためこの植物を探していた」と言いリンドウの根を持ち去って行った。役小角も土を掘り、同じ植物を見つけ持ち帰った。そして早速病人に与えてみると、病気がみるみる治っていった。役小角は神様がウサギを使い霊薬へと導いてくれたと感じたという。この伝説から、霊薬で病気に打ち勝てるとのことから「勝利」という花言葉がつけられたという説がある。
リンドウの英語の花言葉
リンドウの英語の花言葉は「I love you best when you are sad(悲しんでいるあなたを愛する)」、「loveliness(愛らしい)」、「intrinsic worth(固有の価値)」である。西洋の花言葉と日本の花言葉のどちらが先につけられたのかが定かではないが、「I love you best when you are sad(悲しんでいるあなたを愛する)」と日本語の花言葉の「悲しむあなたを愛します」は似ている。また、「loveliness(愛らしい)」という花言葉は、リンドウの花の可愛らしさに由来している。「intrinsic worth(固有の価値)」という花言葉は、リンドウが単独でも美しく咲いていることからつけられている。リンドウ色別の花言葉の解説
リンドウには紫、ピンク、白などがあり、それぞれ独自の花言葉を有する。#紫色のリンドウの花言葉:「満ちた自信」
紫色のリンドウは原種のオリジナルカラーに近い色であるため、基本的には「悲しんでいるあなたを愛する」、「正義」、「誠実」というリンドウの全般的な花言葉の意味合いが強くなる。紫色のリンドウの独自の花言葉は「満ちた自信」で、太陽に向かい堂々と咲いている姿に由来している。また、西洋・東洋を問わず、紫色は高貴な色として認識されていることも、「満ちた自信」という花言葉に繋がっている。そのため、いつまでも誇りを持って生きて欲しいというメッセージを込めて、敬老の日に紫色のリンドウを贈ることが多い。
#白いリンドウの花言葉:「貞節」、「純潔」、「的確」
白のリンドウは真っ白な花を咲かせ、白のイメージ通り清潔で可憐な印象がある。そのため、「純潔」という花言葉がつけられている。また、太陽の光があれば花開き、暗いと閉じるという的確さにより、「的確」という花言葉がつけられたと言われている。同様に、昼は空に向かって咲き誇り、夜は閉じるさまが貞操を守っているとして、「貞節」という花言葉がつけられている。白いリンドウは貞淑で純潔な乙女を連想させる花であるため、愛の告白やプロポーズの際のプレゼントに向いている。
#ピンクのリンドウの花言葉:「愛らしい」
ふんわりした色味のピンクのリンドウは可愛らしい見た目であることから、「愛らしい」という花言葉がつけられている。また、ひっそりと単独で咲く姿も愛らしさがある。日本にはピンクのリンドウ独自の花言葉はつけられておらず、西洋の花言葉となる。女性へのプレゼントに向いているほか、ほかの色のリンドウの花と混ぜブーケを作ると華やかになる。
リンドウ本数別の花言葉の解説
リンドウには本数別の花言葉はないため、花全般の本数別の花言葉が使える。本数によって花言葉の意味が変わるため、花の色の花言葉と組み合わせることで深みのあるメッセージを伝えることができる。#ポジティブな意味の本数
・1本:「あなたが運命の人」
・3本:「愛している」
・4本:「一生愛し続ける」
・6本:「あなたに夢中」
・8本:「思いやりに感謝」
・9本:「いつも一緒にいよう」
・11本:「最愛」
・12本:「恋人(奥さん)になって」
・40本:「永遠の愛を誓う」
・50本:「永遠」
・99本:「永遠の愛」
・108本:「結婚してください」
これらは全てポジティブな本数であるため、上記の数でリンドウの花束を作るとポジティブなメッセージが強まる。少ない本数でも、「あなたが運命の人」、「一生愛し続ける」など素敵な意味をプラスできる。また、12本はプロポーズにぴったりの花言葉であるだけでなく、12本の花を贈られると幸せになるという言い伝えがある。結婚式のブーケにおいても、白いリンドウの花12本で作られることもある。
#ネガティブな意味の本数
・15本:「ごめんなさい」
・16本:「不安な愛」
・17本:「絶望の愛」
本数によってはネガティブなメッセージになってしまうため、マイナスの意味を持つ本数を把握しておく必要がある。「絶望の愛」や「不安な愛」など悪い意味にならないように、事前確認をしてからオーダーすることが大事だ。本数別の花言葉を把握している人はそれほど多くないが、失礼の無いように贈るのがマナーである。
リンドウの怖い花言葉
リンドウには怖い花言葉があるという話も聞くが、実際には怖い花言葉は存在しない。「悲しんでいるあなたを愛する」という、相手の不幸を喜んでいるように聞こえる花言葉があるため、怖い花言葉があると誤解されているふしがある。実際の意味合いは、悲しみに寄り添うというものなので、怖い要素は全く入っていない。むしろ、ポジティブなメッセージが強い花言葉である。また、黄色は西洋で「裏切り」や「ならず者」などネガティブなイメージが強い色であるが、リンドウにおいては黄色でもポジティブな花言葉となっている。※ 花言葉の内容は諸説あります。
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