8月31日の誕生花

実用日本語表現辞典

8月31日の誕生花

8月31日生まれの代表的な誕生花は、「リンドウ」である。秋に小ぶりの釣鐘形の花を咲かせる。青や紫の花色のイメージが強いが、白、ピンクなどもある。

8月31日の誕生花一覧

8月31日生まれの誕生花には、「リンドウ」「サルビア」「ハイビスカス」「ヒマワリ」「クローバー」「レンゲソウ」などがある。

誕生花の意味、解説、花言葉

■リンドウ（竜胆）
リンドウ科リンドウ属。和名：竜胆とも書く。

リンドウは薬草として利用されてきた歴史を持ち、リンドウ＝病気に打ち勝つというイメージから「勝利」「正義」という花言葉がつけられた。また、花は天気が悪い日は咲かず、晴れた日のみ空に向かって花が咲くため、これが「誠実」「貞節」という花言葉につながったとされる。リンドウは、群生をせずに野山に咲き、その1本だけ凛々しく咲く姿や、青や紫といった寒色系の花色から、「寂しい愛情」「悲しんでいるあなたを愛する」「あなたの悲しみに寄り添う」という花言葉がつけられた。

●リンドウの花言葉
・勝利
・正義
・誠実
・貞節
・寂しい愛情
・悲しんでいるあなたを愛する
・あなたの悲しみに寄り添う


■サルビア
シソ科サルビア属（アキギリ属）。和名：ヒゴロモソウ（緋衣草）。
サルビアの属名「Salvia（サルビア）」は、ラテン語の「salvus」が語源で、フランスで「sauge」、さらにイギリスで「sage」と変化した。「sage（セージ）」は、英語で賢人の意味でもあり、「尊敬」「知恵」の花言葉の由来となった。また、1つの茎にたくさんの花をつける姿が家族を連想させ、「良い家庭」「家族愛」という花言葉につながった。

●サルビアの花言葉
・尊敬
・知恵
・良い家庭
・家族愛


■ハイビスカス
アオイ科フヨウ属。和名：ブッソウゲ（仏桑花）。

ハイビスカスは、開花するとその日のうちに枯れてしまう一日花であるが、次の日には新たな花が咲くことから、「新しい恋」という花言葉がつけられた。また、ハイビスカスの大きな花やその目をひく色合いは、見る人に堂々とした印象を与えることが、「勇気ある行動」という花言葉につながったとされる。

●ハイビスカスの花言葉
・新しい恋
・繊細な美
・勇気ある行動


■ヒマワリ
キク科ヒマワリ属。和名：向日葵とも書く。

ヒマワリの花言葉は、太陽に向かって咲くその姿に由来するという説と、ギリシャ神話に由来するという説がある。後者は、太陽神アポロンと水の精クリュティエの神話であり、二人は恋仲であったが、アポロンが心変わりをしてしまう。クリュティエはアポロンを待ち続けるもその願いは叶わず、最終的に姿がヒマワリに変わってしまった、というもの。クリュティエのアポロンに対するまっすぐで強い想いから、花言葉がつけられたとされる。

●ヒマワリの花言葉
・あなただけを見つめる
・愛慕
・崇拝
・情熱


■クローバー
マメ科シャジクソウ属。シャジクソウ属の総称であるが、日本では一般的にシロツメクサ（白詰草）を指すことが多い。

「幸運」の花言葉は、四つ葉のクローバーが幸運をもたらすとされていることに由来する。クローバーは、キリスト教の布教活動において、三位一体の説明などに用いられたことがあり、「約束」はこのキリスト教の布教活動に由来しているという。また、四つ葉のクローバーは、イエス・キリストが磔にされた十字架を連想させることから、「復讐」という花言葉がつけられた。

●クローバーの花言葉
・私を思って
・幸運
・約束
・復讐


■レンゲソウ
マメ科ゲンゲ属。和名：レンゲ（蓮華）、ゲンゲ（紫雲英）とも言う。

レンゲソウは、古くから薬草として使われており、病気の人々を救ってきたことが、「心が和らぐ」「あなたと一緒なら苦痛が和らぐ」という花言葉の由来になっている。また、レンゲソウの花は、仏教で極楽浄土に咲く花とされる、蓮の花と似ており、極楽浄土のイメージとつながって「私の幸福」という花言葉がつけられた。

●レンゲソウの花言葉
・私の幸福
・心が和らぐ
・あなたと一緒なら苦痛が和らぐ

（2022年6月2日更新）