ホンダワラ帝国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/28 17:32 UTC 版)
「海底人類アンチョビー」の記事における「ホンダワラ帝国」の解説
急成長を遂げた海底国家。驚くべき速度で進化を続けるがそれにはある重大な秘密が隠されている。 モルミルス ホンダワラ帝国第1王女。年齢は20歳ぐらい。特徴は黒目がちの眼とグリーンの髪、そしてトビウオ型(他にはうなぎ型)の髪飾り。もともと丈夫ではなく、地上の汚染された大気には弱く、乗り物酔いが酷いほどの胃弱。 傀儡に過ぎない両親(国王・王妃)に代わりカリスマ的リーダーとしてホンダワラを仕切っている。性格は腹黒で性悪。登場当初はツンと澄ましていたが、ホンダワラ壊滅以降はキャラが壊れはじめライマンダとコントを繰り広げるようになっていく。オキアミスの素性を知った上で、姉として散々イジメ抜いた。トドメに兄妹で結婚させようとしたが皇帝に阻止され、その仕返しでホンダワラは壊滅的打撃を被った。多々良川と手を組み海底資源の権利と引き替えに資金や資材の援助を受けていたがコケたため、再建までの期間、海仙中学に身を置くことになった。フジツボで配下にした水泳部を県予選で優勝させ、全国を狙うなどと言っている。完成したモリアワセに乗り込んだところ、乗り物酔いで活動不能状態に陥り、ゲロまみれに。モリアワセが当初の設計になかった足を持ち、操舵室がなく外部からコントロールされる仕様と知って多々良川に苦情を言いに行くが、その際に正体を現した多々良川から全てを明かされる。 彼女の正体は多々良川が作り出したアニサキスのクローン。遺伝子操作で作られたホンダワラ国民を統率するリーダーとして5歳児相当の年齢までカプセルで育成され、多々良川に洗脳・調整された。事実上同族であるためアンチョビーはホンダワラとの戦いを避けようとし、戦いに負けて滅亡したフリをした。感覚がアニサキスと繋がっているらしく、モルミルスが殴打されたときアニサキスは痛みを感じ、逆にアニサキスが圭に殴られたときはモルミルスが痛みを感じている。 多々良川の野望が失敗した後、ホンダワラ国民と共に海底に去る。その際、トレードマークの髪飾りはアニサキスに贈られた。 ライマンダ カレイの遺伝子を持つ海底女忍者。左眼を隠す黒髪の長髪と真っ赤な忍者服が特徴。「主君にさえ恩を感じない」というのが自慢。服を脱ぐと擬態して透明同様になれるがパンツを脱ぐのを忘れたり、うっかり擬態を忘れたり、危機を切り抜けたと安堵して擬態を解きストリーキングするハメになったりと基本的にドジで潜入は大体バレている。ナイスバディの持ち主だが、すぐ裸になるせいで上島竜兵や井手らっきょと同類だと思われている。性格は主のモルミルスと同じくらいの腹黒で、アンチョビー親衛隊のキザクラ姉弟を討ち取ったと嘘をついてボーナスをせしめたり、前述のように野菜の高騰につけ込みイリコーンで一儲け企んだり、海仙中学の文化祭で“優勝するため”イカサマクイズで10クラスほど爆破するなどしている。胃弱の主と違って便秘症。 離反したオキアミスに替わって対アンチョビー戦の先頭に立つものの、思いつきでロクでもないことをしては失敗し、モルミルスから罰として傷口に「さしみ醤油」を塗られるオチがつく。海底要塞モリアワセ完成後はモルミルスの吐いたゲロの後始末ばかりしていたが、正体を現した多々良川に消されそうになり藤波の手を借りて脱走。他に行くアテがなく圭たちに合流してアニサキスの所在地を教えた。 イリコーン 粉末もしくはカプセルを水に漬けることで誕生する人型戦闘員。深海の水圧で鍛えられているせいで筋肉質。ホンダワラ帝国民に服従するよう作られている。それぞれナンバーがあるらしいが前述の21号以外はレギュラーではないため何番がオキアミスの部下で、何番がモルミルスの部下かは不明。服従本能を使いライマンダがキャベツなどの野菜に仕立て上げてボロもうけしたが、調理すると元に戻るという特性で町内を混乱に陥れた。乾燥には滅法弱く干からびて崩れるが、水をかければ元通りになるという事実上不死の存在。だが、戦闘意欲は乏しく仕事もサボりがち。なお、オキアミスの部下は常時人型でいるが、手動ポンプで海底温泉の汲み出しをさせられたり、ライマンダには熱湯や便所の水で戻されたりとかなり不遇。 本来深海での活動に使われるため地上での戦闘力はやや落ちる。そこを勘違いして侮った圭はホンダワラ国内での戦闘で歯が立たずに完敗している。
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