ペチェンガとは? わかりやすく解説

ペチェンガ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 16:58 UTC 版)

ドゥブナ級補給艦」の記事における「ペチェンガ」の解説

3番艦「ペチェンガ」(ロシア語:≪Печенга≫、艦番号244)は、ムルマンスク州都市型集落ペチェンガ(英語版ロシア語版)から命名され1978年2月3日進水1979年1月10日太平洋艦隊就役した。 1993年8月18日、「アドミラル・パンテレーエフ」、ソヴレメンヌイ級駆逐艦「ビストリィ」と共にウラジオストク出港し中国青島港と韓国釜山港訪問した。この航海で、「ペチェンガ」は1950年代以来40年ぶりに中国に、89年ぶりに韓国寄港したロシア海軍軍艦の1隻となった。 オイル・コンパクト社は、当初ボリス・チリキン級補給艦「ウラジミール・コレチツキー」をリースする予定だったが、運用コスト10万ドルにもなることから代わって「ペチェンガ」をリースすることになった同社リース料支払わなかった上に、国内よりも高価な韓国釜山港修理行ったとして修理代金太平洋艦隊請求し続けたが、これらの総額60ドル以上に及んだ内部調査結果実際修理費は37ドル収まっており、水増し請求であることは明らかだった2003年10月11日、「アドミラル・パンテレーエフ」と共に対馬海峡通過する海上自衛隊あぶくま型護衛艦せんだい」が確認した。2隻は11月10日津軽海峡通過するのを海上自衛隊SH-60J確認した2008年、「アドミラル・ヴィノグラドフ」とボリス・チリキン級補給艦「ボリス・ブトマ」、バグラザン級救難曳船「フォーチィ・クリロフ」と共に第2次海賊任務部隊編制し12月9日ウラジオストク出航した12月12日には対馬海峡通過するのを、海上自衛隊たかなみ型護衛艦まきなみ」が確認した任務部隊インド洋キーロフ級ミサイル巡洋艦ピョートル・ヴェリーキイ」と合流しインド海軍合同演習行い2009年1月から3月までアデン湾船団護衛行った2009年10月30日、「ヴァリャーク」「フォーチィ・クリロフ」と共に対馬海峡南下するのを海上自衛隊むらさめ型護衛艦きりさめ」が確認した。3隻は11月30日対馬海峡東航するのを海上自衛隊護衛艦せんだい」が確認した2010年2月24日太平洋艦隊からの第4次海賊任務部隊として「マーシャル・シャポシニコフ」「MB-37」と共にウラジオストク出航した6月22日には対馬海峡東航するのを海上自衛隊はつゆき型護衛艦はるゆき」が確認し7月1日帰還した11月17日には、「アドミラル・ヴィノグラドフ」、ゴーリン級航洋曳船「SB-522」と共に再びウラジオストク出航し2011年4月17日までアデン湾での商船護衛支援した2011年12月10日、「アドミラル・トリブツ」と共に海賊任務部隊としてアデン湾派遣され2012年1月12日から3月26日まで、マルタトルコを含む国際船団護衛支援した2013年3月には、「アドミラル・パンテレーエフ」、ロプーチャ級揚陸艦「アドミラル・ニジェルスキー」「ペレスヴェート」、バグラザン級救難曳船「フォーチィ・クリロフ」と共に地中海への長距離遠征航海向かった艦隊3月21日対馬海峡通過するのを海上自衛隊P-3C哨戒機確認し、約9ヶ月後の12月22日対馬海峡を再び通過して12月24日帰還した2015年4月、「アドミラル・パンテレーエフ」「SB-522」と共にコロンボ4日寄港したほか、サッタヒープタイ)とランカウイマレーシア)に寄港した。。 2016年10月2日午前1時頃、「アドミラル・トリブツ」「アドミラル・ヴィノグラドフ」「ペレスウェート」「アラタウと共に対馬海峡北上するのを、海上自衛隊はやぶさ型ミサイル艇おおたか」が発見した2017年4月11日には「ヴァリャークと共に釜山港寄港し乗組員釜山市長やロシア総領事訪問したほか、スポーツ大会参加した長距離航海は2ヶ月近くにおよび、6月10日には東シナ海北東に向かうのを海上自衛隊確認した2018年5月7日から7月12日まで、「アドミラル・トリブツ」「アドミラル・ヴィノグラドフ」と共に東南アジア日本方面への遠征航海行った。 2ヵ月の間にカンボジアタイ6月6日にはベトナムカムラン港に寄港しフィリピン海対潜戦訓練行ったほか、フィリピン日本寄港し7月12日ウラジオストク帰還した2019年10月7日には、「ヴァリャーク」「アドミラル・パンテレーエフ」と共に対馬海峡南下するのを海上自衛隊はやぶさ型ミサイル艇しらたか」が確認し2020年2月12日にも、「アドミラル・ヴィノグラドフ」と共に日本海南下するのを海上自衛隊P-3C哨戒機確認した2020年2月12日、「アドミラル・ヴィノグラドフ」と共に対馬海峡南下するのを海上自衛隊P-3C哨戒機むらさめ型護衛艦さわぎり」が確認した11月6日にも、「ヴァリャーク」「アドミラル・パンテレーエフ」と共に対馬海峡南下するのを、海上自衛隊はやぶさ型ミサイル艇おおたか」とP-1哨戒機確認した。3隻は12月25日宮古島南東100kmを北上するのを、海上自衛隊とわだ型補給艦「はまな」とひらしま型掃海艇ひらしま」「たかしま」、P-3C哨戒機確認した2021年11月23日キロ改型潜水艦2隻とグレミャーシュチイ級フリゲート「グレミャシュチイ」、イングル級航洋曳船と共に西表島南170kmを北東航行するのを、海上自衛隊発見した。5隻は沖縄本島宮古島の間を北上した後、11月27日対馬海峡北東航行したこの間海上自衛隊第4航空群P-1哨戒機第5航空群P-3C哨戒機あさぎり型護衛艦せとぎり」、すがしま型掃海艇くろしま」、「せんだい」、「おおたか」が接触し情報収集監視行った

※この「ペチェンガ」の解説は、「ドゥブナ級補給艦」の解説の一部です。
「ペチェンガ」を含む「ドゥブナ級補給艦」の記事については、「ドゥブナ級補給艦」の概要を参照ください。

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