デルトラ七部族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 14:44 UTC 版)
「デルトラ・クエスト」の記事における「デルトラ七部族」の解説
トーラ族 大理石の街トーラに住む部族。七部族の中で最大の部族。背が高く、面長、黒い目、つややかな黒髪をしていて、長い衣服を纏っている。民は穏やかで強力な魔力を持つが、誇り高く傲慢な一面も持っており、七部族では最後にアディンに従った。またその魔力も、トーラから離れるほどその効力は弱まる。高速移動の魔法はトーラ族領を抜けると効果がなくなる。効き目が続くのはデルとトーラを結ぶ古の道のみである。王家に忠実な部族だったが、王宛の嘆願書を黙殺され、王家に対して信用をなくす。自らの力を過信し、エンドン国王夫妻の保護を断ったため古代トーラ族の掛けた魔法が発動し、戒めのためにトーラを追放された。族長はゼアン。宝石は、真実を司るアメジスト。七部族集結の時の代表はゼアン。 小人族 恐怖の山に暮らす部族。小柄で、青白い肌。目は落ち窪んでいる。弓矢の使い手。ずる賢く、恐怖の山の地下迷路には様々な罠が仕掛けられている。ゲリックの過酷な条件を承諾し、引き換えに憲兵団からの保護と矢じりに塗る猛毒を得るが、代償として奴隷のような生活を送ることになる。現在はリーフ達の活躍でゲリックの支配から解放され、乱獲で絶滅が危惧されたキンとの共存を決意した。アニメでは、グノメ族。族長はファ・グリン。宝石は、名誉を司るエメラルド。七部族集結の時の代表はグラ・ソン。 メア族 リスメアとその近辺に住む部族。全体的にゲームや賭け事を好む傾向にあり、リスメアはその類の店や屋台で賑わっている。宝石は、神力を司るラピスラズリ。七部族集結の時の代表はファーディープ。 平原族 デルトラ中央の平原一帯に住む部族。平原族の最大の街はヒラであったが、今はネズミの街(ラット・シティ)になっている。平原族の行方は分からぬままである。チュルナイの人々は平原族の子孫であるという説があるが、真相は定かではない。この部族には、時たま特異な能力を持った者が生まれると言われている。宝石は、希望の象徴オパール。七部族集結の時の代表はルーカス。 ララド族 ララディンに住む部族。肌は青灰色。髪は鶏冠のように立った赤毛である。小柄だが体力と建築技術に優れ、デル城建設に携わった。魔女テーガンがドールを廃墟にしたことに抗議したため、呪いを掛けられ声を取り上げられてしまった。他者と意思疎通を図る際には独特の絵文字を用いる。レジスタンスのマークはララド絵文字の「鳥」「自由」を意味する文字である。族長はシモーネ。宝石は、幸福の証ルビー。七部族集結の時の代表はマナス。 ジャリス族 勇猛な戦闘部族。エンドン国王の失脚で影の大王軍が侵攻してきた際、武力で抵抗したが虐殺され、生き残りはわずかしかいない。屈強な騎士は競技場に連行された。伝説集「テナ・バードソングの話」が有名。ゴールはジャリス騎士の鎧を身にまとっている。宝石は、純潔と力の象徴ダイヤモンド。七部族集結の時の代表はグロック。 デル族 デルの街を中心に住む部族。初代国王アディンはこの部族の出身で、以来デルトラ国王はデル族アディンの直系である。リーフ、バルダ、ジャスミンも同じくこの部族出身。デルトラ統一以前には、6人の評議員と一般市民で構成された評議会が発達し、集会所で活発に議論が行われた。外国との通商の経験を持ち、よそ者にも比較的寛容であると言われる。宝石は、誠実の象徴トパーズ。七部族集結の時の代表はリーフ。
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