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長崎県水産部長崎県水産部

カンパチ

学名Seriola dumerili 英名:Great amberjack
地方名アカバナアカバネ 
脊椎動物門硬骨魚綱スズキ目アジ科
色 形 長崎・日本・世界 住みか 3D

※出典:長崎県水産部ホームページ

特徴
眼が上顎先端尾びれ中央を結ぶ線より上にある点で、ブリヒラマサ区別できる。若魚の頭に上から見ると八の字形の暗褐色斑点があるのでこの名がついたが、これは成長するにしたがってわかりにくくなる。沖合いの岩礁周辺群れ回遊魚類甲殻類を食べる。3〜8月分離浮遊卵を産む。稚魚流れ藻につくことが多く、それを捕らえて養殖する。天然物の3倍ぐらいの養殖物が市場に出回っている。ブリ・ヒラマサに比べる漁獲量少なブリ類の中では最高級品である。旬は夏である。南の地域漁獲された大型のものは有毒化していることがある。

分布:本州以南東部太平洋を除く全世界熱帯温帯 大きさ:1.5m
漁法:釣り 食べ方:刺身焼き物


動物名辞典

日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社

間八

読み方:カンパチ(kanpachi)

アジ科海水魚



ウィキペディア

ウィキペディアウィキペディア

カンパチ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/01/04 08:37 UTC 版)

カンパチ
Seriola dumerili by NPS.jpg
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: スズキ目 Perciformes
亜目 : スズキ亜目 Percoidei
: アジ科 Carangidae
亜科 : ブリモドキ亜科 Naucratinae
: ブリ属 Seriola
Cuvier, 1816
: カンパチ S. dumerili
学名
Seriola dumerili (Risso, 1810)
英名
Greater amberjack, Ruderfish,
Purplish amberjack, Greater yellowtail

カンパチ(間八、勘八)、学名 Seriola dumerili は、スズキ目アジ科に分類される海水魚の一種。全世界の暖海域に分布する大型肉食魚で、日本では高級魚として扱われる。

目次

形態

成魚は全長1m前後である。最大で全長190cm・体重80.6kgの記録があり、アジ科の中では同属のヒラマサ S. lalandi、大西洋産のLichia amia に次ぐ大型種である[1]

体は長楕円形で、前後に長く、側扁する。頭部には頭頂から目を通り上顎に達する黒褐色の帯模様が斜めに走る。この模様は幼魚期に顕著に現れるが成魚では不明瞭になる。体表は光沢のある細かい鱗に覆われ、側線鱗数は約150に達する。体色は背側が黄褐色-淡紫色、腹側が銀白色をしている。その境界の体側には黄色の縦帯がある。尾鰭下葉先端は白い。背鰭と臀鰭の鰭条数は、第一背鰭6-7棘・第二背鰭1棘29-35軟条・臀鰭2遊離棘1棘18-22軟条である。

ヒレナガカンパチ S. rivoliana は本種とよく似ていて混同されることもあるが、第二背鰭と臀鰭の前端が和名通り鎌状に長く伸びること、尾鰭下葉先端が白くならないこと、本種より更に体高が高いことで区別できる。ヒラマサ、ブリ S. quinqueradiataツムブリ Elagatis bipinnulata 等は紡錘形の体型で本種よりも体高が低く厚みがある。また目の上の縦帯模様もない。アフリカ西岸域では類似種のギニアン・アンバージャック S. carpenteri と分布が重複し、ここでの詳細な分布は不明とされている[1][2][3][4][5][6]

生態

地中海メキシコ湾を含む全世界の熱帯・温帯海域に広く分布する。日本近海でも東北地方以南で広く見られる[3][4]。成長に適した水温は摂氏20-30度で、15度以下や32度以上では成長が抑制され、13度以下で死亡する。日本近海の個体群は、春から夏に日本列島を北上し、初冬から春に南下する季節的な回遊を行う。一部は瀬戸内海東部(大阪湾播磨灘紀伊水道等)・瀬戸内海西部(伊予灘豊後水道等)にも回遊し、晩春から初夏にかけて産卵に来るとも言われる。

日本近海での産卵期は3-8月で、分離浮遊卵を産む。孵化した仔魚は沖合表層でプランクトン生活をするが、稚魚になるとブリと同様に流れ藻等の浮遊物に付き、動物プランクトンを捕食しながら成長する。成魚は沿岸域の水深20-70mに多く、単独か群れで生活する。成長すると魚食性が強まり、イカナゴイワシ類、アジ類等の小魚を捕食するようになる。他にも頭足類・甲殻類も捕食する[4][6]

名称

標準和名「カンパチ」は東京での呼び名で、正面から見た際に目の上の斜め帯が漢字の「」の字に見えることに由来する。日本での地方名は数多く、カンパ(東京)、ヒヨ(神奈川)、アカイオ(北陸)、シオ(東海-関西での若魚の呼称)、チギリキ(和歌山)、アカハナ(和歌山・高知)、アカバネ(香川)、アカバナ(関西-九州)、ニリ(宮崎)、アカバラ、ネリ、ニノコ(鹿児島)、ネイゴ(鹿児島での若魚の呼称)等がある[3][6][7]

また本種は、日本各地で大きさによって呼び名が変わる「出世魚」でもある。

  • 関東ではショッコ(35cm以下)-シオゴ(60cmまで)-アカハナ(80cmまで)-カンパチ(80cm以上)
  • 関西ではシオ(60cmまで)-カンパチ(60cm以上)
  • 鹿児島ではネイゴ-アカバラ

稚魚はブリと同様に流れ藻に付くことから「モジャコ」(藻雑魚)と呼ばれる。

学名の種名"dumerili"は、フランスの動物学者アンドレ・デュメリル(André Marie Constant Duméril)への献名である。英名にある"Amberjack"はブリ属に共通する呼称で、体側の黄色の縦帯をコハクに見立て、アジ科魚類の総称"Jack"をつけたものである。本種はブリ属内でも大型になること、または成魚の背中が紫色を帯びることから"Greater amberjack"や"Purplish amberjack"と呼ばれる[1]


[ヘルプ]
  1. ^ a b c d Seriola dumerili - Froese, R. and D. Pauly. Editors. 2009. FishBase. World Wide Web electronic publication. version (11/2009)
  2. ^ 内田亨監修『学生版 日本動物図鑑』1948年初版・2000年重版 北隆館 ISBN 4832600427
  3. ^ a b c 蒲原稔治著・岡村収補訂『エコロン自然シリーズ 魚』1966年初版・1996年改訂 保育社 ISBN 4586321091
  4. ^ a b c 岡村収・尼岡邦夫監修『山渓カラー名鑑 日本の海水魚』(アジ科解説 : 木村清志)1997年 ISBN 4635090272
  5. ^ 檜山義夫監修『野外観察図鑑4 魚』1985年初版・1998年改訂版 旺文社 ISBN 4010724242
  6. ^ a b c d 石川皓章『釣った魚が必ずわかるカラー図鑑』2004年 永岡書店 ISBN 4522213727
  7. ^ 本村浩之監修 いおワールドかごしま水族館『鹿児島の定置網の魚たち』2008年
  8. ^ 中国産中間種苗由来養殖カンパチ等のアニサキス対策について 厚生労働省プレスリリース 平成17年6月15日


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