キタマクラ

デジタル大辞泉

きた‐まくら【北枕】

読み方：きたまくら

１ 枕を北に置いて寝ること。釈迦が涅槃(ねはん)のとき頭を北に、顔を西に向けて臥(ふ)したといわれることから、死者を寝かせるときの作法とされる。ふつう不吉として忌む。

２ フグ科の海水魚。全長約20センチ。背面は灰褐色で、暗色の斑紋があり、腹面は青紫色。皮膚・肝臓・腸などに毒がある。本州中部以南の浅海に分布。

デジタルお魚図鑑

キタマクラ

学名：Canthigaster rivulata 英名：Scribbled toby 地方名：ギンフグ、キンチャクフグ　 脊椎動物門−硬骨魚綱−フグ目−フグ科 ※出典：長崎県水産部ホームページ 特徴 サンゴ礁や岩礁に生息し、ふつう水深３０ｍ以浅で見られるがかなり深いところからも発見されている。幼魚は内湾・海岸の岩礁に多く生息する。雑食性で海藻、貝類、カニ類、クモヒトデ類などを食べる。フグ類のなかまにしては体がかなり平たい。卵巣と肉は無毒だが肝臓と腸は弱毒、皮膚は強毒をもっている。体が小さい割には体色が毒々しいので食用とされない。死ぬと北枕に寝かせられることから、この名が付いた。 分布：本州中部以南、インド・西太平洋の熱帯域 大きさ：15cm 漁法：　 食べ方：

動物名辞典

北枕

読み方：キタマクラ（ｋｉｔａｍａｋｕｒａ）

フグ科の海水魚

学名 Canthigaster rivulata

季語・季題辞典

北枕

読み方：キタマクラ（ｋｉｔａｍａｋｕｒａ）

フグの一種

季節 冬

分類 動物

古典文学作品名辞典

北枕

読み方：キタマクラ（ｋｉｔａｍａｋｕｒａ）

分野 紀行

年代 江戸後期

作者 長沢刀水

ウィキペディア

キタマクラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/02/06 15:47 UTC 版)

キタマクラ（北枕、Canthigaster rivulata）は、フグ科の魚の一種。インド太平洋に分布する。皮膚の粘膜などに強い毒を持つ。