フグ科
フグ科
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/26 22:52 UTC 版)
フグ科 Tetraodontidae は2亜科19属130種で構成される。三大洋の熱帯・亜熱帯域に広く分布し、トラフグ・マフグ・クサフグ・キタマクラ・ケショウフグ・ショウサイフグ・サバフグなどが知られる。日本では高級魚として食用(ふぐ料理)に利用されるが、内臓(特に卵巣と肝臓)や筋肉に少量でも致死的な毒(テトロドトキシン)をもつ種類が多く、調理にはふぐ調理師などの資格が必要とされる。 口から水や空気を吸い込んで、腹部を大きく膨らませることができる。歯板は両顎に2枚ずつ、計4枚ある。尾鰭は丸みがあるか、あるいはやや二又に分かれる。フグも参照のこと。 フグ亜科 Tetraodontinae 18属98種。体は丸みを帯びている。鼻孔と側線は明瞭である。オキナワフグ属 Chelonodon サバフグ属 Lagocephalus シッポウフグ属 Torquigener トラフグ属 Takifugu モヨウフグ属 Arothron ヨリトフグ属 Sphoeroides 他12属 キタマクラ亜科 Canthigastrinae 1属32種。ほとんどの種類はインド洋・太平洋に分布し、サンゴ礁など浅い海で生活する。体は左右に平べったい。鼻孔と側線は不明瞭。キタマクラ属 Canthigaster
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