トラフグ属
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/29 22:59 UTC 版)
トラフグ属(Takifugu)は、フグ科の属の一つ。属のタイプはTetrodon oblongus Bloch, 1786(=タキフグ Takifugu oblongus)(monotypy)で、属名もタキフグに因む。トラフグ、マフグなど約25種が知られており、生息区域は北緯45度から南緯45度の間である。ほとんどのものが海水に住むが、淡水や汽水域に住むものもいる。主なエサは藻類、軟体動物、無脊椎動物などで、甲殻類を食べることもある。他のフグ科の魚と同様、捕食者から身を守るため、体を元の何倍にも膨らますことが可能であり、体、特に肝臓や卵巣に致死量を越える毒性物質テトロドトキシンが含まれている。
- ^ フグの雑種について - 水産大学校生物生産学科 髙橋洋 - ウェイバックマシン
- ^ Yves Van de Peer (2004). “Tetraodon genome confirms Takifugu findings: most fish are ancient polyploids”. Genome Biology 5 (250): 250. doi:10.1186/gb-2004-5-12-250 .
- ^ 松浦啓一 国立科学博物館魚類研究室 フグ毒
- ^ ウェブ魚図鑑
- ^ “フグ 注意!雑種増加中 毒の部位不明、外見の判別難しく”. 毎日新聞朝刊. (2017年5月26日)
- 1 トラフグ属とは
- 2 トラフグ属の概要
- 3 特徴
- 4 関連項目
- トラフグ属のページへのリンク