カラスミとその仲間
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 08:49 UTC 版)
カラスミ〔カラスミ〕 声 - 中村大樹(第10話)→小杉十郎太(第42話以降) アンチョビの兄。一度負けた部下には容赦をしない冷酷な性格であり、弟のアンチョビすら例外では無いが家族や部下に対する思いやりも存在している。 幼少時は朗らかで優しい性格の少年だったが、ある事件により現在の性格に変わってしまい、「この世は力が全て、力無き者は死あるのみだ」という考えを持つに至った。 グランシェフ王国の侵略をした当初は黒いマントに身を包み、姿が分からなかったが、コロッケの究極奥義ウードンが彼に当たり、マントが焼け落ちて素顔を現した。 「究極武装(アルティメットアームズ)」を巧みに使う。当初は自分の体を自由に軟化させたり、硬化させたりすることが可能であると言っていたが、後に軟化した状態で、リゾットの王国セイバーの熱で蒸発したことにより、しばらくは霧状に漂っていたが、再び復活したことにより、液体・固体・気体に変化させることが判明した。ただしアニメでは気体にならず、肩のトゲが矛のような武器になるなど、原作と設定が違う。 しかし、これらを行うには、かなりの力で変化させなければならないため、やり過ぎると固体の場合は金属疲労を起こしひびが入り、気体・液体は正常な形を保てなくなってしまう。漫画では溶岩に落ちて死にかけたが、溶岩に落ちた時、体を気体にしていたため、九死に一生を得た。ボロボロな状態でピザの斜塔に到着したときは、既に父・Dr.フォアグラー(ニガリ)と弟・アンチョビが死亡していたため、2人を抱えて、自力で禁貨を集めて生き返らせる為にどこかへ去って行った。 『BLACK LABEL』では弟と父の蘇生に成功し、家族と共に平和なひと時を過ごしていたが、父と共にバンカーの抗争を止めるために家を飛び出し、二度と帰って来なかった。死亡したと思われていたが、後にシャトーブリアン軍にタロと共に捕らわれ、シャトーブリアンの体内に取り込まれている事が発覚した。 必殺技は軟化して体を伸ばし、そこから回転しつつ硬化し、相手めがけて突撃する「隕石(メテオ)インパクト」。この他にも、相手の頭を掴んでエネルギー波を流し込み、大ダメージを与える技を持ち、ピロシキに制裁を与える際に使用した。夢は絶対的な力を手に入れること。 アンチョビ〔アンチョビ〕 声 - 日髙のり子 カラスミの弟。子供らしい正装にランドセルを背負っている普通の少年。性格はとても残忍で冷酷だが、家族を失うことを恐れる繊細さも持ち、裏バンカーサバイバル編では他者に対する思いやりも見せるようになった。 その正体はバーグを殺した張本人・黒マントの男。しかし、黒マントの男は変身能力の第2段階に過ぎない。究極体は、見た目の可愛らしさとは裏腹に、パワーもスピードも段違いにアップする。特徴として、大きな青い瞳に水色の肌、胸部が緑色で、頭にトゲが生えている宇宙人のような姿。また、究極体の姿では、いくら攻撃されても「完全再生(パーフェクト・リバース)」で脱皮する事により、何度でも元気な姿で復活できる(ゲームやアニメでは複数の種類の究極体を使い分けるがここでは漫画に登場したタイプの姿を指す。また『BLACK LABEL』では成長したためか、通常形態でも脱皮出来るようになっていた)。ただし、変身限度が持って三日で、ダメージを受け過ぎると元の姿に戻ってしまい、脱皮の際には一瞬の隙が生まれ、皮膚がボロボロになってしまうと脱皮ができないこともあるなど無敵ではない。王様だ〜れだ大会以降、この姿で、頻繁に登場するようになる。攻撃は基本的に鋭い爪で攻撃する。この他、変身能力を応用して他者の姿になることも可能。 必殺技は光の剣を出す「光剣滅殺(デスライトニング)」、「光剣滅殺G(デスライトニンググレート)」、相手めがけて頭から突撃する「火球爆獄(ヘルロケッティア)」(究極体にならないと使えない可能性がある)など。アニメでは腕を巨大化させて相手を殴る「ギガスマッシュ」、発展版の「108(ワンオーエイト)ギガスマッシュ」や「フルバーストギガスマッシュ」も使う。 バンカーサバイバルにおいてのコロッケとの戦いでは「完全再生」の前に打つ手無しかと思われたが、脚の皮をかた結びにされたため「完全再生」が使えなくなり、その隙に108ハンバーグーに敗れ、その威力でゴールを破壊し海に転落する。その後、サメに食われそうになるも足の皮を噛み千切らせて「完全再生」で回復。生還を果たした。 兄であるカラスミを非常に慕っており、王様だ〜れだ大会に乱入し、リゾットと戦おうとするが、カラスミに「一度敗れた者など必要ない」と言われて捨てられる。しかし、それでもカラスミの役に立とうと大会に再度乱入し(アニメではその際、四獣士と共に止めに入ったコロッケたちと対決し、自身はゲーム版オリジナルの変身形態となって応戦している)、カラスミが死んだと思われた時には大泣きした。 ピザの斜塔では自らの手でカラスミを生き返らせるためサーディンに変装し、度々コロッケを叱責した。第4階戦のT-ボーンとの戦いで正体を明かし、第5階戦でニガリ(Dr.フォアグラー)と相打ちになり死亡。夢は兄と同様絶対的な力を手に入れること。バンクは髑髏型。 『BLACK LABEL』では大人の姿で復活し、パン屋を営んでいる。女性達から根強い人気を集める一方で禁貨目当てにやって来たバンカー達を闇討ちにしてきた。数百年前、カラスミによって父と共に蘇ったが父と兄をバンカーの抗争で失っており、バンカーの存在を嫌悪している。 一人称は原作では場合によって「ボク」や「オレ」に変わるが、アニメでは「ボク」に固定されている。サーディン〔サーディン〕 声 - 日髙のり子 アンチョビの新たな第四の姿。裏バンカーサバイバルで頻繁にコロッケたち一行を叱責し、救っている。普段は洋風の傘に、白く長い手袋をしているが、戦う時はアンチョビの時と同じく、尖った爪で攻撃。さらに腕が伸びる。気が強く、かなりセリフが教訓的。第4階戦のT-ボーンとの戦いで正体を現す。 バンカーサバイバルでプリンプリンが持っていた人形(ルミちゃん)がモデルになっているという。実力面では、アンチョビの時より強くなっているのか、変わっていないのかは不明。
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