イドラとは? わかりやすく解説

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イドラ【Hydra/Ύδρα】

読み方:いどら

ギリシャ南部サロニコス湾とアルゴリコス湾の間に浮かぶイドラ島北部にある港町。同島の玄関口後期ビザンチン様式聖母マリア修道院があるほか、18世紀から19世紀にかけて海運で富を得た船主たちが建てた邸宅が並ぶ。


イドラ【(ラテン)idola】

読み方:いどら

幻像の意》フランシス=ベーコンの用語。正し認識妨げ偏見先入観


イドラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/24 20:34 UTC 版)

イドラ: idola、ラテン語イドルム idolum複数形)とは、人間の先入的謬見(偏見先入観、誤りなど)を帰納法を用いて説いたもの[1][2][注釈 1]16世紀から17世紀にかけてのイギリス哲学者フランシス・ベーコン1561年-1626年)によって指摘されたもので、「偶像」「幻影」などと訳される[1][2]。ラテン語で偶像を意味し、英語の「アイドル」の語源でもある[2][注釈 2]


注釈

  1. ^ ギリシャ語では単数形エイドーロンeidōlon、複数形エイドーラeidōla大谷(2004)
  2. ^ 漢語としての偶像は、単に金属などでできた像を意味している。大谷(2004)
  3. ^ 経験論に属する哲学者としては、イングランドのトマス・ホッブズジョン・ロックアイルランドジョージ・バークリースコットランドデイヴィッド・ヒュームフランスエティエンヌ・ボノ・ドゥ・コンディヤックらがいる。
  4. ^ ベーコンの『ノヴム・オルガヌム』は、アリストテレスの著作『オルガノン』を意識したものであった。
  5. ^ ベーコンは自分の新しい学問を『大革新』に集大成しようとた。『大革新』は、人類の知識を包括して整理するという百科全書的な性格を有していたが、『ノヴム・オルガヌム』はその第2巻として書かれたものである。『ラルース 図説 世界人物百科II』(2004)pp.231-232
  6. ^ イギリスの科学史家ハーバート・バターフィールドは、コペルニクス、ケプラー、ガリレイ、またアイザック・ニュートンらの天文学や物理学(特に力学)における業績によって生じた17世紀における社会や思潮の変化、および科学哲学上の変化を「科学革命」と称した。ただし、ベーコン自身は同時代のウィリアム・ハーヴェイ血液循環説について知らず、また、コペルニクス、ケプラー、ガリレイの業績についても疎かった。『ラルース 図説 世界人物百科II』(2004)p.232
  7. ^ ダランベールは、『百科全書』序文において、ベーコンについて「もっとも偉大で、包括的で、雄弁な哲学者」と述べ、科学を哲学的に考察したベーコンの功績を称賛している。『ラルース 図説 世界人物百科II』(2004)p.230

参照



「イドラ」の続きの解説一覧

イドラ (#14)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 08:57 UTC 版)

牙狼-GARO- -魔戒ノ花-」の記事における「イドラ (#14)」の解説

石板封印されていた9体のホラー1体で、正体は黒いドレスを纏った猿人のような姿。雷牙クロウ同時に相手にしても掌で牙狼剣を受け止めるなど互角に渡り合えるほどの高い戦闘能力誇り思念体の状態で行動できる能力相手精神世界侵入する能力を持つ。

※この「イドラ (#14)」の解説は、「牙狼-GARO- -魔戒ノ花-」の解説の一部です。
「イドラ (#14)」を含む「牙狼-GARO- -魔戒ノ花-」の記事については、「牙狼-GARO- -魔戒ノ花-」の概要を参照ください。

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