なにわ筋線とは? わかりやすく解説

なにわ筋線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/16 01:50 UTC 版)

なにわ筋線(なにわすじせん)は、大阪府大阪市北区大阪駅から同市浪速区JR難波駅まで、および同市西成区新今宮駅までを、なにわ筋の地下を経由して結ぶ予定の鉄道路線予定線)。関西高速鉄道第三種鉄道事業者として整備し、完成後に西日本旅客鉄道(JR西日本)および南海電気鉄道(南海)が第二種鉄道事業者として運行を行う計画である[1]


注釈

  1. ^ a b 大阪駅(うめきたエリア)地下ホームの供用開始以前は、同駅は「(仮称)北梅田駅」とされていた[4]
  2. ^ 事業主体となる関西高速鉄道への出資金(総事業費の20%=660億円)の半額(330億円)、および国庫補助対象額1620億円の地方負担分約52.5%(850億円)の合計[21]
  3. ^ これはJR東西線およびおおさか東線整備時における府市の負担割合が1:1であることを踏まえたものとなっている。
  4. ^ 難波入堀川(埋立。阪神高速1号環状線北行き)に架かっていた賑橋 - 叶橋間の地下に設けられる予定で、地上には大阪シティバスのなんばバスターミナルがある。西にOsaka Metro難波駅四つ橋線ホーム、東に御堂筋線ホーム、北に千日前線ホームおよび近鉄難波線阪神なんば線大阪難波駅、南東端に南海難波駅という位置関係になる。

出典

  1. ^ a b c d e f なにわ筋線「北梅田〜JR難波・南海新今宮」の鉄道事業許可』(PDF)(プレスリリース)国土交通省鉄道局都市鉄道政策課、2019年7月9日。 オリジナルの2021年2月14日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20210214095804/https://www.mlit.go.jp/common/001298777.pdf2021年2月17日閲覧 
  2. ^ a b c d e なにわ筋線 - 関西高速鉄道(2021年2月20日閲覧)
  3. ^ a b c d 大阪都市計画都市高速鉄道なにわ筋線に係る事後調査計画書 要約書(その1)” (PDF). 大阪市 (1990年1月). 2021年2月20日閲覧。
  4. ^ 大阪圏における鉄道網整備基本計画” (PDF). 関西高速鉄道 (2019年11月). 2023年4月10日閲覧。
  5. ^ a b “地下鉄なにわ筋線整備へ 橋下知事と金子国交相会談”. 産経新聞. (2009年2月21日). オリジナルの2009年2月24日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20090224200445/http://sankei.jp.msn.com/politics/local/090221/lcl0902210101000-n1.htm 
  6. ^ 運輸政策審議会 答申図(三大都市圏) - 大阪圏(平成元年5月31日 答申第10号) - 大阪周辺拡大図 (PDF) - 国土交通省鉄道局、2019年5月19日閲覧。
  7. ^ 近畿圏における望ましい交通のあり方について(答申第8号) (PDF) - 近畿地方交通審議会
  8. ^ 『近畿圏整備に関する重点事項 平成19年度』近畿開発促進協議会、2006年8月。 
  9. ^ “「大阪の主軸を西に」 橋下知事が新都市構想”. 産経新聞. (2008年11月27日). オリジナルの2008年12月1日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20081201170444/http://sankei.jp.msn.com/politics/local/081127/lcl0811270059002-n1.htm 
  10. ^ “大阪駅―関空30分台!「なにわ筋線」実現へ国交省調査”. 読売新聞. (2009年4月14日). オリジナルの2009年4月17日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20090417114339/http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090414-OYT1T00140.htm 
  11. ^ a b なにわ筋線推進へ合意 - 日本経済新聞 2009年4月18日
  12. ^ “関空アクセス改善の切り札、実現なるか…なにわ筋線 大阪知事「黒字見える」「共同運行でサービス向上を」”. 産経WEST (産業経済新聞社). (2016年10月31日). https://www.sankei.com/article/20161031-ZTAMON4PXFIYNLA35J2FDHCECM/ 2016年11月5日閲覧。 
  13. ^ 大阪市:平成29年1月26日 大阪市長会見全文
  14. ^ a b c d なにわ筋線の整備に向けて』(プレスリリース)大阪府・大阪市・西日本旅客鉄道・南海電気鉄道・阪急電鉄、2017年5月23日https://www.westjr.co.jp/press/article/2017/05/page_10496.html2017年6月12日閲覧 
  15. ^ a b “キタ─ミナミに新動脈 なにわ筋線、31年春開業”. 日本経済新聞. (2017年5月24日). https://www.nikkei.com/article/DGXLASJB23H36_T20C17A5LKA000/ 2017年6月14日閲覧。 
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  17. ^ 環境影響評価手続き実施事業一覧 - 大阪都市計画都市高速鉄道なにわ筋線”. 大阪市環境局 環境管理部 環境管理課 環境影響評価グループ. 2019年5月19日閲覧。
  18. ^ a b c d なにわ筋線事業計画に係る都市計画素案説明会(2019年3月) (PDF) - 大阪市都市計画局計画部交通政策課、2019年5月19日閲覧。
  19. ^ “「なにわ筋線」整備で大筋合意 関空へのアクセス向上”. 朝日新聞DIGITAL (朝日新聞社). (2017年3月17日). http://digital.asahi.com/articles/ASK3J5GFTK3JPTIL019.html 2017年3月17日閲覧。 
  20. ^ “阪急も「なにわ筋線」乗り入れ…関空へ時間短縮”. YOMIURI ONLINE (読売新聞社). (2017年3月16日). オリジナルの2017年3月16日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20170316121641/http://www.yomiuri.co.jp/economy/20170316-OYT1T50111.html 2017年3月16日閲覧。 
  21. ^ a b なにわ筋線について (PDF) - 平成29年度第2回大阪府戦略本部会議 資料 2017年9月19日
  22. ^ “なにわ筋線、大阪府市の負担同額に 590億円ずつ”. 日本経済新聞. (2017年9月19日). https://www.nikkei.com/article/DGXLASHC19H30_Z10C17A9AC1000/ 2017年9月21日閲覧。 
  23. ^ 「うめきた(大阪)地下駅」と「大阪駅」の改札内連絡通路の整備並びに「うめきた(大阪)地下駅」の駅名について』(PDF)(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2020年3月25日。 オリジナルの2021年2月17日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20210217225711/https://www.westjr.co.jp/press/article/items/200325_01_umekita.pdf2021年2月17日閲覧 
  24. ^ JR大阪駅「うめきたエリア」開業 地下ホームに3線乗り入れ、顔認証改札機も”. 梅田経済新聞 (2023年3月20日). 2023年5月5日閲覧。
  25. ^ 「南海高野線の汐見橋-木津川間を地下化 なにわ筋線竣工時に」 - 朝日新聞(大阪朝刊3頁) 1990年8月17日
  26. ^ “大阪と関空結ぶ、なにわ筋線 検討3ルートすべてで実現可能”. 産経新聞. (2009年12月18日). オリジナルの2010年3月31日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20100331004124/http://sankei.jp.msn.com/economy/business/091218/biz0912182212033-n1.htm 
  27. ^ “南海難波駅との接続が有力 なにわ筋線”. 産経関西. (2011年3月25日). オリジナルの2011年3月26日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20110326195522/http://www.sankei-kansai.com/2011/03/25/20110325-051124.php 
  28. ^ “大阪都心-関空短縮 なにわ筋線 難波ルートに”. 読売新聞. (2012年3月22日). オリジナルの2012年3月26日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20120326221540/http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120322-OYO1T00200.htm 
  29. ^ 地下鉄四つ橋線、阪急・南海と接続 新大阪-関空直結へ構想 - 日本経済新聞、2012年5月8日、2013年11月25日閲覧。
  30. ^ 草町義和 (2017年5月23日). “「なにわ筋線」建設推進、JR西日本・南海など一致 2031年春開業目指す”. Response.. https://response.jp/article/2017/05/23/295115.html 2017年6月14日閲覧。 
  31. ^ “阪急、十三と新大阪を結ぶ連絡線 長期計画に盛り込む”. 朝日新聞. (2017年5月20日). http://www.asahi.com/articles/ASK5M5JQ2K5MPLFA00L.html 2017年6月14日閲覧。 
  32. ^ 神山, 純一 (2019年10月23日). “なにわ筋・新大阪連絡線、実現へ一歩 阪急などが協議へ”. 朝日新聞DIGITAL. 2019年11月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月28日閲覧。
  33. ^ 阪急など鉄道3社、新規2路線の事業化を府・市と協議へ”. 日本経済新聞 (2019年10月23日). 2019年10月28日閲覧。
  34. ^ 阪急など、新規2路線の事業化へ大阪府・市と協議開始”. 日本経済新聞 (2020年2月5日). 2020年2月6日閲覧。
  35. ^ “<独自>阪急十三駅と新大阪、うめきたを結ぶ新線、13年開業へ”. 産経新聞 (産経新聞社). (2022年12月27日). https://www.sankei.com/article/20221227-2YZDWPKGQVLGDNCGZ5RKCHIAF4/ 2022年12月27日閲覧。 
  36. ^ “<独自>阪急、2031年に関空直通へ 急行を乗り入れ”. 産経新聞 (産経新聞社). (2023年8月16日). https://www.sankei.com/article/20230816-3SVKK4WLGJME7H3JQW3JF4FWYQ/ 2023年8月16日閲覧。 
  37. ^ なにわ筋線について
  38. ^ なにわ筋線事業計画に係る都市計画素案説明会説明資料 - 大阪市・関西高速鉄道、2019年3月
  39. ^ 鉄道ジャーナル2001年8月号『都市鉄道調査 最終報告(続)』(佐藤信之)


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なにわ筋線

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南海電気鉄道」の記事における「なにわ筋線」の解説

詳細は「なにわ筋線」を参照 新今宮駅 - (仮称西本町駅 - (仮称)北梅田駅大阪駅新大阪難波結んで関空アクセス利便性高め路線として1980年代からなにわ筋線の計画があった。長らく構想自体停滞していたが、2017年3月大阪府大阪市JR西日本南海電気鉄道阪急電鉄の5者が新たな事業計画大筋合意した報じられた。 同年5月には、JR難波駅 - (仮称西本町駅 - (仮称中之島駅 -(仮称)北梅田駅大阪駅)間および、南海新今宮駅 - (仮称南海新難波駅 - (仮称西本町駅 - (仮称中之島駅 - 北梅田駅大阪駅)間を第三セクター整備建設)し、南海新難波駅西本町駅中之島駅および北梅田駅の4駅を新設すること、JR難波 - 北梅田間をJR西日本新今宮 - 北梅田間を南海営業主体となって営業する西本町 - 北梅田間はJR西日本南海共同営業)こと、2031年春の開業目標としていることが5者から発表された。大半地下線で、南海新今宮駅から南海本線乗り入れる阪急も北梅田駅 - 十三駅間を結ぶなにわ筋連絡線新設調査検討するとしており、なにわ筋線と直通運転する協議進める。 なにわ筋線計画具体化したことにより、悲願であった梅田進出」が達成される過去3度梅田までの延伸申請していたが、いずれも大阪市却下されている。また競合するJR西日本難色示したことで断念していた。

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なにわ筋線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/14 02:51 UTC 版)

大阪圏における高速鉄道を中心とする交通網の整備に関する基本計画について」の記事における「なにわ筋線」の解説

新大阪駅からJR難波駅及び汐見橋駅までを結ぶ計画2004年近畿地方交通審議会答申にも盛り込まれている。詳細は「なにわ筋線」を参照

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なにわ筋線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/12 17:55 UTC 版)

中之島駅」の記事における「なにわ筋線」の解説

2017年5月23日大阪府・大阪市西日本旅客鉄道JR西日本)・南海電気鉄道南海)・阪急電鉄阪急)の5者共リリースにより明らかにされたなにわ筋線の建設計画では、途中中之島駅仮称)を設け計画明らかにされている。 大阪市2019年3月示した都市計画素案説明会資料によれば、なにわ筋線は堂島川土佐堀川護岸基礎の下を横断するため地下30-40mの深さ通過する計画で、駅は地下4階5階単式ホーム1面1線を上下並べた構造想定されている。第三セクター関西高速鉄道事業主体となり、JR西日本南海第三種鉄道事業者として運行を行うことが予定されている。 なお、京阪中之島駅構内ではなにわ筋線との接続駅とする前提で既に連絡通路建設が行われている。

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