たた・く【×叩く/×敲く】
読み方:たたく
[動カ五(四)]
1
㋐手や道具を用いて打つ。また、続けて、あるいは何度も打つ。「ハエを—・く」「肩を—・く」
㋒強く打つ。なぐる。ぶつ。「棒で—・く」「尻を—・く」
2 魚肉を包丁で打つようにして細かく切ったり柔らかくしたりする。「アジを—・く」
3
㋐攻撃を加えて相手を負かす。やっつける。「敵の精鋭を—・く」「出はなを—・く」
㋒相手の言論・文章などを徹底的に批判する。強く非難する。「新聞に—・かれる」
4 相手の考えを聞いたり、ようすを探ったりする。打診する。「先方の意向を—・く」
5 値段をまけさせる。値切る。買いたたく。「二束三文に—・いて買う」
7 (多く「…口をたたく」の形で)さかんに、またいろいろに言う。「むだ口を—・く」「陰口を—・く」
8 (「門をたたく」などの形で)教えを請うためにたずねる。「師の門を—・く」
9 《扇子などで演台をたたくところから》講談を演じる。「一席—・く」
11 《鳴き声が戸をたたく音に似ているところから》クイナが鳴く。
→打つ[用法]
[可能] たたける
たたく
叩
叩く(タタク)
たたく
出典:『Wiktionary』 (2021/09/04 11:48 UTC 版)
発音
動詞
たたく【叩く、敲く】
- 〔原義〕(何度かまたは続けて)打つ。
- (注意を喚起するために)打つ。打って音を(または意見を引き)出す。
- 戸を叩く。
- (絶え間なく、または盛んに)打ちつける。
- 強く打つ。殴る。打(ぶ)つ。
- (相手が音をあげるまで)続けて激しいこと(鍛錬・仕込みなど)をする。
- (相手が負けるまで)徹底的に攻撃してやっつける。くじく。
- 非難する。論破する。
- (調理) 包丁の背などで柔らかくなるまで何度も打つ。
- (調理) みじん切りにする。
- 〔商業〕買い頃になるまで値切る。損を承知の値段で売る。
- 〔衣料〕縫い付ける。ミシンをかける。
- 襟にネームをたたく。
- 〔土木〕路盤を整える。
活用
類義語
成句
翻訳
叩
噋
扣
搞
撽
敲
椓
毃
「たたく」の例文・使い方・用例・文例
- 机をこぶしでたたく
- ドラムをたたく
- 戸をどんどんとたたく
- 納屋はまたたく間に全焼した
- 拍手する;手をパンとたたく
- 拍手する;ポンとたたく
- 戸をたたく
- 太鼓をたたく
- 馬をむちでピシッとたたく
- ハエをたたく
- 肩を軽くたたく
- くぎを金づちで強くたたく
- たった今,ドアをたたく音がした
- へらず口をたたくな
- またたく間に
- 背中をぽんとたたく彼の行為はその女性をいらだたせた。
- ケトルドラムをたたく
- 私はドアをどんどんとたたく音を聞き、急いでドアに向かった。
- 物をたたく音
- そこには美味しい食べ物もまたたくさんある。
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