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三省堂 大辞林

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こす 【小簾】

〔「おす」を誤読してできた語〕みす。すだれ。
玉すだれ―のま通し風の涼しさ/金槐(夏)

こ・す 0 【越す/超す】

(動サ五[四])

(1)山・川その他の障害物や境界線の上を通り過ぎてその向こう側へ行く。《越》
「峠を―・す」「箱根八里は馬でも―・すが―・すに―・されぬ大井川
〔「越える」に比べて、ある一点突破することに主眼がある〕
(2)ある基準数値を上まわる。こえる。
「四万人を―・す大観衆」「三時間を―・す大演説」「五〇の坂を―・す」
(3)ある区切り目となる時や困難な時期を過ぎる。《越》
「この問題解決は年を―・しそうだ」「ツバメは南の暖かい国で冬を―・す」
(4)後ろら行って先を進んでいたものより前に出る。位などが上位になる。《越》
ライバル会社の先を―・して新型機種発売する」「大将を人より―・して大臣になして/宇津保(楼上・下)」
(5)(「にこす」の形で)よりも優れる。よりもよい。
給料は高いに―・したことはない」「これに―・す幸いはございません」
(6)引っ越しする。ひっこす。《越》
「隣に―・して来た人」「転任大阪へ―・すことになった」
(7)(「おこしだ」「おこし下さる」などの形で)「行く」「来る」の尊敬表現。いらっしゃる。《越》
「あら、どちらへお―・しですか」「皆様どうぞおそろいでお―・し下さい
〔本来「越ゆ」に対す他動詞であったが、神の力などによって自分自身越えさせる意から転じて、ほぼ「越える」と同じような意味で用いられるようになった〕
[可能] こせる
慣用] 先(さき)を―・峠を―・年を―・一山

こ・す 0 1濾す/漉す】

(動サ五[四])

〔「越す」と同源液体などに混じったごみやかすを、布・紙・フィルターなどで取り除く。
濁った水を布で―・す」
[可能] こせる

こ・す 1 【鼓す】

?(動サ五)

サ変動詞鼓する」の五段化〕気分をふるいたたす。
「勇を―・す」
?(動サ変
⇒こする

こ・す遣す】

(動サ四)

よこす。おこす。
筑紫より来たる人にすだれがはを乞ふを、今々とて―・さねば/兼澄集」

こ・す居す】

(動サ変

ある場所・地位にいる。
栄耀門戸に余るのみならず執事の職に―・して/太平記 37

こ・す挙す】

(動サ変

「きょす(挙)」に同じ。
人材を―・す」

こ・す痼す】

(動サ変

長い間病気する。痼疾となる。
一片痛恨深く―・して/不如帰蘆花)」

こ・す錮す】

(動サ変

一室にとじこめて、外出などの自由を奪う。禁錮する。
獄丁の手に―・せられて/思出の記蘆花)」





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