e-wing 路線概説

e-wing

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/04 09:16 UTC 版)

路線概説

中部国際空港線

中部国際空港開港に合わせて運行を始めた。呼称の「e-wing」は一般公募によるものであり、飛行機を連想させる "wing" を併せることで、遠鉄("e"ntetsu)が運行する空港連絡バスであることを表したものである。

浜松市中央区浜松駅バスターミナル掛川市掛川IC駐車場・磐田市磐田IC駐車場から、東名高速道路伊勢湾岸自動車道知多半島道路セントレアラインを経由し、愛知県常滑市中部国際空港(セントレア)まで運行する。

ただし、磐田IC・掛川IC発着便の一部は浜松西IC止まりのため、浜松西ICでの乗り換えを要する。

旧名古屋空港(現・県営名古屋空港)の頃は公共交通機関で遠州地区から同空港へ行く場合、鉄道路線バスなど複数の交通機関を乗り継がなければならなかったが、中部国際空港の開港と同時に運行を開始した当路線により、乗り換えの手間が低減し、旅行先で滞在できる時間帯が拡大するなど空路利用時の利便性が大幅に向上した。また新東名高速道路の愛知県区間開通後は定時率が大幅に向上している。

富士山静岡空港線

富士山静岡空港の開港に伴い、同空港へのリムジンバスも「e-wing」として運行を開始した。

掛川IC発で掛川駅南口を経由していた。他に静岡県自主運行バスの形態でホテルコンコルド浜松・浜松駅〜静岡空港間をノンストップでつなぐ系統も存在していたが、2012年3月24日をもって廃止となり、続いて同年10月28日をもって掛川インター・掛川駅南口〜富士山静岡空港間も廃止。これにより同路線は全線廃止となった。

沿革

  • 2005年(平成17年)
    • 2月17日 - 中部国際空港開港にあわせて中部国際空港線が運行開始。当時は磐田駅(一部便のみ)・浜松駅〜中部国際空港間で運行。
    • 6月17日 - 利用者10万人達成。
    • 9月1日 - ダイヤ改正。(中部国際空港〜磐田営業所便、浜松西IC〜磐田営業所間連絡便を新設。磐田駅発着便は廃止。)
    • 11月1日 - ダイヤ改正(増便)。
  • 2006年(平成18年)
    • 5月8日 - ダイヤ改正。(中部国際空港〜磐田IC駐車場〜掛川IC駐車場間新設。掛川・空港系統の停留所に東名浜松北が追加。磐田営業所バス停は廃止。)
  • 2007年(平成19年)
    • 3月27日 - HP上で予約の変更・取消しが可能になるなど予約システムがリニューアル。
    • 6月1日 - ダイヤ改正。(増便、一部便の行き先変更、高丘駐車場の閉鎖・バス停廃止。)
  • 2009年(平成21年)
    • 6月4日 - 静岡県から業務委託を受け、静岡空港開港にあわせて富士山静岡空港線が浜松西IC〜富士山国際空港間で運行開始。東名袋井、掛川駅南口、東名豊橋北(静岡空港発着・接続便のみ)に停車。また、この日より予約受付時間が前日の18時までとなった。
    • 9月12日 - 掛川駅南口〜富士山静岡空港の区間便を開設。
    • 10月19日 - ダイヤ改正。同時に手荷物持ち込み制限が変更。
  • 2010年(平成22年)
    • 7月1日 - 同年9月までの期間限定運行としてホテルコンコルド浜松・浜松駅〜富士山静岡空港間の直行便を運行開始。(その後、運行期間を延長)
    • 8月16日 - ダイヤ改正。(富士山静岡空港線の減便および区間短縮。)
  • 2011年(平成23年)
    • 4月1日 - 浜松観光バスが参入し共同運行となる[1]。同時にダイヤ改正。(中部国際空港線の所要時間延長とそれに伴う時刻変更、富士山静岡空港線の時刻変更。本数は変更無し。)
  • 2012年(平成24年)
    • 3月24日 -「ホテルコンコルド浜松・浜松駅〜富士山静岡空港間」の便が業務委託契約期間満了となり、運行を終了した。
    • 10月28日 -「掛川IC・掛川駅南口〜富士山静岡空港」の便を運行終了。これにより富士山静岡空港線は全線廃止となった。
  • 2013年(平成25年)
  • 2014年(平成26年)
    • 4月1日 - 消費税増税に伴い運賃改定。
    • 6月1日 - ダイヤ改正。最終便延長。
    • 9月1日 - 音羽BSでの停車を開始[2]。ダイヤ自体の変更はなし。
    • 12月1日 - 車内にて無料Wi-Fiサービスを開始[3][4]
    • 12月13日 - ダイヤ改正。時刻変更はないが掛川行きに接続する浜松駅行きの一部が浜松駅行きに接続する掛川行きとなる[5]
  • 2015年(平成27年)
    • 1月1日 - 浜松観光バスが遠州鉄道に合併。再び遠州鉄道の単独運行となる。
    • 4月1日 - 中部国際空港発のみ1便舘山寺温泉行きを設定。
    • 7月1日 - ダイヤ改正。舘山寺温泉行きがホテル九重まで延伸するとともに浜名湖パルパルウェルシーズン浜名湖のバス停が追設される。周遊乗車券「HAMANAKO RAIL PASS」発売開始。
    • 11月21日 - 空港発のみダイヤ改正。舘山寺温泉行き1便を廃止し別時間帯に浜松西IC行きを1便新設し増便。代替として舘山寺温泉へは浜松西ICからのピストン便を2便運行。そして掛川IC第2駐車場供用開始。

運行会社

かつては三方原営業所も運行に携わっていた他、共同運行会社として浜松観光バス(本社営業所)も運行していた。詳細は#沿革を参照。


  1. ^ 会社案内 | 浜松観光バス
  2. ^ 東名音羽バス停新設 | 東日新聞
  3. ^ [1]
  4. ^ [2]
  5. ^ 平成26年12月13日ダイヤ改正
  6. ^ 運賃箱や降車ボタンの設置、車内前方の一部座席の荷物置場への改造など。
  7. ^ 公式Facebookページ(2014年9月26日)


「e-wing」の続きの解説一覧

ユーイング

(e-wing から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/24 17:54 UTC 版)

ユーイング(Ewing)は、英語圏の姓、地名。




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