THAI FIGHT THAI FIGHTの概要

THAI FIGHT

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/09/19 07:50 UTC 版)

リング

概要

THAI FIGHT 2012 final at Royal Plaza

2000年代に入って以降、経済成長が著しいタイでは、もともとは賭けの対象で、貧困層のスポーツとみなされていたムエタイから一般層が離れている傾向がある。そこで、国技であるムエタイの隆盛を目指すため、タイ政府も協力し(大会の記者会見にはタイの副首相も出席した)、より広い層にエンターテインメントとして楽しめる競技を国を挙げて目指してTHAI FIGHTは発足された。大会の様子はタイのテレビ局である3チャンネルで生中継され、トーナメントの優勝者には賞金200万バーツ(約550万円)とスポンサーであるISUZUピックアップトラック1台が与えられる[1]

2011年には日本を含む世界5カ国で大規模な興行を実施する予定である[2]

試合にはタイ人だけでなく、世界中のナックモエが出場している。

試合形式

通常のムエタイは3分5ラウンド制だが、THAI FIGHTでは3分3ラウンド制を採用。そのため、通常のムエタイよりもパンチの打ち合いなども多く、試合がアグレッシブなものとなっている。THAI FIGHTのプロモーターであるアカポン・アンマニーは、「THAI FIGHTではTHAI FIGHTのスタイルで試合をすべきであり、通常のムエタイスタイルの試合は嫌いだ。そういう試合をする選手は試合後に呼び出して注意する」と言う旨の発言を日本のメディアのインタビューでしている[3]

選手は黒か白のいずれかの色の同じデザインのトランクスと、黒か白のグローブを着用して闘う。

その他

大会の開会式では古式ムエタイの舞や、タイの音楽の演奏などもあり、エンターテインメント性が高い大会となっている[4]

関連項目

外部リンク




  1. ^ 【ムエタイ】世界16カ国が参加したビッグトーナメントで日本の宮越がMVP獲得!格闘技ウェブマガジンGBR 2010年8月29日
  2. ^ 【ムエタイ】タイの副首相も出席、首相官邸で記者会見!世界5カ国でThai Fight開催格闘技ウェブマガジンGBR 2011年4月5日
  3. ^ イサミ公式カタログ&マガジン "Guts to Fight" 2012 Autumn Vol.18 p.33
  4. ^ 【ムエタイ】世界16カ国が参加したビッグトーナメントで日本の宮越がMVP獲得!格闘技ウェブマガジンGBR 2010年8月29日


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