ROOKIES 映画『ROOKIES -卒業-』

ROOKIES

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映画『ROOKIES -卒業-』

ROOKIES -卒業-
監督 平川雄一朗
脚本 いずみ吉紘
原作 森田まさのり
出演者 佐藤隆太
市原隼人
小出恵介
音楽 羽毛田丈史
高見優
主題歌 GReeeeN遥か
撮影 斑目重友
編集 大野昌寛
製作会社 映画「ROOKIES」製作委員会
配給 東宝
公開 2009年5月30日
上映時間 137分
製作国 日本
言語 日本語
興行収入 85.5億円[25]
テンプレートを表示

ROOKIES -卒業-』のタイトルで2009年5月30日、東宝系劇場で公開。キャッチコピーは「夢が、俺たちを強くした。」。テレビドラマ版と同一のキャスティング・スタッフによる製作で、監督はドラマ版では演出を担当した平川雄一朗。ストーリーはドラマ版の続編的な位置づけとされ、ドラマ版では登場しなかった笹崎戦などを織り込んだオリジナルの内容で構成される。またドラマ版では登場しなかった赤星・濱中も登場する。

日本全国428スクリーンで公開され、土日2日間で98万7,387人を動員。2009年公開映画で一番の週末記録を出し、最終興行収入85.5億円[25]を記録した。これは同年に公開された邦画・洋画全作品中で興行収入1位である。また、実写邦画歴代興行収入第8位(2019年現在)ともなっている。『少年ジャンプ』原作映画作品としても2020年に『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』に抜かれるまで1位の座についていた(実写作品に限れば現在も引き続き1位)。

映画版からのキャスト

主要人物はキャストの節を参照。

二子玉川学園
笹崎高校
その他

スタッフ(映画)

補足(映画)

  • 公開初日は日本全国428スクリーンで展開され、2日間(土曜・日曜)での観客動員数は98万人を超えた。また興行収入も2日間で12億円を超える好調なスタートとなった[26][27]
  • 映画版の試合のシーンには実際の高校野球の大会でも数多く使われる明治神宮野球場および神奈川工科大学(劇中では玉川工業大学として出演)のKAITスタジアムで撮影された。また、阪神甲子園球場では撮影こそ行われていないが、上映キャンペーンが行われた。同じ日にホームの阪神タイガースは、京セラドーム大阪で開催された。
    • このキャンペーンの一環で、2009年5月12日に横浜スタジアムで開催された横浜ベイスターズ読売ジャイアンツ7回戦では、川藤幸一率いる二子玉川学園の野球部員10人が総出演で始球式を行なうというサプライズがあった。投手は佐藤隆太、打者は市原隼人。他の出演者はレギュラーポジションに準じる配置であったが、1回目は市原隼人が納得せず、乱闘になったため、始球式は2度行われている。
  • 映画芸術誌において2009年日本映画ワーストテンにおいてワースト3位となる。『ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル』の「ザ・シネマハスラー」や映画秘宝(洋泉社)の連載記事「日本映画縛り首」でも激しく批判されている[要追加記述]
  • 2010年9月26日の21:00 - 23:19(JST)にTBS系列で地上波では初めて放送された。平均視聴率は11.2%(関東地区ビデオリサーチ調べ)。
  • ROOKIES -卒業-「〜軌跡 完全シナリオ&ドキュメントブック」でのインタビューで山本裕典は二子玉川学園について「短期留学」と表現している。

DVD/BD(映画)

  • DVD
    • ドキュメント of ROOKIES -卒業- (2009年4月22日、SDP) SDP-1007
    • ROOKIES -卒業- DVD通常版(1枚組、2009年12月4日、TCエンタテインメント
      • 本編:劇場公開版本編を収録
      • 映像特典
        • 特報・劇場予告編・TVスポット集
    • ROOKIES -卒業- LAST DVD ALBUM(3枚組、初回限定生産、2009年12月4日、TCエンタテインメント)
      • ディスク1:本編DVD(2分の未公開シーンを加えた完全版)
      • ディスク2:特典DVD1
        • ドキュメント of ROOKIES -卒業- 完全版
        • 映画公開記念生放送卒業スペシャル
      • ディスク3:特典DVD2
        • 超オフオフ最後の座談会―卒業そして涙。
        • Yahoo! ライブトーク〜ニコガク野球部全員集合・卒業前夜トークライブ〜
        • 前売券発売イベント in 六本木ヒルズ
        • 全部見せます!宣伝SPOT全パターン〜劇場版特報からTVスポット映像まで〜
        • (秘)打ち上げVTR
      • 44P豪華卒業アルバム仕様
  • Blu-ray Disc
    • ROOKIES -卒業- ブルーレイ版(1枚組、2009年12月4日、TCエンタテインメント)
      • 本編:完全版本編を収録(LAST DVD ALBUM版と同様)
      • 映像特典
        • 特報・劇場予告編・TVスポット集

書籍(映画)


注釈

  1. ^ ただし、作中では父親について深く語られていない。
  2. ^ 目黒川高校との練習試合で実力がありながら野球と相手チームを馬鹿にした態度をとる目黒川ナインを怒鳴りつけたり、地区予選で笹崎高校監督の千葉の方針に納得できず試合中にベンチに乗り込んで抗議するなど。
  3. ^ 川上がチームプレイを軽視していたことが原因でもある。
  4. ^ 基本的には呼び捨てにするがその際のみ彼を「監督」と呼んだ。
  5. ^ 偶然にも、川藤が教師の道を目指すきっかけとなった「とある番組の少年」で、その少年が若菜だと知り、結果を知っても感謝している。
  6. ^ ドラマ、劇場版では口癖になっている。
  7. ^ 出場校の全高校の主将の中では最も小柄
  8. ^ しかし連載開始当初は喫煙や暴言など、粗野な性格描写もあった。
  9. ^ 川藤は安仁屋に再び野球をやらせる事で頭が一杯だったので上の空だったが、あれこれ言う若菜達部員の声を無視し「そんなもん(野球を知っていて部復活の発起人の)御子柴に決まってるだろう」と最初から決めていた
  10. ^ 言い分も聞こうとせずに見捨てるような対応を取ったことで安仁屋から叱咤される。また、実際はキャッチャーの特訓のためについた傷であり言いがかりをつけられても若菜は反撃をしなかった。その後桧山との特訓現場を目の当たりにして若菜に謝罪する。
  11. ^ ただし、進級前の卒業式後に元サッカー部の上級生からお礼参りを受ける辻(ドラマ版では島野)を救出するために安仁屋達が彼らを殴った際には狼狽えるばかりで咎めることはできなかった。
  12. ^ 謝罪に行った際は暴行を受けても一切手を出さなかった。ドラマ版においては、御子柴の「先輩たちの夢を壊してしまったけじめをつけるべき」との提案を受け入れて野球部全員で謝罪しに行き、ウイニングボールを返してもらっている。
  13. ^ ドラマ版では両親の離婚を機に友達を求めて中学生から野球部に所属していた。
  14. ^ お礼を述べる前に今まで呼び捨てにしていた川藤を初めて「先生!」と呼んだ。
  15. ^ ドラマ、劇場版では終始右翼手のまま。
  16. ^ ドラマでは目黒川との再戦で二塁手を、メンバーが揃う以前のノックでは三塁手をしていた。
  17. ^ ドラマの最終戦では中堅手で、劇場版では左翼手のまま。
  18. ^ 27連続三振の記録を持つ。
  19. ^ 本人としては簡単なもので、他の者も知っているとばかり思って言わなかったため、教えるまで苦戦を強いられる羽目となった。
  20. ^ 素振りは毎日1000本やっていると言いつつも実際は100本もしていない他、ロードワークに付いて行けずタクシーで追いかける
  21. ^ 掛布はその事実を知った際、一時期ではあるが川藤に対して恐れをなして遜った態度を取っていた。
  22. ^ その後、福岡ソフトバンクホークスへ入団した。
  23. ^ 雑誌自体は新人作家の読切漫画集である。
  24. ^ a b 「TBS」の略称は、2009年3月までは東京放送、2009年4月以降はTBSテレビを指す。
  25. ^ 連続ドラマとしては木曜22時枠の『だいすき!!』の後続ドラマ。
  26. ^ a b 当時は土曜19時台をフジテレビの番組に差し替えていたテレビ山口でも、他の19:00(または18:30)からの長時間特番同様、TBS同時ネット放送が行われ、ネットスポンサーもTBSと同一だった。
  27. ^ 本人曰く長州力のセコンドの友達の妹の元彼直伝のラリアット。
  28. ^ 弓永たちにリンチされた際は坪井たちはほぼ一瞬しか写っていない。
  29. ^ 2009年3月まではテレビ放送免許および著作権は東京放送が保有していたため「制作 TBSテレビ・製作著作 TBS」とクレジット表記していた。

出典

  1. ^ “サミーが「CRルーキーズ」発売”. pachinko village. (2013年7月26日). https://www.pachinkovillage.com/news_2/?id=18299 2021年1月26日閲覧。 
  2. ^ a b c 『週刊ヤングジャンプ』2009年26号より
  3. ^ しかし特訓の様子を目撃するまで事情を知らなかった御子柴に「約束を破って喧嘩をした」と誤解され、チーム内の関係が悪化したことがある。速球をとれるようになった際は全員から拍手で賞賛された。
  4. ^ ドラマ版では川藤に部室の片付けを強引に手伝わされたところを新庄に見つかり詰め寄られるが、「お前がいつも言っている仲間は、こういうことすることか!?そんなの大した仲間じゃねぇよ!!」と暴力だけで従わせるやり方を真っ向から批判し、彼を激昂させた。
  5. ^ 『ROOKIES』原作者明かす佐藤隆太との秘話に感動の声「アツい!」 マイナビニュース 2016年10月20日、2019年12月6日閲覧
  6. ^ a b “佐藤隆太 念願の熱血教師役に感涙”. スポニチ Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2008年1月31日). オリジナルの2008年2月2日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20080202144905/http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2008/01/31/03.html 2008年1月31日閲覧。 
  7. ^ ROOKIES 1(文庫版)”. 集英社. 2022年3月3日閲覧。
  8. ^ ROOKIES 2(文庫版)”. 集英社. 2022年3月3日閲覧。
  9. ^ ROOKIES 3(文庫版)”. 集英社. 2022年3月3日閲覧。
  10. ^ ROOKIES 4(文庫版)”. 集英社. 2022年3月3日閲覧。
  11. ^ ROOKIES 5(文庫版)”. 集英社. 2022年3月3日閲覧。
  12. ^ ROOKIES 6(文庫版)”. 集英社. 2022年3月3日閲覧。
  13. ^ ROOKIES 7(文庫版)”. 集英社. 2022年3月3日閲覧。
  14. ^ ROOKIES 8(文庫版)”. 集英社. 2022年3月3日閲覧。
  15. ^ ROOKIES 9(文庫版)”. 集英社. 2022年3月3日閲覧。
  16. ^ ROOKIES 10(文庫版)”. 集英社. 2022年3月3日閲覧。
  17. ^ ROOKIES 11(文庫版)”. 集英社. 2022年3月3日閲覧。
  18. ^ ROOKIES 12(文庫版)”. 集英社. 2022年3月3日閲覧。
  19. ^ ROOKIES 13(文庫版)”. 集英社. 2022年3月3日閲覧。
  20. ^ ROOKIES 14(文庫版)”. 集英社. 2022年3月3日閲覧。
  21. ^ 新ドラマ枠「土8」。記念すべき4月スタートの第一弾に「ROOKIES(ルーキーズ)」の連続ドラマ化が決定!:テレビドラマ版公式サイト(TBS)
  22. ^ “TBS「土8」をドラマ枠に -バラエティー路線転換 第1弾「ROOKIES」”. YOMIURI ONLINE (読売新聞社). (2008年3月6日). オリジナルの2008年3月12日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20080312091218/http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/tv/20080306et08.htm 2008年3月6日閲覧。 
  23. ^ “埼玉の高校生、学校さぼって「ROOKIES」エキストラに”. YOMIURI ONLINE (読売新聞社). オリジナルの2008年12月14日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20081214120133/http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20081211-OYT1T00136.htm 2008年12月11日閲覧。 
  24. ^ 300人に聞いた!胸が熱くなるドラマランキング17!名シーンもあわせて紹介!”. TVマガ (2021年8月2日). 2021年10月9日閲覧。
  25. ^ a b 2009年(平成21年)興収10億円以上番組 (PDF) - 日本映画製作者連盟
  26. ^ “『ROOKIES』2日間で興収12億円超、最終興収100億円へホームランスタート”. シネマトゥデイ (シネマトゥデイ). (2009年6月2日). https://www.cinematoday.jp/news/N0018297 2009年6月2日閲覧。 
  27. ^ “ルーキーズ:2日間で約100万人動員 「花男」超え、90億円超も狙える滑り出し”. 毎日jp(まんたんウェブ) (毎日新聞社). (2009年6月1日). オリジナルの2009年6月3日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20090603065332/http://mainichi.jp/enta/mantan/news/20090601mog00m200022000c.html 2009年6月1日閲覧。 
  28. ^ “森田まさのり「ROOKIES」舞台化決定、川藤幸一役は根本正勝”. ステージナタリー (ナターシャ). (2021年9月7日). https://natalie.mu/stage/news/444161 2021年12月5日閲覧。 


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