電撃大賞 (ラジオ番組)
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電撃大賞 | |
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ラジオ:電撃大賞クリス・クロス | |
放送期間 | 1994年10月 - 1994年12月 |
放送局 | 文化放送 |
放送時間 | 日曜日 21:00-21:30 |
放送形式 | 収録放送 |
パーソナリティ | 三石琴乃 |
提供 | メディアワークス |
ラジオ:電撃大作戦 | |
放送期間 | 1995年4月 - 1996年3月 |
放送局 | 文化放送 |
放送時間 | 土曜日 26:00-26:30 |
放送形式 | 収録放送 |
ネット局 | ラジオ大阪(1995年10月 - ) |
パーソナリティ | 田中真弓・笠原留美 |
アシスタント | 中川亜紀子 |
提供 | メディアワークス アミューズメントメディア総合学院(-1995年10月) |
ラジオ:電撃大賞 | |
放送期間 | 1996年4月 - 2015年3月28日 |
放送局 | 文化放送 |
放送時間 | 土曜日 26:00-26:30 |
放送形式 | 収録放送 |
ネット局 | ラジオ大阪 東海ラジオ(2001年4月-) UNIQue the RADIO(2007年3月-2007年8月) 超!A&G+(2007年9月-2011年3月) |
パーソナリティ | 不定期交代 花江夏樹・谷澤恵里香(2013年4月-2015年3月) |
提供 | メディアワークス(-2008年3月) アスキーメディアワークス(2008年4月-) |
テンプレート - ノート |
本項では前身番組『電撃大賞クリス・クロス(でんげきたいしょうクリスクロス)』、『電撃大作戦(でんげきだいさくせん)』についても述べる。
なおここでは便宜的に、番組の特定の時期を示すのにパーソナリティの名を冠して「○○時代」という用語を使うが、公式の用語ではない。
概要
タイトル
2008年3月までメディアワークス、4月から合併によりアスキー・メディアワークスが提供元[1]であり、主宰している電撃ゲーム小説大賞と連動して始まった。
発行している電撃文庫と連動しており、第1回金賞の高畑京一郎著書の『クリス・クロス 混沌の魔王』から、1994年10月に放送開始。当初は番組タイトルが『電撃大賞クリス・クロス』として始まった。この番組は1クールで終わったが、1995年4月に『電撃大作戦』として新たな枠・内容で開始。1996年4月より『電撃大賞』に変更となり現在に至る。ただし、番組表では『電撃大賞』となっていたが、タイトルコールでは、実写映画版『ブギーポップは笑わない Boogiepop and Others』主演の吉野紗香がパーソナリティだった間は『電撃大賞 ブギーポップ』だった。また、ラジオドラマがあるときはその間だけサブタイトルをその作品名にすることもあった。
『電撃大賞クリス・クロス』のみ文化放送での放送時間帯が異なっており、放送自体も一度1993年12月で途切れていることから、後述する『電撃大作戦』のリバイバル番組内や、書籍『電撃大賞読本』では[2]、田中真弓・笠原留美を初代のパーソナリティとしてカウントしている。しかしその一方で、『電撃大賞』番組内ではこのタイトルになった1996年4月を基準に年を数えており[3]、1996年を始まりとするアスキーメディアワークスによる報道もある[4]。
内容
どの局でも放送は深夜帯である。内容は時間帯通りの深夜向き。
提供元のメディアワークスの情報の発信を含む、ネタ投稿番組。はがきとメールでお便り募集をしていた。
ラジオドラマを展開している事も多く、そのドラマ名がラジオ番組のサブタイトルになることも多い。
特徴としては、文化放送A&Gゾーンでも屈指の下ネタ番組としての伝統があり、特に田中真弓・笠原留美、石川英郎、松野太紀、森田成一はその傾向を番組作りに反映させ、一部熱烈なファンを獲得し、そのスタイルは番組終了まで引き継がれていた。
パーソナリティ交代
『電撃大作戦』以降はパーソナリティは2人で、『電撃大賞』となってからは男女ペアである。男性パーソナリティは声優だが、女性パーソナリティには声優以外にアイドルが就くことも多い。数ヶ月から数年の頻度で交代し、交代は2人同時のことも、男性パーソナリティだけや女性パーソナリティだけのこともある。メールアドレス導入後は、男性パーソナリティの交代ごとにメールアドレスが変わっている。パーソナリティ期間は平均約1.9年[5]と短めで、松野太紀(4年9ヶ月)・秋山莉奈(4年)・森田成一(3年6ヶ月)が3年半以上にわたってパーソナリティを務める一方、最短は入絵加奈子の6ヶ月である。
現在の文化放送のアニラジとしては、1991年4月開始の『ノン子とのび太のアニメスクランブル』(こちらは開始以来一貫して日髙のり子と長谷川のび太アナウンサーのコンビ)に次ぐ長寿番組であった。
最終パーソナリティとなった花江夏樹は、パーソナリティの相方である谷澤恵里香を谷澤の方が1学年上であるにもかかわらず、『谷澤』と呼び捨てしていた。
シリーズの終了
2015年3月28日の放送をもって、1994年10月から始まった『電撃大賞クリス・クロス』から続いた本シリーズは20年半の放送に幕を降ろした[6]。最終回は歴代パーソナリティをゲストに交えて、番組のフィナーレを飾った[7]。
放送時間
- 文化放送
- 1994年10月16日 - 1995年1月8日 日曜日 21:00 - 21:30
- 1995年4月15日 - 2015年3月28日 土曜日 26:00 - 26:30
- 『文化放送ホームランナイター』延長時には時間変更・または休止の場合あり。休止された分は放送が飛ばされ、下記2局のみの放送(一種の裏送り)となる。
- ラジオ大阪
- 1995年10月 - 1996年3月 日時不明
- 1996年4月 - 2008年9月 日曜日 25:00 - 25:30
- 2008年10月 - 日曜日 24:30–25:00
- 2015年1月現在、25:00以降に特別番組がない限り、一週間の最終番組である。
- 東海ラジオ
- 2001年4月 - 2009年10月4日 日曜日 25:30 - 26:00
- 2009年10月10日 - 土曜日 26:00 - 26:30[8][9]
- 『東海ラジオ ガッツナイタースペシャル』がナイターの場合、中継延長時(22:45を越えた場合)には放送時間繰り下げあり。ただしさらに遅い時間帯の自主制作番組を休止して時間調整するため、よほどの非常事態でない限りは放送休止(番組返上)となることはない。
一時的なネット局
- UNIQue the RADIO
- 2007年3月15日 - 2007年8月31日 木曜日 17:00 - 17:30、リピート: 金曜日 10:00 - 10:30
- 超!A&G+
- 2007年9月6日 - 2008年4月3日 木曜日 17:00 - 17:30、リピート: 金曜日 7:00 - 7:30
- 2008年4月10日 - 2009年4月2日 木曜日 18:00 - 18:30、リピート: 金曜日 8:00 - 8:30
- 2009年4月9日 - 2010年9月30日 木曜日 19:00 - 19:30、リピート: 金曜日 14:00 - 14:30
- 2010年10月7日 - 2011年3月31日 木曜日 18:00 - 18:30、リピート: 金曜日 8:00 - 8:30(4月1日はリピートなし)
- ^ 電撃大作戦時代など、この他のスポンサーもついていることがある。
- ^ a b c d e f g h i 電撃大賞 編『電撃大賞読本』メディアワークス 2003年「THE電撃大賞HISTORY」p.8–9
- ^ 2011年4月9日の番組内で「16年目」突入(つまり15年経過)とされた。
- ^ a b 【電撃15年祭】「あの電撃大賞」が幕張に戻ってきた! 「裏電撃大賞」イベントレポート - 電撃オンライン(2007年12月10日)
- ^ 『電撃大作戦』から2011年9月までの終了パーソナリティの平均。
- ^ 電撃大賞20年の歴史に幕!! 最後の公開録音を3月6日に開催!! - A&Gニュース(2015年2月23日)
- ^ ラジオ『電撃大賞』が、20年の歴史に幕! 谷澤恵里香さん・花江夏樹さん・田中真弓さん・松野太紀さん・石川英郎さん・森田成一さん登壇で、最後の公開収録が3月6日開催決定! - アニメイトタイムズ(2015年2月23日)
- ^ 重要なお知らせ 東海ラジオでは放送設備工事に伴い、2012年11月10日・17日・24日・12月1日の放送はその日の20時00分 - 20時30分に放送時間を繰り上げて放送した。
- ^ 重要なお知らせ 東海ラジオでは放送設備工事に伴い、2013年2月2日・9日・16日・23日・3月2日・9日・16日・23日・30日・4月6日・4月13日の放送はその日の20時00分 - 20時30分に放送時間を繰り上げて放送した。
- ^ 半年経過時点で一度偽の最終回を放送。エンディングでスタッフから「来週から『帰ってきた電撃大作戦』スタート」とのカンペが提示された。ポイントシステムの廃止など一部リニューアルはあったものの、タイトルは「電撃大作戦」のまま番組は継続した。
- ^ a b 電撃大賞 編『電撃大賞読本』メディアワークス 2003年「ラジオ電撃大賞 パーソナリティ座談会」p.86–95
- ^ 電撃大賞 編『電撃大賞読本』メディアワークス 2003年「チャー坊お仕事大好き 吉野紗香の一日」p.52–56
- ^ SAYAKA YOSHINO [@sayakayoshino] (2011年7月12日). "パパからチャー坊と呼ばれてたよ☆電撃大賞ってラジオのパーソナリティをさせて頂き、そこでもチャー坊と\(//∇//)\笑" (ツイート). Twitterより2023年2月26日閲覧。
- ^ a b c d みんなで元気に「ノーパン!」コール! 『電撃大賞』公開録音が変態すぎ!! - 電撃オンライン(2009年11月4日)
- ^ 2012年2月18日放送での三浦によると、表記は決まっていないが、リスナーからのメールでは平仮名が多い。
- ^ a b c d e f g 電撃大賞 編『電撃大賞読本』メディアワークス 2003年「感謝状」p.6
- ^ 電撃大賞 編『電撃大賞読本』メディアワークス 2003年「特選和歌俳句集」p.57–66
- ^ 電撃大賞 編『電撃大賞読本』メディアワークス 2003年「よだつ噂の真相」p.67–78
- ^ 電撃大賞 編『電撃大賞読本』メディアワークス 2003年「変ポエ」p.79–85
- ^ a b c d 電撃大賞(2011年9月17日のウェブ魚拓あり)
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t 電撃大賞 編『電撃大賞読本』メディアワークス 2003年「WELCOME TO 電撃大賞 17人のゲストが語る電撃大賞」p.28–35
- ^ 電撃文庫メルマガ 32 - 電撃ドットコム
- ^ a b 電撃文庫メルマガ 37 - 電撃ドットコム
- ^ 電撃文庫メルマガ 3 - 電撃ドットコム
- ^ 電撃文庫ブートレッグ 87 - 電撃ドットコム
- ^ JACK20 今夜、ラジオ「電撃大賞」を川上稔がジャック! - 電撃文庫
- ^ 電撃大賞 編『電撃大賞読本』メディアワークス 2003年「History of Radio Drama」p.11–27・「キノの旅―the Beautiful World― TVアニメ・短編DVD&ブックレット・ラジオドラマ」p.2–5
- ^ 電撃文庫メルマガ 7 - 電撃ドットコム
- ^ 電撃文庫メルマガ 8 - 電撃ドットコム
- ^ 電撃文庫メルマガ 11 - 電撃ドットコム
- ^ 電撃文庫メルマガ 21 - 電撃ドットコム
- ^ 電撃文庫メルマガ 22 - 電撃ドットコム
- ^ a b 電撃文庫メルマガ 23 - 電撃ドットコム
- ^ 電撃文庫メルマガ 29 - 電撃ドットコム
- ^ 電撃文庫メルマガ 47 - 電撃ドットコム
- ^ 電撃文庫メルマガ 53 - 電撃ドットコム
- ^ 電撃文庫メルマガ 54 - 電撃ドットコム
- ^ 電撃文庫メルマガ 60 - 電撃ドットコム
- ^ 電撃文庫メルマガ 64 - 電撃ドットコム
- ^ 電撃文庫メルマガ 72 - 電撃ドットコム
- ^ 電撃文庫メルマガ 78 - 電撃ドットコム
- ^ 電撃文庫メルマガ 82 - 電撃ドットコム
- ^ 電撃文庫メルマガ 84 - 電撃ドットコム
- ^ 電撃文庫メルマガ 86 - 電撃ドットコム
- ^ メディアワークスブースのミニステージも盛りだくさん! 人気作家などが登場! - 電撃オンライン(2002年10月14日)
- ^ 【エンタマ】パンツを脱いで「裏電撃大賞」! サイン本は売り切れ続出!! - 電撃オンライン(2004年10月23日)
- ^ 【公開録音】3年目突入、森田&柏木の『電撃大賞』の公開録音が11月19日開催決定! - 文化放送 A&G番組情報(2006年10月23日)
- ^ a b 電撃15年祭 ステージ情報 - 電撃オンライン
- ^ 【電撃15年祭】「ぱんつ」の準備はいいですかぁー!? ラジオ「電撃大賞」公開録音 - 電撃オンライン(2007年11月24日)
- ^ 【電撃15年祭】真の「プリンス」とは!? ラジオ「電撃大賞」主催スペシャルイベント - 電撃オンライン(2007年11月25日)
- ^ 電撃15年祭 Webラジオスタジオ情報 - 電撃オンライン
- ^ 【イベント】電撃大賞、衝撃の公開録音決定!! - 文化放送 A&G番組情報(2011年8月24日)
- ^ ステージ|AMW | 電撃20年祭 - アスキー・メディアワークス(2012年11月3日)
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