錦川鉄道錦川清流線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/07 17:00 UTC 版)
車両
1987年の錦川鉄道転換後は、NT2000形気動車が使用されていた[2]。2007年からNT3000形気動車の運行が開始され、2008年にNT2000形の運行が終了した。
国鉄時代の車両
旅客車はディーゼルカーが使用されていた。貨物列車は河山駅より大竹駅まで硫化鉱石を輸送するためC11形蒸気機関車が使用されていたが、無煙化されてDD13形ディーゼル機関車に変わった。
歴史
改正鉄道敷設法別表第96号「山口県岩国ヨリ島根県日原ニ至ル鉄道」の一部にあたる。
開業時から乗客数の少なさが予想されており、国鉄職員が配置されていた駅は貨物需要が見込まれていた河山駅のみ。錦町駅も日本交通観光(後のJR西日本広島メンテック)への委託駅であった[3]。川西 - 河山間では開業時に実キロの1.5倍の擬制キロを採用し割増運賃が適用されたが(翌1961年4月6日の運賃改定で1.25倍に軽減)[4]、1961年5月に国鉄新線建設に対し補助金が出ることになったため擬制キロによる割増運賃は廃止された[4]。
- 1960年(昭和35年)11月1日 - 国鉄岩日線として川西 - 森ヶ原信号場 - 河山間 (27.9 km) が開業[2]。御庄駅、南河内駅、北河内駅、椋野駅、南桑駅、根笠駅、河山駅開業[5]。
- 1963年(昭和38年)10月1日 - 河山 - 錦町間 (4.8 km) が延伸開業(旅客営業のみ)[2]。柳瀬駅、錦町駅開業。
- 1965年(昭和40年)11月1日 - 自動列車停止装置(ATS-S)の使用開始[6]。
- 1967年(昭和42年)4月 - 蒸気機関車の運転を終了[7]。
- 1971年(昭和46年)3月1日 - 行波仮乗降場開業。
- 1974年(昭和49年)10月1日 - 川西 - 河山間の貨物営業廃止。
- 1984年(昭和59年)6月22日 - 第2次特定地方交通線として廃止承認。
- 1986年(昭和61年)11月14日 - 第三セクター鉄道への転換を決定[2]。
- 1987年(昭和62年)
- 1991年(平成3年)3月16日 - 北河内 - 錦町間で特殊自動閉塞式使用開始[8]。
- 1993年(平成5年)3月18日 - 守内かさ神駅開業。
- 2013年(平成25年)3月16日 - 御庄駅を清流新岩国駅に改称[9]。
- 2018年(平成30年)
- 2019年(平成31年)3月19日 - 南桑駅 - 根笠駅間に清流みはらし駅が開業[13][14][15][16]。イベント臨時列車のみが停車する[16]。
駅一覧
路線名 | 駅名 | 駅間 営業キロ |
累計 営業キロ |
接続路線・備考 | 線路 |
---|---|---|---|---|---|
岩徳線 | 岩国駅 | - | 5.6 | 西日本旅客鉄道:R ■山陽本線(広島方面(JR-R16)・柳井方面) | | |
西岩国駅 | 3.7 | 1.9 | ◇ | ||
川西駅 | 1.9 | 0.0 | 西日本旅客鉄道:■岩徳線(徳山方面) | | | |
森ヶ原信号場 | - | (1.9) | (岩徳線との実際の分岐点) | | | |
錦川鉄道錦川清流線 | |||||
清流新岩国駅 | 3.9 | 3.9 | 西日本旅客鉄道: 山陽新幹線(新岩国駅) | | | |
守内かさ神駅 | 1.5 | 5.4 | | | ||
南河内駅 | 3.2 | 8.6 | | | ||
行波駅 | 2.6 | 11.2 | | | ||
北河内駅 | 2.7 | 13.9 | ◇ | ||
椋野駅 | 3.8 | 17.7 | | | ||
南桑駅 | 3.1 | 20.8 | | | ||
(臨)清流みはらし駅 | 1.7 | 22.5 [17] | イベント列車のみ停車 | | | |
根笠駅 | 1.0 | 23.5 | | | ||
河山駅 | 4.4 | 27.9 | | | ||
柳瀬駅 | 3.1 | 31.0 | | | ||
錦町駅 | 1.7 | 32.7 | | |
固有名詞の分類
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