第87回凱旋門賞
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レース概要
ワールドレーシング・チャンピオンシップ第7戦に指定されているが、2008年は同シリーズが休止されている。
今回から凱旋門賞ウィークエンドのスポンサーがカタール・レーシング・アンドエクエストリアンクラブとなったことにより、2007年(第86回)の総額賞金の2倍にあたる400万ユーロが総額賞金となった。これによりドバイワールドカップに次ぐ総額賞金の高い競走となり、芝の競走ではジャパンカップを上回り世界一総額賞金の高い競走になった。
レース施行前の状況
主な前哨戦の結果
施行日 | レース名 | 格 | 着順 | 競走馬名 |
---|---|---|---|---|
9月7日 | アイリッシュチャンピオンステークス | G1 | 1着 | ニューアプローチ |
バーデン大賞 | G1 | 1着 | カムジン | |
9月14日 | ヴェルメイユ賞 | G1 | 1着 | ザルカヴァ |
フォワ賞 | G2 | 1着 | ザンベジサン | |
ニエル賞 | G2 | 1着 | ヴィジョンデタ |
各馬の状況
フランスからは、無敗でフランス牝馬三冠競走を制し、施行時点でのレーティングは124ポンドで牝馬トップとなる世界第8位のザルカヴァ、ジョッケクルブ賞やステップレースであるニエル賞を制したヴィジョンデタなど5頭が出走した。
イギリスからは、本年のサンクルー大賞を制しキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスで3着となったユームザイン、キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス2着のペイパルブルなど4頭が出走した。
アイルランドからは、エイダン・オブライエン厩舎所属のソルジャーオブフォーチュン、デュークオブマーマレード、ペースメーカー役としてレッドロックキャニオンの3頭が出走した。当初はアイリッシュチャンピオンステークスなどを制したニューアプローチも出走を視野に入れていたが、チャンピオンステークスに向かうために回避している。
ドイツからは、本年のドイチェスダービーを制したカムジンなど2頭が出走した。
イタリアからは、本年のデルビーイタリアーノを制したチマデトリオンフ1頭が出走した。
日本からは、クリスタルウイング、メイショウサムソン、ロックドゥカンブの3頭が第1回登録を行い、その後10万ユーロ(約1680万円)の追加登録料を支払ってアドマイヤジュピタが追加登録することを検討したが、クリスタルウイングは菊花賞へ向かうことを理由に、ロックドゥカンブは競走馬登録を抹消して引退したことを理由に、アドマイヤジュピタは放牧中の怪我により前哨戦に間に合わないことからそれぞれ回避を表明し、最終的にはメイショウサムソンのみが出走することになった。日本調教馬の出走は2006年(第85回)以来2年ぶりとなった。
10月2日には最終登録馬17頭が発表され、翌3日にソングオブハイアワサが回避し、最終的に16頭で施行されることと枠順が発表された。
レース前日には雨が降り、極端な道悪になればザルカヴァやデュークオブマーマレード陣営は出走取消も視野に入れていた。
条件
- 発走:16時40分(日本時間23時40分)
- 賞金総額:400万ユーロ(1着賞金228万5600ユーロ)
- 出走条件:3歳以上牡牝
- 天候:小雨
- 馬場硬度:3.3(Bon Souple、稍重馬場)
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- ^ 凱旋門賞開催で問われた国際ルールの協調(フランス)[開催・運営] - ジャパン・スタッドブック・インターナショナル、2013年1月12日閲覧
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- 2 第87回凱旋門賞の概要
- 3 出走馬と枠順
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- 5 レース後
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