清木場俊介 略歴

清木場俊介

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/05 05:16 UTC 版)

略歴

デビュー前〜「SHUN」としてデビュー

1980年1月11日、3人兄弟の末っ子として生まれ、幼い頃に父親の影響で尾崎豊と、長渕剛の曲に触れ音楽への道を志すようになり、中学生の頃から地元である山口でバンド活動、ギターの弾き語りを行う。

中学生の頃は、不良少年でありながらバンド活動を開始。18歳でバンドが解散してからも、地元・山口県の地下道などでギターの弾き語りを行う。19歳の頃に建設関連の会社を設立。会社の社長として働く一方で、仕事が終われば詞を書き溜め、休みの日は路上で語り弾きをしていた。その後、地元テレビ局のボーカルオーディションを受け優勝、偶然その場に居合わせたavex社員の目に止まる[3]。その後、HIROATSUSHIと清木場に「レコーディングやるから」と言って、急遽行った「Your eyes only 〜曖昧なぼくの輪郭〜」の英語版のレコーディングの時に初めて清木場の歌を聞き、一発で惚れ込んだという[注釈 1]。こうして、1ボーカル・4パフォーマーで行く予定だったが、ボーカルは二人となった[3]

2001年8月24日J Soul Brothersのボーカルとして初披露。数日後EXILEと改名し、同年9月27日にシングル『Your eyes only 〜曖昧なぼくの輪郭〜』でEXILEのボーカル「SHUN」としてデビュー。EXILEのシングルでは5曲の作詞を担当した[注釈 2]

ソロ活動開始以降

2004年より「清木場俊介」としてソロ名義での活動を開始。3月24日に発売された尾崎豊トリビュート・アルバム"GREEN" A TRIBUTE TO YUTAKA OZAKI』に「ふたつの心」で参加し、4月22日に行なわれた尾崎豊トリビュートライブイベント『THE NIGHT 〜A TRIBUTE TO YUTAKA OZAKI〜』に出演。5月14日6月19日に初の個展「在るが儘」を開催。6月30日に発売されたEXILEの15thシングル『real world』にVS企画としてソロ曲「ありがとう」が収録された。

2005年1月19日にシングル『いつか…』でソロデビューを果たす。EXILEのSHUNとは異なり、ロック路線へ転向している。10月19日、ソロ名義では初となるオリジナル・アルバム『清木場俊介』をリリース。

2006年3月27日、公式サイト上で突如EXILE脱退を発表し、2006年3月29日付で正式脱退[4]。脱退後はソロ活動に専念[注釈 3][注釈 4][注釈 5]

2007年は音楽活動のみならず、映画『天国は待ってくれる』では初主演を務め[5]、自らの監修のもとでファッションブランド「ENO HUNDERT ELF」を立ち上げる等、活動の域を広げた。

2008年にレコード会社エイベックス及び、所属事務所LDHからも独立した。

2009年1月11日JCBホールで開催されたライヴにて所属レコードのレーベルをrhythm zoneからビクタースピードスターレコーズに移籍することが発表[6]3月18日に前レコード会社rhythm zoneから初の企画アルバム『清木場俊介 SONGS 2005-2008』がリリースされた[7]7月8日、移籍第1弾アルバムとして『Rockin' the Door』をリリース[8]9月より始まったライヴ・ツアーより、発展途上国の子供達にワクチンを贈るという目的で、ペットボトルキャップ回収運動をスタートさせた[9]

2011年8月10日東京後楽園ホールにて行われた「WBC世界ミニマム級タイトルマッチ」にて、日本国歌君が代を歌唱した。この模様は同日TBS系列にて生中継で放送された[10]10月5日韓国の男性グループ神話のメインボーカルであるシン・ヘソンの発売の1stシングル『I Believe』に参加[11]

2014年3月5日、10th ANNIVERSARY第一弾として、『唄い屋・BEST Vol.1』をリリース。同作品では約8年ぶりにEXILE ATSUSHIと「羽1/2」で共演。なお、翌週(3月12日)にリリースされたEXILE ATSUSHIの2ndアルバム『Music』の特典CDでも「fallin'」「The Impossible Is Real 〜My Lucky Star〜」で共演[12][13]

2016年8月28日、EXILEのデビュー15周年を記念して、EXILE ATSUSHIのドームツアー『EXILE ATSUSHI LIVE TOUR 2016"IT'S SHOW TIME"』に、シークレットゲストとして参加。「EXILE SHUN」として10年ぶり、一夜限りの復活を果たす。12月17日には新曲『友へ』が配信開始。この曲はEXILE ATSUSHIへの友情と想いを込めた1曲になっている。なお、発売は2017年2月8日である[14]

2018年4月7日に自社レーベル「UTAIYA RECORDS UNITED」を設立したことを発表[15]9月14日に復帰後初の作品として配信限定シングル『東京』をリリース[16]


注釈

  1. ^ HIRO曰く、英語版はATSUSHIと初対面の状態でのぶっつけ本番のレコーディングだったが、清木場は英語がまるっきりダメということで、父親にルビを振ってもらいながら一夜漬けで歌詞を覚えてきたという。HIRO著「Bボーイサラリーマン」より
  2. ^ We Will 〜あの場所で〜」(7thシングル)、「O'ver」(13thシングル)、「Carry On」(14thシングル)、「HERO」(17thシングル)、「ただ…逢いたくて」(19thシングル)
  3. ^ 2004年ごろには既に悩んでいたようで、HIROが出版した『Bボーイサラリーマン』には、かつてSHUNがスタッフとのトラブルが原因で、ツアーのリハーサルを5日間無断で休んだ後、脱退を申し出たというエピソードが書かれている。
  4. ^ 毎日jpのインタビューで「僕の中でEXILEとしてできることは完結した。アリーナクラスでライブをし、ミリオンを獲得して『頂点』が見えたと納得した。悪い意味ではなく、表現者として新しいところを求めたくなったんです」 とも話している。
  5. ^ 魔法の言葉」のミュージック・ビデオでは、「自分は右に行きたいのに、グループは左に行く。それに従うのが窮屈だった。」と語っている。
  6. ^ そのため、宇部三部作の予告編では「唄い屋・清木場俊介」と称されていた。
  7. ^ EXILE時代でも楽曲でハーモニカを演奏する場面があった。
  8. ^ a b c d e f g h i 受注販売商品

出典

  1. ^ Eremenko, Alexey. Shunsuke Kiyokiba | Biography & History - オールミュージック. 2020年9月2日閲覧。
  2. ^ a b “清木場俊介、10周年ライブで見せた“唄い屋”の底力 ソロキャリアを振り返るMCも”. リアルサウンド (株式会社blueprint). (2014年12月22日). https://realsound.jp/2014/12/post-2076.html 2020年3月10日閲覧。 
  3. ^ a b c HIRO著「Bボーイサラリーマン」より
  4. ^ “EXILEのSHUNが脱退、ソロ活動へ……”. BARKS (ジャパンミュージックネットワーク株式会社). (2006年3月27日). https://www.barks.jp/news/?id=1000021612 2019年2月2日閲覧。 
  5. ^ a b 『天国は待ってくれる』清木場俊介 単独インタビュー”. シネマトゥデイ. 株式会社シネマトゥデイ (2007年2月12日). 2019年2月2日閲覧。
  6. ^ “唄い屋・清木場俊介、SPEEDSTARへの移籍を発表”. 音楽ナタリー (株式会社ナターシャ). (2009年1月13日). https://natalie.mu/music/news/12485 2019年2月2日閲覧。 
  7. ^ 清木場俊介が名曲の数々をセレクトした企画アルバム”. 音楽ナタリー. 株式会社ナターシャ (2009年1月15日). 2019年2月2日閲覧。
  8. ^ “清木場俊介、待望のSPEEDSTAR移籍第1弾アルバム完成”. 音楽ナタリー (株式会社ナターシャ). (2009年4月23日). https://natalie.mu/music/news/15786 2019年2月2日閲覧。 
  9. ^ “宇部市出身の歌手、清木場さんが「エコキャップ運動」”. 宇部日報 (宇部日報社). (2010年3月5日). http://ubenippo.co.jp/2010/03/post-844.html 2019年2月2日閲覧。 
  10. ^ “元EXILE・清木場俊介 井岡の世界戦で国歌独唱”. Sponichi Annex (スポーツニッポン). (2011年7月31日). https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2011/08/06/kiji/K20110806001355761.html 2019年2月2日閲覧。 
  11. ^ “日韓トップグループ出身ボーカルのコラボで極上バラード”. 音楽ナタリー (株式会社ナターシャ). (2011年7月31日). https://natalie.mu/music/news/54008 2019年2月2日閲覧。 
  12. ^ “EXILE ATSUSHI×清木場俊介、双方新作に8年ぶり共演曲”. 音楽ナタリー (株式会社ナターシャ). (2014年2月13日). https://natalie.mu/music/news/109807 2019年2月2日閲覧。 
  13. ^ “EXILE ATSUSHIと清木場俊介が共演。レコーディングは約8年振り”. BARKS (ジャパンミュージックネットワーク株式会社). (2014年2月13日). https://www.barks.jp/news/?id=1000100087 2019年2月2日閲覧。 
  14. ^ “清木場俊介、新曲はEXILE ATSUSHIとの友情を込めた「友へ」”. ORICON NEWS (ORICON). (2016年12月18日). https://www.oricon.co.jp/news/2083232/full/ 2016年12月19日閲覧。 
  15. ^ 清木場俊介はこの度、自社レーベル「UTAIYA RECORDS UNITED」”. 清木場俊介 公式ブログ. LINE (2018年4月7日). 2019年2月2日閲覧。
  16. ^ “清木場俊介、自身のレーベル第一弾音源「東京」リリース&MVとインタビュー動画を公開”. Billboard JAPAN (Billboard). (2018年9月14日). https://www.billboard-japan.com/d_news/detail/67770 2019年2月2日閲覧。 
  17. ^ “山下健二郎、釣りファン拡大に貢献”. 朝日新聞デジタル&w (朝日新聞社). (2019年1月18日). https://www.asahi.com/and_w/interest/entertainment/CORI2127735.html 2019年2月2日閲覧。 
  18. ^ a b “清木場俊介が語る男前の条件。脱退、葛藤と決断。”. インライフ (有限会社inlife). http://www.inlifeweb.com/kiyokibasyunsuke_index_e.html 2019年2月2日閲覧。 
  19. ^ 「はい。 二日酔いです。 昨日の事がまだ振り返られる状況にありませんが… EXILE…」”. 清木場俊介 Official Instagram (2016年8月29日). 2018年10月6日閲覧。
  20. ^ 公式サイトのプロフィールより
  21. ^ “清木場俊介、ボクサー・長谷川穂積に捧げた新曲「Fighting Man」”. BARKS (ジャパンミュージックネットワーク株式会社). (2006年3月27日). https://www.barks.jp/news/?id=1000081255 2019年2月2日閲覧。 
  22. ^ シンガーソングライター 清木場俊介さん”. ゆうちょ LETTER for LINKS (2013年4月21日). 2016年3月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月2日閲覧。






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