水戸藩 支藩

水戸藩

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/26 07:52 UTC 版)

支藩

水戸藩には頼房の子を藩祖とし、いざという時に本家を継承する支藩(当主が御連枝と呼ばれる)が4家(四連枝)あった。

  • 讃岐高松藩 - 松平讃岐守頼重(徳川光圀の兄)を祖とする。高松城に居城を置く。溜間詰
  • 陸奥守山藩 - 松平刑部大輔頼元を祖とする。1661年(寛文元年)に2万石を与えられ、常陸額田陣屋を置いたのに始まる。1700年(元禄13年)に2代大学頭頼貞が陸奥守山転封となり、以降明治維新まで続く。代々の当主は、連枝大名として大広間に詰めた。また、江戸定府として参勤交代は行わなかった。極官は従四位下侍従であり、代々の当主は嫡子のうちに従四位下に任官し、家督相続後に侍従に昇進している。
  • 常陸府中藩 - 松平播磨守頼隆を祖とする。1661年(寛文元年)に2万石を与えられ、常陸保内に陣屋を置いたのに始まる。1700年(元禄13年)に同国府中に陣屋を移す。守山藩と同様、大広間詰め連枝大名、江戸定府であった。官位の格も守山家と同じである。
  • 常陸宍戸藩 - 松平大炊頭頼雄を祖とする。1682年天和2年)に1万石を与えられ、常陸宍戸に陣屋を置いたのに始まる。連枝大名であるが、1711年正徳元年)に2代筑後守頼道譜代に列せられ帝鑑間詰となってより、幕府からは譜代大名として遇せられる。官位は従五位下。

家老

藩校


  1. ^ 深井雅海『綱吉と吉宗』2012年、吉川弘文館
  2. ^ 山上門の立て札の解説
  3. ^ 東京大学本郷キャンパス浅野地区の史跡, 東京大学総合研究博物館, 2018年4月8日閲覧
  4. ^ 特別展・将軍が撮った明治のすみだ 小梅水戸邸物語, 墨田区, 2018年4月8日閲覧
  5. ^ KA010 水戸藩邸跡[リンク切れ], 京都市歴史資料館情報提供システム「フィールド・ミュージアム京都」, 2018年4月8日閲覧
  6. ^ 日本銀行大阪支店のあゆみ”. 日本銀行大阪支店. 2018年4月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年9月11日閲覧。


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