機動戦士ガンダム クライマックスU.C. 機動戦士ガンダム クライマックスU.C.の概要

機動戦士ガンダム クライマックスU.C.

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/17 13:46 UTC 版)

機動戦士ガンダム クライマックスU.C.
ゲーム
ゲームジャンル 3Dアクションシューティング
対応機種 PlayStation 2
開発元 ベック
発売元 バンダイ
プロデューサー 後藤能考、磯貝健夫
ディレクター 福西真一郎
キャラクターデザイン 竹内浩志
(プログレスモードのみ)
メディア DVD-ROM 1枚
プレイ人数 1〜2人
発売日 2006年3月2日
漫画:機動戦士ガンダム クライマックスU.C.
紡がれし血統
原作・原案など 中村浩二郎
作画 森田崇
出版社 角川書店
掲載誌 ガンダムエース
レーベル カドカワコミックスエース
発表期間 2006年4月号 - 2007年1月号
巻数 全2巻
話数 全10話
テンプレート - ノート

概要

ガンダムシリーズを題材としたアクション・シューティングゲームである。これまで発売されたPlayStation 2用ゲーム『機動戦士ガンダム』から続く陸戦主体のガンダムゲームよりも、以前にPlayStation用ゲーム『機動戦士Ζガンダム』『逆襲のシャア』に近い空間戦闘を基本とした操作感で作られている。

リアルな挙動よりも、操作の簡潔さ、スピード感あふれるアニメのような動きや派手な攻撃を繰り出せることによる爽快感が重視されている。特にファンネルの表現には力が入れられている。メカニック等のポリゴンモデルはこれまでPlayStation 2で発売された同社のゲームに比べポリゴン数が少なめであり、ここでも動作の軽さが追求されているが、テクスチャマッピング技術の向上によってポリゴンの少なさが目立たないような表現がなされている。

攻撃ボタンを押しっぱなしにする「貯め撃ち」も特徴の一つであり、一定のゲージを貯め続けることで、異なる武装で攻撃したり、強力な攻撃を繰り出すことができる。また、特定の敵を倒すことで「カード」が出現することがあり、人物・メカニック・ムービー・BGM・ステージ・歴史事件とジャンルが分類されたこれらを収集することで、データベースを構築することができる。

他には特定のシチュエーションを設定することで特殊な台詞が散りばめられており、特定のパイロット同士やパイロットとMSの組み合わせなどがある。ステージによっては特殊な出撃シーンを見ることができる。これらは全モードで発生する。

バンダイの据え置き型ゲーム機最後のゲームタイトルであった。

プログレスモード

オリジナルキャラクターのカムナ・タチバナを操作し、宇宙世紀0079年の一年戦争から0123年のコスモ・バビロニア建国戦争までの戦乱を戦い抜くモード。プレイヤーはゲーム開始時に地球連邦軍ジオン公国軍に所属するかを選択し、ステージクリア後に所属する組織を変更が可能。ただし、ジオン軍からティターンズに移籍するなど、経歴によっては所属できない組織もある。

スコアによってプレイヤーの階級が上昇しより優れたMSに搭乗することが可能。また、スキルポイントを得ることでパイロットの能力を向上させることもできる。

宇宙世紀0093年の第二次ネオ・ジオン抗争後、主人公は女性キャラ(シャーリー・ラムゼイ、エレン・ロシュフィル、ナギサ・フローリン)の中から1人を選んで結婚。以後は主人公の子供が新たな主人公となる。基本的にこれまで蓄積した能力値が引き継がれるほか、母親になるキャラクターによって能力の変動が生じる。ある一定の条件を満たすことによって、隠しステージとしてコスモ・バビロニア建国戦争後の木星帝国との戦いに参加できる。

クロニクルモード

アムロ・レイシャア・アズナブルなどのエースパイロットを操作し、彼らに縁のあるアニメ本編のシチュエーションを再現したステージを戦うモード。最初は使用できるパイロットとMSが固定されているが、ステージをクリアすれば自由にパイロットとMSを選択できるようになる。

エクストラモード

前述のクロニクルモードの最終面をクリアすることで出現する特別モード。ザク系やジム系のMSが次々と敵として出現する内容や、ハマーン・カーン率いる3色のキュベレイが勢揃いする内容など、一風変わった個性豊かなステージが用意されている。全20ステージ。

機動戦士ガンダム クライマックスU.C. 紡がれし血統

機動戦士ガンダム クライマックスU.C. 紡がれし血統』(きどうせんしガンダム クライマックスユーシー つむがれしきずな)は本ゲームのプログレスモードを題材にした漫画作品である。漫画は森田崇。シナリオはスタジオオルフェの中村浩二郎。

角川書店の月刊誌ガンダムエースで連載された。ストーリーはプログレスモードをベースにしているがオリジナル性も高く、主人公カムナ・タチバナの眼で宇宙世紀を俯瞰した歴史物のような描き方も特徴となっている。カムナは連邦軍のMS小隊長としてスタート。連邦高官の息子というエリートであるが、父親との確執に悩んでいる。カムナは部下のシャーリー、パミル、エレンと共に宇宙世紀戦史を駆け抜ける。

一年戦争後はジオン軍残党との戦いを経てティターンズに加入。エゥーゴと激しい戦いを繰り広げていくのだが…。平行してコスモ・バビロニア建国戦争時のタチバナ家も描かれており、こちらでは年老いたカムナと、敵味方に分かれたカムナの息子シュンと娘ナナの戦いが展開される。二つの時代を交互に展開させ、徐々に展開を交わらせていく構成が独特の雰囲気を醸し出している。

なお、この作品ではゲーム未登場のガンダムF90IIロングレンジタイププロトタイプジャベリンが登場する。




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機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122詳細は「機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122」を参照劇場公開後の1991年夏に発売された、スーパーファミコン用のゲームソフト。「SFC版F91」「ゲーム版F91」のように呼称される場合も多いが、実際には前述の『F90』の展開上で発表された外伝作品であり、登場人物が異なるほか、登場MSも一部が共通するのみである。ガンダムF90の装備としてガンダムF91の試験のためのVタイプなどが登場している。物語の舞台は『F91』の1年前。ジオン公国軍の残党の壊滅と、その裏でのクロスボーン・バンガードの暗躍が描かれる。機動戦士ガンダム クライマックスU.C.詳細は「機動戦士ガンダム クライマックスU.C.」を参照2006年に発売された、PlayStation 2用のゲームソフト。ガンダムシリーズの映像作品の1つとして『F91』が収録されている。SDガンダム作品以外で初めて『F91』のシナリオが再現されているほか、ゲームのエンディング曲として『F91』のテーマ曲である『ETERNAL WIND』が使用されている。また、漫画版『機動戦士ガンダム クライマックスU.C. 紡がれし血統』は『F91』の時間軸での物語と、『機動戦士ガンダム』から『逆襲のシャア』までの時間軸での物語を並行する構成となっている。F91パーフェクト3
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