機動戦士ガンダム ギレンの野望 アクシズの脅威 機動戦士ガンダム ギレンの野望 アクシズの脅威の概要

機動戦士ガンダム ギレンの野望 アクシズの脅威

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/04 20:35 UTC 版)

機動戦士ガンダム ギレンの野望 > 機動戦士ガンダム ギレンの野望 アクシズの脅威
機動戦士ガンダム
ギレンの野望 アクシズの脅威
ゲーム
ゲームジャンル 戦略シミュレーションゲーム
対応機種 PlayStation Portable
開発元 ベック
発売元 バンダイナムコゲームス
プロデューサー 牛村憲彦
メディア UMD
プレイ人数 1人
発売日 通常版:2008年2月7日
廉価版:2009年1月8日
売上本数 18万本
レイティング CEROA(全年齢対象)
セーブファイル数 20
キャラクターボイス あり
テンプレート - ノート

2009年2月12日には続編である『機動戦士ガンダム ギレンの野望 アクシズの脅威V』がPlayStation PortableおよびPlayStation 2向けに発売された。

作品概要

ガンダムシリーズを題材にした戦略シミュレーションゲーム『ギレンの野望』シリーズの作品。第2作『ジオンの系譜』[1]をベースに「一年戦争」から「シャアの反乱」までを網羅した内容になっている。また、2006年に発表された一年戦争時代のOVA『MS IGLOO』やゲーム主導の一年戦争のMSVプロジェクト『ハーモニー・オブ・ガンダム』からも新たにユニットやキャラクターが登場する。

『ジオンの系譜』では、一年戦争からデラーズ紛争(『0083』)まではほぼ網羅しつつもグリプス戦役(Ζガンダム、ΖΖガンダム)については一部ユニットやキャラクターのみしか収録されていなかったが、本作はΖガンダムやΖΖガンダム、逆襲のシャアのユニットも多数追加されている。ヅダヒルドルブジム・ストライカーサイコガンダムMk-IIΖΖガンダムバウギラ・ドーガサザビーνガンダムなどが登場し、これによりユニットは400種類以上、登場キャラクターは200人以上となった。

地球連邦やジオン公国では、一年戦争を扱った「第一部」、デラーズ紛争から第一次ネオ・ジオン抗争までを扱った「第二部」、そして第二次ネオ・ジオン抗争を扱った「第三部」の3部構成となっている。

新システムとして「アライメントシステム」「ユニット改造」「夜戦」「ユニット単位の委任」などの要素が追加された。また、前作に登場したユニットの性能も調整がなされている。

通常版の他に、限定生産のスペシャルパックが発売され、こちらには特別仕様のPSPとジオン十字勲章ストラップが同梱された[2]。パッケージイラストは佐野浩敏でギレン、ジュドー、ハマーン、カミーユ、アムロ、シャアが描かれている。

陣営

前作まではゲーム開始時は「地球連邦軍」と「ジオン公国軍」の2つの陣営から開始することができたが、本作ではさらに「エゥーゴ」「ティターンズ」「アクシズ」をあわせた5つの陣営から自軍を選択することが可能となる。

また、ゲームを進めるごとに新たな勢力が出現し、その後はその陣営でのプレイも可能になる。最終的には、以下の13陣営でのプレイが可能。

本編シナリオ

地球連邦軍(レビル)
連邦に対して反旗を翻したジオン公国と戦う第1部「ギレンの野望」、デラーズ・フリート、ティターンズ/エゥーゴ(二択一)、アクシズと戦う第2部「ジオンの系譜」、ネオ・ジオンと戦う第3部「逆襲のシャア」に分かれている。
本拠地はジャブロー
ジオン公国軍(ギレン)
地球連邦軍と戦う第1部「ギレンの野望」、エゥーゴ、ティターンズ、アクシズと戦う第2部「ジオンの系譜」、ネオ・ジオンと戦う第3部「逆襲のシャア」に分かれている。
本拠地はサイド3
エゥーゴ(ブレックス)
サブタイトルは「ゼータの鼓動」。ジオン残党掃討を名目に結成されたティターンズはやがてスペースノイドの弾圧を行うようになった。これに対抗するためブレックスはエゥーゴを結成、ティターンズ打倒のために立ち上がる。
0087年に「グリプス戦役」が勃発、やがてハマーン率いるアクシズも参戦し三つ巴の戦いになる。0088年にはジュドーら次世代のニュータイプもエゥーゴに参加する。
この陣営のみ、厳しい条件を満たせばシャアの反乱がおこらず、クワトロと共にEDを迎えることができる。
本拠地はグラナダ
ティターンズ(ジャミトフ)
サブタイトルは「グリプスの嵐」。一年戦争終結後、ジオン軍残党の掃討を目的とし、ジャミトフはティターンズを結成する。一方でスペースノイドの弾圧を行ったティターンズに対し「エゥーゴ」が結成される。0087年、ティターンズはエゥーゴ(ブレックス→クワトロ)[3]との戦争「グリプス戦役」に突入する。更には、第三の勢力としてアクシズも参戦する。
本拠地はグリプス2
アクシズ(ハマーン)
サブタイトルは「野望を継ぐ者」。一年戦争終結後、ジオン残党の一部は小惑星アクシズに逃れた。0087年、アクシズの指導者ハマーンは小惑星ごと地球圏に帰還しジオンの再興を掲げ、ティターンズ(ジャミトフ→シロッコ)とエゥーゴ(クワトロ)を相手取り戦うことになる。
本拠地はアクシズ[4]/サイド3[5]

外伝シナリオ

正統ジオン(キシリア)
サブタイトルは「ギレンの野望外伝 正統なるジオン」。0079年10月、ギレンのやり方に反感を持ったキシリアがクーデターを起こし、グラナダ近辺と東南アジアのジオン軍もこれに賛同した。連邦、ジオン公国を相手取って戦うifシナリオ。
本拠地はグラナダ。
新生ジオン(ガルマ)
サブタイトルは「ギレンの野望外伝 ガルマの栄光」。0079年10月、ガルマが蜂起し、これにドズルが呼応。北米近辺とソロモン周辺を領土とする。連邦、ネオ・ジオン(キャスバル)を相手取って戦うifシナリオ。
本拠地はニューヤーク
ネオ・ジオン(キャスバル)
サブタイトルは「ギレンの野望外伝 復活のシャア」。シャアが父ジオン・ズム・ダイクンの名を受け継ぎ、キャスバル・レム・ダイクンとして月面都市グラナダにて反乱を起こす。ララァやシャリア、クスコなどのニュータイプを引き連れ地球連邦・ジオン公国双方と戦うifシナリオ。展開によってはホワイトベース隊のメンバーを加入させることも可能。
本拠地はグラナダ。
デラーズ・フリート(デラーズ)
サブタイトルは「ギレンの野望外伝 ジオンの残光」。一年戦争終結後、ジオン残党はデラーズ・フリートを結成し地球連邦軍に反旗を翻す。史実とは違い、既にティターンズが結成されており、連邦とティターンズ(ジャミトフ)を相手に戦うことになる。展開によっては後にアクシズのメンバーが合流することもある。
本拠地は茨の園
エゥーゴ(クワトロ)
サブタイトルは「ギレンの野望外伝 シャアの帰還」。0087年、8月17日にブレックスが斃れ、クワトロがエゥーゴの指導者となる。ティターンズ、アクシズとの戦いを進めて行く。展開によってはジュドーたちも参加する。
グリプス戦役時代のシナリオではあるが、クワトロ(シャア)が陣営のリーダーなので、シャアの反乱に繋がることはない。
本拠地はグラナダ。
ティターンズ(シロッコ)
サブタイトルは「ギレンの野望外伝 シロッコの野心」。0088年1月25日シロッコはジャミトフを暗殺し、ティターンズの実権を握る。そしてエゥーゴ、アクシズ(ハマーン)を相手取り戦うことになる。
本拠地はグリプス2。
アクシズ(グレミー)
サブタイトルは「ギレンの野望外伝 ザビ家の血脈」。0088年、ザビ家の血を継ぐグレミー・トトはハマーンに対して反旗を翻す。アクシズ(史実ではネオ・ジオン)はハマーン派とグレミー派に分裂、エゥーゴを加えた三つ巴の様相になる。
本拠地はアクシズ[6]/サイド3[7]
ネオ・ジオン(シャア)
サブタイトルは「ギレンの野望外伝 逆襲のシャア」。一年戦争、グリプス戦役、ハマーン紛争と言った数々の戦争を経験したシャアは今後人類が戦争を繰り返さないようにするために「ネオ・ジオン」を旗揚げする。
地球連邦軍を相手にしたシャアの最後の戦いが始まる。全てのシナリオクリア後に開放される最終シナリオ。
また、エゥーゴ陣営以外の通常シナリオで必ず最後に敵陣営として登場する。
本拠地はサイド1

  1. ^ ギレンの野望シリーズは全7作発売されているが、第2作目の『ジオンの系譜』のみPS、DC、PSPと3つのハードで発売されている。
  2. ^ *オリジナルPSP同梱パックの発売が決定! 『機動戦士ガンダム ギレンの野望 アクシズの脅威』
  3. ^ ブレックス暗殺提案実行する
  4. ^ アクシズ(ハマーン)のプレイヤー、アクシズ(グレミー)のシナリオ以外をアクシズ(ハマーン)敵対する勢力時
  5. ^ アクシズ(グレミー)のシナリオをアクシズ(ハマーン)敵対する勢力時
  6. ^ アクシズ(グレミー)プレイヤー時
  7. ^ アクシズ(グレミー)敵対する勢力時
  8. ^ Hi-νガンダムナイチンゲールのみ登場。ゲーム中の図鑑表記ではCCA-MSVとされている。


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