最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学 最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学の概要

最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/04 17:27 UTC 版)

最終警告!
たけしの本当は怖い家庭の医学
Medical Horror Check Show
ジャンル 教養バラエティ番組
総監督 鈴木コーイチ(総合演出)
司会者 ビートたけし(院長)
渡辺真理(アシスタント)
ナレーター 来宮良子 
製作
チーフ・
プロデューサー
井口毅(ABC)
編集 JVIMAGICA
制作 朝日放送
ユーコム
(以前はテレコムスタッフ)
放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域 日本
放送期間2004年4月13日 - 2009年12月15日
放送時間火曜日 20:00 - 20:54
放送枠たけしの家庭の医学
放送分54分
公式サイト
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番組概要

2002年12月30日2003年12月29日にそれぞれ特番として放送されたものが好評だったため、2004年4月13日よりレギュラー番組としてスタート。この枠でのたけしの冠番組の放送は『たけし・所のWA風がきた!』以来2年ぶりとなった。

2009年12月15日に放送された「家でデキる人間ドック名医が無料診断2009」をもって6年間の歴史に幕を下ろした。2010年1月12日からは引き続きたけしが司会を務める『たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学』がスタートした(初回は3時間スペシャル)。

最高視聴率2006年6月13日放送の20.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム)

キャッチコピーは「そのまま放って置くと、大変なことになりますよ」。また、番組ロゴの下記には「Medical Horror Check Show」と書かれている。

出演者

  • プラックホスピタル・院長(司会):ビートたけし(テロップ名義は「たけし院長」)
  • アシスタント:渡辺真理(2004年のレギュラー化から出演)
    • 近藤サト(2002年、2003年のスペシャルのみ出演)
  • ナレーター:来宮良子

オープニング

  • まず、ゲスト患者の紹介と症例VTRに関する3つの症状の質問がある。開始当初はサイレンを鳴らしながらブラックホスピタルに向かうCGとゲスト患者の内2人の事前コメントを放送していた(質問は2006年6月より放送されている)。
  • 番組の舞台となる「ブラックホスピタル」は普段外装がOPに登場するのみだが、たまにメディカル・ホラー・チェックで内部に入ることもあり、OPの質問に登場する看護師の他、2体の看護師や医師がいずれもCGで登場する。
  • 2007年以降は特定の医者や病院を取り上げ、治療法に重点を置いて紹介する企画がスタート(多くは2時間もしくは3時間スペシャルで放送)。オープニングでも通常の「ブラックホスピタル」ではなく「ホワイトホスピタル」と称した明るい外装の病院が登場し、スタジオ内も白を基調としたセットが用いられる(番組内でCGで登場する医師は「ブラックホスピタル』と同じ)。

症例VTR

  • 放置しておくと恐ろしい結果になりかねない病気を、実際の症例を元に構成されたVTRにより紹介していく。
  • 症例の初期症状は発熱、鼻づまり、倦怠感、背中の痛みなど日常でもありがちなものが多い(稀に大きくなるホクロなど「よくわからない」もの)。ありがちなので、また痛み等はないので大したことはないだろうと放置、あるいは一応受診したものの似たような別の病気と判断された……と思い特に措置をしないでいると病巣は影で進行していて、ついに卒倒や激痛が走るなどの重大な事態(番組では「最終警告」と呼称)に至り、救急車で病院に救急搬送されて、緊急手術が行われるか、精密検査によりようやく本当の原因が分かるというパターンが多い(この辺りが「放っておくと大変なことになりますよ」)。そしてその後、「治療の甲斐無く、帰らぬ人となってしまったのです…」や「一命を取り留めた」「リハビリをしている」「発見が早期だったため回復した」などという結果・現状に至る。放送初期はほとんどが死に至るケースで一命をとりとめた場合でも障害が残ってしまうことが多かったが、放送後期は回復傾向など明るい方向へ向かう場合が多くなっている。また、死亡の場合は基本的に享年も表示されている。
  • また病名発表前、あるいは入院前に死亡の場合のVTRは病気になってしまった人が家族や職場の同僚等、親しい人の眼前、突然死というケースが多い。また、孤独死で発見された例もあった。それに対して病名発表後、あるいは入院後に死亡の場合のVTRは病院の病室・手術室または霊安室などのベッドの上に仰向けに寝た状態で死亡というケースが多い。病室の場合、医師、看護師が一礼して退出後、家族や職場の同僚が周囲で泣き崩れていることもある。また、すでに仏壇に遺影となっていることもある(後者は症例が癌の場合に特に多く見られる)。
  • この後、本当の病名とどういう病気かの解説、リスクファクター等や見逃していた特徴的な点についての説明がある。
  • 発症者に多い又はリスクファクターとして認知されている性格や習慣(喫煙、掃除がおろそか、短気など)が盛り込まれていることが多いが、スティーブンス・ジョンソン症候群など原因が全く判明していないために予防の難しいものや炎症性乳癌のように早期発見ができても生存・治癒が極めて難しいものもしばしば存在する。
  • ありがちな症状と違う特徴的な点(いつまでも鼻水が止まらない、痛みの発生状況が食後すぐに限られるなど)は必ず盛り込まれ、強調されている。
  • 体の中で変化している様子はCGによって描かれている。
  • VTRの最後には症状の画面と来宮のアナウンスで、「あなたは最近、○○が○○していませんか?」「○○がひどくはありませんか?」「そして何より、たかが○○だと軽くはみていませんか?」などといった注意喚起をし、「そのまま放っておくと、大変なことになりますよ」と述べて締めくくる。ただし、その逆のパターンもあり、物の使い方を守れなかったことで恐ろしい結果になりかねない病気は「(いつまでも)そんなことをしていると、大変なことになりますよ」と締めくくることがあった(その他にも「そんなことばかりしていると、大変なことになりますよ」「それらを歳のせいにしていると、大変なことになりますよ」「むやみに体を鍛えていると、大変なことになりますよ」「甘く考えていると、大変なことになりますよ」「軽く考えていると、大変なことになりますよ」「そんなことを続けていると、大変なことになりますよ」などがある)。なお、このような恐怖感をあおる演出は後継番組以降は控えめとなったが、『名医とつながる!たけしの家庭の医学』最終回のラストにおいて「大変なことになりますよ」の演出が復活している。

  1. ^ 当時:朝日放送


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