新見市 議会

新見市

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/22 23:50 UTC 版)

議会

市議会

  • 定数:16人(欠員1)
  • 任期:2021年4月24日 - 2025年4月23日
  • 議長:榎 日出男
  • 副議長:古川英明

姉妹都市・提携都市

姉妹都市
友好都市

経済

新見市の主要産業としては、鉱工業、農業、畜産業、観光業が挙げられる。

鉱工業

明治期まではたたら製鉄が盛んに行われていた。その後も石灰石の採掘が行われている。なお、石灰石に関連した企業も新見市には目立ち、2017年現在の新見市における主要な企業として『新見市企業ガイド2017』に挙げられている34社中9社が石灰業である。

農業

2014年現在も、岡山県は日本国内では比較的ブドウの栽培の盛んな県として知られており、そのような中で新見市も岡山県内におけるブドウの主産地の1つに数えられる[20]。岡山県内での栽培品種は多彩だが[20]、新見市内ではピオーネニューピオーネが栽培されている[注釈 3]

他に、日本国内全体で見れば岡山県での収穫量は知れているものの、岡山県内におけるクリリンゴとニホンナシの主産地として、新見市の名前が挙げられる[21]

なお市内では、チャノキ桃太郎トマトなどの栽培も行われている。

畜産業

「日本最古の蔓牛」と呼ばれる「竹の谷蔓牛(たけのたにつるうし)」が岡山県新見市神郷釜村にて平田五美氏がその希少性を尊び、50年に亘り、その特性を維持保全しながら現在まで繋いできた[22]

肉牛の飼育を行っており、千屋牛が知られる。

また、イノシシの狩りも行っており、新見ラーメンの具にはイノシシの肉を使用している。他にもボタン鍋、猪丼、猪カレーなどを提供する飲食店が見られる。

水産業

ドジョウの養殖を行っている。またチョウザメの養殖を行い、キャビアを製造している[23]

観光業

各種観光資源を活かした観光業が見られる。

金融

指定金融機関:中国銀行(西暦奇数年10月~翌年9月)と備北信用金庫(西暦偶数年10月~翌年9月)による輪番制。

その他の産品

新見市が発祥と言われる氷菓子「バクダンキャンディー」。

企業

新見市に本社を置く企業

その他の主要企業

  • 銘菓創苑さつき屋 - 新見市はピオーネの栽培で知られており、それを使った菓子などを製造する。また、地元の石灰鉱石をモチーフにした菓子の「sekkai こいしクッキー」も製造している[24]
  • カツマル醤油醸造 - 昔ながらの醤油を醸造している。ギャラリーを併設。
  • 三光正宗 - 哲西町の酒類製造業者。清酒や味醂の醸造、焼酎の蒸留などを行っている。見学蔵「華の蔵」を併設。
  • 丸菱 - 大佐町の日本茶の生産工場。本社は大阪府。
  • 矢崎部品(新見工場) - 2017年現在『新見市企業ガイド2017』によれば、従業員数523名で掲載事業所としては最多人数。
  • 山佐 - かつては新見市に本社を置いてる。本社機能は岡山市内に移転した。エンドレス、オカセキ事業部などが新見市内でガソリンスタンド3店舗を展開し、また、事務機の販売、農機具の製造なども行っている[25]

地域

平安時代に荘園が置かれた「新見荘(新見庄)」の地域がある。また、熊谷川を隔てて東側に元禄年間に 関長治新見藩を立藩して開かれた町があり、近年は「新見御殿町」の名で整備が進められている[1]新見も参照)。

教育

小学校

  • 新見市立思誠小学校
  • 新見市立高尾小学校
  • 新見市立新見南小学校
  • 新見市立草間台小学校
  • 新見市立塩城小学校
  • 新見市立上市小学校
  • 新見市立西方小学校
  • 新見市立千屋小学校
  • 新見市立刑部小学校
  • 新見市立神郷北小学校
  • 新見市立神代小学校
  • 新見市立本郷小学校
  • 新見市立新砥小学校
  • 新見市立矢神小学校
  • 新見市立野馳小学校

中学校

高等学校

公立
私立

その他の学校

大学
特別支援学校
大学校
  • 公設国際貢献大学校 - 国際貢献大学校運営機構が運営する研修施設である。
専修学校
  • JUAVACドローン・エキスパート・アカデミー - 2018年7月に開校した、ドローンのオペレーターの養成学校。

博物館・その他の教育関連施設

新見美術館の外観。
  • 新見美術館 - 市立の美術館である。
  • 猪風来美術館
  • 山田方谷記念館
  • 新見文化交流館(まなび広場にいみ) - 新見市立中央図書館を併設している。ホールも備えている。

注釈

  1. ^ なお深津県は、1872年に県役所を移して小田県に改称。
  2. ^ 岡山県内では伊東香織倉敷市長に続いて2人目の女性市長であった。
  3. ^ ただ新見市は山間地ながら、2013年時点において岡山県内におけるヤマブドウの主産地としては挙げられていない。岡山県内におけるヤマブドウの主産地は、真庭市が挙げられる。
  4. ^ 「718-03xx」地域は元・本郷郵便局管轄、「719-36xx」地域は元・神代郵便局管轄。それぞれ、2006年に本郷郵便局、2015年に神代郵便局の無集配局化に伴って新見郵便局へ移管。
  5. ^ 「718-02xx」地域は元・菅生郵便局管轄。2006年に菅生郵便局の無集配局化に伴って千屋郵便局へ移管。
  6. ^ 「719-26xx」地域は元・草間郵便局管轄、「719-27xx」地域は元・豊永郵便局管轄。2006年に草間郵便局・豊永郵便局の無集配局化に伴って井倉郵便局へ移管。

出典

  1. ^ a b 新見市史編纂委員会 (1993). 新見市史 通史編上巻. 新見市 
  2. ^ a b 朝日新聞東京本社地域報道部 『都道府県ランキング くらしデータブック』 p.172 朝日新聞社 2001年4月15日発行 ISBN 4-02-228295-9
  3. ^ 新見 過去の気象データ検索”. 気象庁. 2024年3月21日閲覧。
  4. ^ 千屋 過去の気象データ検索”. 気象庁. 2024年3月21日閲覧。
  5. ^ 御殿町センター鳳凰会『新見の歴史Ⅰ』御殿町センター鳳凰会、1999年5月20日、16頁。 
  6. ^ 東寺百合文書
  7. ^ 御殿町センター鳳凰会『新見の歴史Ⅰ』御殿町センター鳳凰会、1999年5月20日、20頁。 
  8. ^ 思誠教育百年史『思誠教育百年史編纂委員会』思誠教育百年史記念事業期成会、1973年2月28日、17頁。 
  9. ^ 備中国新見庄をめぐる「国人」” (PDF). 田中修實、吉永隆記. 2018年9月17日閲覧。
  10. ^ 『新見市史』新見市、1965年8月10日、195頁。 
  11. ^ 思誠教育百年史『思誠教育百年史編纂委員会』思誠教育百年史記念事業期成会、1973年2月28日、46頁。 
  12. ^ 竹の谷蔓牛活用推進協議会”. 竹の谷蔓牛活用推進協議会. 2024年2月20日閲覧。
  13. ^ a b 明治百年記念 新見市年表『長谷川明』新見市明治百年記念 新見市文化祭実行委員会、1968年11月3日。 
  14. ^ a b 市長室だより(市報にいみ 2009年8月・10ページ)
  15. ^ 歴代知事編纂会 1983, 77-79頁.
  16. ^ “新見市の池田市長が辞職願 選挙落選、任期満了待たず提出”. 山陽新聞. (2020年12月2日). https://www.sanyonews.jp/article/1077266?rct=nimishi 2020年12月4日閲覧。 
  17. ^ 新見市長選投票率 72.14% 前回を8.32ポイント下回る(2016年12月25日 19時09分 更新)山陽新聞
  18. ^ 3月24日(月)大佐支局が移転します(市報にいみ 2014年2月・9ページ)
  19. ^ 新見市市民センター条例
  20. ^ a b 井上 繁 『47都道府県・くだもの百科』 本文のp.218 丸善出版 2017年5月30日発行 ISBN 978-4-621-30167-8
  21. ^ 井上 繁 『47都道府県・くだもの百科』 本文のp.220、p,221 丸善出版 2017年5月30日発行 ISBN 978-4-621-30167-8
  22. ^ 竹の谷蔓牛活用推進協議会”. 竹の谷蔓牛活用推進協議会. 2024年2月20日閲覧。
  23. ^ 「高梁川の清流を活用した新しい特産品の開発を目指し新見漁業協同組合がチョウザメの飼育を始め、12年の試行錯誤を経てキャビアの生産に成功しました」蝶鮫屋について | MSファーム(エムエスファーム)
  24. ^ ●電子投票記念まんじゅう●お菓子所さつき屋
  25. ^ 事業部概要参照。
  26. ^ 岡山・新見市長選に新聞社社長の仲田芳人さん(66)が立候補表明 現職と新人合わせ3人目 | KSBニュース | KSB瀬戸内海放送
  27. ^ 備北民報 「フェムト」実用化へ 新見市内で実証実験 2月22日 14時3分
  28. ^ 1985年版ハローページ鳥取県
  29. ^ 『日本全国諸会社役員録. 第21回』国立国会図書館デジタルコレクション)
  30. ^ 『電気事業要覧. 第8回』(国立国会図書館デジタルコレクション)
  31. ^ 『電気事業要覧. 第19回 昭和3年3月』(国立国会図書館デジタルコレクション)
  32. ^ 『電気事業要覧. 第20回 昭和4年3月』(国立国会図書館デジタルコレクション)
  33. ^ 『中国地方電気事業史』中国電力、1974年、218頁
  34. ^ 公式公式ブログ朱印情報)、曹洞禅ナビ公式
  35. ^ 土下座まつり (新見市観光協会)






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