手取川第二ダム 周辺

手取川第二ダム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/06 07:29 UTC 版)

周辺

北陸自動車道金沢西インターチェンジから国道157号下。白山市河内支所(旧・河内村役場)前の交差点を左折すると、直海谷川に並行する石川県道181号内尾口直海線である。交差点からすぐ側道に入ると、手取川第三ダムの直下に至る。ダム直下の放水路上に架けられたの上からは、ダムを真正面から見上げることができる。放水路はダム直下で中央部分が山なりになっており、洪水吐きから流れ出た水の跡が漢字の「」の字を描く。県道に戻り、手取川第三ダムの上流に向かうと手取川第二発電所に至る。山中から飛び出し、道路脇で地中に潜る、色をした極太の水圧鉄管が発電所の目印である。

手取川第二ダムは手取川にあるため、河内支所前まで引き返して再び国道157号を南下。国道360号と分岐する瀬戸野交差点を右折して間もなく、北陸電力が設置した手取川第二ダムの存在を示す看板がある。ダムの見える場所までは近づけるが、天端の通行は関係者以外制限されている。

ダムからは発電用水のほか、農業用水も分水している。これは吉原用水(よしはらようすい)と呼ばれるもので、明治時代に開削されて以来、手取川左岸の農地を潤してきた。手取川第二ダム建設に伴い、その補償として用水の取水口がダムに設置された。

ダム下流には瀬戸丸山公園(尾口丸山公園)があり、ホタルの生息地として知られている。地元では尾口ホタルの会がホタルの保護活動と公園の整備を行っており、毎年7月上旬から下旬にかけて飛翔するホタルを観察できる。


  1. ^ 『北陸電力50年史』(2001年11月、北陸電力発行)603頁。
  2. ^ 『北陸電力30年史』(1982年3月20日、北陸電力株式会社発行)587頁。


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