懐良親王 和歌

懐良親王

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/30 00:15 UTC 版)

和歌

懐良親王の和歌は、2首しか現在しない[13]宗良親王李花集』最末尾の部分で、

  建徳二年九月二十日、鎮西より便宜に、中務卿親王〔懐良 九州宮〕
 日にそへて のかれんとのみ 思ふ身に いとゝうき世の ことしけきかな
 しるやいかに よを秋風の 吹からに 露もとまらぬ わかこゝろかな

とあるのが全てである[13]。一つ目は准勅撰和歌集『新葉和歌集』に入集している[9]

系譜

確実なのは以下の2名である。

応永33年(1426年)に完成した『本朝皇胤紹運録』およびそれ以降の系図・寺伝では法仁入道親王が同母兄であると伝えられている。

江戸時代に編纂された『諸家系図纂』では、以下の子女も記載されている。

関連作品

  • 北方謙三『武王の門』新潮社(小説) - 主人公

脚注

参考文献

関連文献


注釈

  1. ^ 鎌倉時代・南北朝時代の研究が進む以前は「かねながしんのう」と呼ばれることも多かった。詳しくは、後醍醐天皇の皇子の名の読みを参照。
  2. ^ 時期については諸説あり。

出典

  1. ^ 栗林 1979, pp. 2–3.
  2. ^ 栗林 1979, p. 5.
  3. ^ 佐久間 1965, pp. 20–22.
  4. ^ 栗林 1979, p. 11.
  5. ^ 懐良親王御墓(八代市HP)”. 2015年1月12日閲覧。
  6. ^ 『明太祖実録』巻138, 洪武十四年七月戊戌条
  7. ^ 『明史』巻322, 日本伝
  8. ^ 『殊域周咨錄』第2巻東夷, 日本國
  9. ^ a b c d e 森 2019, pp. 293–294.
  10. ^ a b 森 2019, pp. 119–122.
  11. ^ a b 森 2019, pp. 306–309.
  12. ^ a b c d e 森 2019, pp. 270–272.
  13. ^ a b 森 2019, pp. 295–298.
  14. ^ a b 「後醍院系図」『諸家系図纂』所収


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