巨泉・前武ゲバゲバ90分!
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/17 10:27 UTC 版)
タイトルの由来
「ゲバゲバ」は小林信彦が命名。「ゲバゲバ」の「ゲバ」は、当時の学生運動などで国家権力に対する実力闘争を表す言葉として多用されたゲバルト(ドイツ語: Gewalt、暴力)に由来する。当時既に低予算・タレント任せの安易な企画で粗製濫造されていたテレビバラエティ番組に対する警鐘として「ゲバルト」を用いた。
この番組の開始に先立って1969年4月に若松孝二監督の映画『処女ゲバゲバ』が公開されている。この題名は大島渚によって命名された[12]。
出演者
第1期および第2期
第1期のみ
第2期のみ
出演者に関する備考
- 冒頭のタイトルは、MCである2人がシルクハットとタキシードでパフォーマンスしつつ、その日に出演するタレントが都内各地を自らの名前のプラカードを持って行進するというものだった[1]。
- 基本的にコント55号以外のお笑いタレントは起用せず、本格的な俳優・歌手を起用していた。また、コント55号も萩本と坂上を別々に出演させていた。
- うつみはこの番組の出演をきっかけに「ケロンパ」の愛称が付けられた。またうつみが劇中で発した「何だかとってもうれしいわ。」も流行語となった。
- 野川は後年、本番組とコンセプトの似ている『サラリーマンNEO』(NHK総合テレビ)のSeason 1(2006年)にも出演した。
- 全員が主役でありわき役である、を番組制作の方針としてしていたため、宍戸錠が新人の後ろを通行人役で歩くという他では考えられないようなコントもあった。
スタッフ
- プロデューサー→企画:井原高忠
- 演出→プロデューサー:仁科俊介、勝田健
- 演出:齋藤太朗、田中知己、せんぼんよしこ
- 音楽:宮川泰、前田憲男[8]
- 総監修:三木鶏郎
- 構成:井上ひさし、奥山侊伸、田村隆、河村シゲル、松原敏春、喰始、林家こん平、キノトール、浦沢義雄、河野洋、津瀬宏 ほか、合計42名の放送作家を動員
- 製作著作:日本テレビ
- 提供:武田薬品工業、サントリー、本田技研工業
注
出典
- ^ a b 日本テレビ50年史編集室 2004.
- ^ a b 齋藤太朗 2000, p. 187.
- ^ 土屋敏男 2022.
- ^ 齋藤太朗 2000, pp. 242–243.
- ^ 日経ビジネス編集部 2006.
- ^ a b 齋藤太朗 2000, p. 188.
- ^ “巨泉前武ゲバゲバ60分!”. 放送ライブラリー (1971年4月4日). 2023年3月19日閲覧。
- ^ a b c 宮川泰 1998.
- ^ a b c YOMIURI ONLINE 2009.
- ^ a b c 日本テレビ放送網 総合広報部 2009.
- ^ a b c 日本テレビ放送網 2009.
- ^ 『映画100物語: 日本映画篇 1921-1995』読売新聞社、1995年、161頁。
- ^ 2009年 国内作品分配額ベスト10(金・銀・銅賞関連)、日本音楽著作権協会、2009年。
- ^ 2011年 国内作品分配額ベスト10(金・銀・銅賞関連)、日本音楽著作権協会、2011年。
- ^ 2012年 国内作品分配額ベスト10(金・銀・銅賞関連)、日本音楽著作権協会、2012年。
- ^ 2013年 国内作品分配額ベスト10(金・銀・銅賞関連)、日本音楽著作権協会、2013年。
- ^ 日テレ屋web 2009.
- ^ VAP 2009.
- 巨泉・前武ゲバゲバ90分!のページへのリンク