専用線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/02 08:56 UTC 版)
提供企業
全国的に提供
- NTTグループ
- KDDI
- ソフトバンクテレコム
- アルテリア・ネットワークス(旧丸紅アクセスソリューションズ、旧グローバルアクセス)
地域限定提供
歴史
- 1906年7月20日、日本初の専用線電話サービスが日本銀行と横浜正金銀行本店間で開始された。
- 1960年代からアナログ専用線とモデムによるデータ通信が行われるようになった。
- 1980年代に高速デジタル専用線サービスが開始され、アナログ専用線を徐々に置き換えていくようになった。
- 1990年代にATM専用線サービスが開始された。
- 2000年代に入り、通信事業者の専用イーサネット網を利用した広域イーサネット、インターネットを利用して仮想的に専用線を構築するVirtual Private Network(VPN)など、より安価な仮想専用線サービスが利用されるようになっている。暗号化・カプセル化などのセキュリティ向上、通信速度の高速化による遅延(ディレイ)の減少により、適用できる範囲が拡大したためである(例 : 住民基本台帳ネットワーク・銀行のオンラインシステムなど)。
- 2010年代に入り、一般専用線の機器の保守対応が困難となったため、品目の大幅な整理が行なわれている。また、イーサネット以外の回線インターフェースの新規加入の停止も行なわれるようになっている[3]。
回線借用
回線借用(Down for maintenance)とは、通信事業者の都合(線路移転、設備保守など)により専用線回線を一時停止することである。通信事業者は借用が発生する場合には事前にユーザに申し入れ、日程の調整が行われる。
- 専用線のページへのリンク