宇部日報 概要

宇部日報

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/09 09:39 UTC 版)

概要

かつて宇部市周辺においては、当紙の源流となる「宇部時報」や「ウベニチ新聞」のほか、最盛期には8紙の地方紙が発行されていた。その後合併や廃刊を経て、前述の2紙(いずれも夕刊)のみが残っていたが、2004年(平成16年)3月1日に合併して新たに「宇部日報」として発行されている。

現在は、山口県宇部市山陽小野田市山口市を中心に発行しており、宇部日報社の本社所在地である宇部市と山陽小野田市、山口市を中心とした地域情報を掲載する。発行は夕刊のみで、日曜祝日が休刊日となっている。ラテ欄は夕方6時から深夜までのテレビ番組表を最終面に、翌朝から翌夕までのTVと発行日の夕方のラジオ表を中面掲載している。

夕刊紙発行事業の他に、新聞折込型のフリーペーパー「サンデーうべ」「サンデーワイド」「サンデージョブ」「サンデートレンド」の発行、ポスティング型のフリーペーパー「SUNDAY宇部・山陽小野田」の発行、オンラインマガジン「hoinet(ほいねっと)」の運営等を行っている。2011年より、山口市でポスティング型のフリーペーパー「サンデー西京」も発行している。

歴史

  • 1912年(明治45年)7月15日 - 宇部村(現・宇部市)で紀藤閑之介が宇部時報を創刊。当初は月刊紙で、今日のフリーペーパーのように、購読料・送料などは全て無料(紀藤の個人負担)だった。
  • 1914年(大正3年) - 上郷与吉と脇順太が新聞発行に協力。
    • 9月25日 - 紀藤閑之介が社主、脇順太が社長となって法人を設立し、有料紙となる。
  • 1920年(大正9年) - 自社印刷を開始。
  • 1926年(大正15年)7月21日 - 日刊紙に転向。
  • 1932年(昭和7年) - 脇順太の死去に伴い、その夫人・脇タキが2代目社長に就任。当時、新聞社としては珍しい女性社長だった。
  • 1939年(昭和14年) - 脇タキの死去に伴い、脇昂が3代目社長に就任。
  • 1941年(昭和16年) - 太平洋戦争に伴う新聞統廃合令で「関門日日」(後に「関門日報」「防長新聞」とも)に改名・統合される。
  • 1945年(昭和20年)7月2日 - 宇部市での空襲で社屋が被害にあう。
  • 1946年(昭和21年)2月1日 - 脇昂、藤井清によって宇部時報がタブロイド判で復刊。
  • 1949年(昭和24年)
    • 5月 - 脇昂が代表取締役となって株式会社化し「株式会社宇部時報社」となる。紙面が現在の大きさとなる。
    • 10月15日 - 宇部時報記者・編集局長の藤井清とその友人らが中心となり、「日本一小さな新聞」ウベニチ(後のウベニチ新聞)が週刊紙として創刊。紙名は「宇部の日曜新聞」という意味から付けられた。当時は、宇部市近郊において宇部時報や夕刊新宇部など8紙が発行されていたほか、本社所在地である宇部市の琴芝駅通り周辺には朝日新聞、毎日新聞、中国新聞、西日本新聞などの支局・通信部があり、激戦区となっていた。
    • 12月 - ウベニチ新聞社が株式会社化し、その後ウベニチ新聞が日刊となる。
  • 1950年(昭和25年)
  • 1969年(昭和44年) - 「愛の小箱運動」と題したチャリティーキャンペーンを開始。
  • 1980年(昭和55年)11月 - サンデーうべ創刊
  • 1993年(平成5年)11月 - サンデー小野田創刊。
  • 2004年(平成16年)3月1日 - 宇部時報社とウベニチ新聞社が合併(手続き上の存続会社はウベニチ新聞社)。社名を宇部日報社に改称し宇部日報を発刊。
  • 2008年(平成20年)11月 - SUNDAY宇部・山陽小野田創刊
  • 2011年(平成23年)3月 - SUNDAY西京創刊

事業所

本社
印刷センター
  • 〒755-8557 山口県宇部市寿町三丁目6番1号
支社



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