大泉駅 (三重県) 大泉駅 (三重県)の概要

大泉駅 (三重県)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/16 11:22 UTC 版)

大泉駅
左:駅舎、右:ふれあいの駅うりぼう
おおいずみ
OOIZUMI
東員 (2.7 km)
(2.0 km) 楚原
当駅(黄)の南側に大泉東駅廃駅)があった
所在地 三重県いなべ市員弁町大泉2516
所属事業者 三岐鉄道
所属路線 北勢線
キロ程 12.4 km(西桑名起点)
電報略号 オイス
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度-
270人/日(降車客含まず)
-2019年-
開業年月日 2004年平成16年)4月1日
備考 無人駅自動券売機 有)
テンプレートを表示

歴史

駅開業までのいきさつ

大泉駅新設の計画は、三岐鉄道が北勢線の運営継承を決定した後に提案された。計画での仮称は新大泉駅であった。なお、旧大泉東駅も過去には大泉駅と称していた。計画当初は駅単独の建設予定であったが、その後、員弁町役場(現:いなべ市役所)に隣接した地元農産物販売施設「うりぼう」を増床・拡充の上「ふれあいの駅うりぼう」と名称変更して当駅に移転することになった。なお、当駅は大泉東駅長宮駅を統合し、両駅の中間部分に新設されたものであるが、名目上は大泉東駅を廃止し長宮駅を大泉駅に改称のうえ現在地に移設したことになっている。

年表

  • 2004年平成16年)
    • 4月1日:開業。駅舎・ホーム(単式1面1線)・駅前広場・駐車場(72台)・駐輪場(当初は現駅舎南側のみ・36台分)および駅舎内に自動券売機(1台)・自動精算機(1台)・自動改札機(2通路)が設置される。時間帯[注釈 1]により有人駅となり、その有人時間帯のみ自動券売機・自動改札機等が利用可能であった。ホーム等は将来の列車行き違い設備設置に対応可能な形態となっていた。
    • 4月3日:開業式典が行なわれる。4月1日 - 7日まで、開業を記念して花電車(276+201+101+201号車)が運行される。
    • 4月4日:駅舎隣にふれあいの駅うりぼう(地元の農産物販売施設)が仮オープンする。
    • 4月14日:三重県が定める「三重県だれもが住みよい福祉のまちづくり推進要綱」、「三重県バリアフリーのまちづくり推進条例」の整備基準に基づいていることを示す適合証交付施設となる。
    • 6月1日:いなべ市役所横から本駅舎隣にふれあいの駅うりぼう(地元の農産物販売施設)が移転、正式オープンする。
  • 2005年(平成17年)
    • 1月8日:駅前駐車場南側に駐輪場(38台分)が増設され、74台の駐輪が可能となる(その後、上屋なしラックのみの駐輪場が10台分増設される)。
    • 3月23日:当駅桑名方の踏切(東員12号踏切)およびその前後の市道が拡幅改良され、駅へのアクセスが改善される。
    • 3月26日東員駅からの集中監視制御(駅務機器を除く)による営業が開始される。これにより旅客への東員駅からの放送・インターホンによる案内等が可能になる。
    • 4月1日:当駅からいなべ総合学園高校を経由して三岐線三里駅を結ぶバス(三岐バス)が運行開始される。
    • 4月2日:駅舎隣にあるふれあいの駅うりぼう(地元の農産物販売施設)が拡張されグランドオープンする。
    • 6月1日:すでに駅舎内にある自動券売機・自動精算機・自動改札機を利用して、東員駅からの遠隔制御による営業が開始される。これにより、自動券売機等が終日利用可能となる。
    • 7月1日:列車行き違い設備新設・使用開始。ホームが島式となり、ホーム上屋が阿下喜方に増設され、構内踏切が新設される。
  • 2006年(平成18年)
    • 3月14日:西桑名方出発信号機が三位式三現示 (GYR) 化される[注釈 2]
    • 6月1日:いなべ市新コミュニティバス(アイバス)が運行開始され、当駅にバス停が設けられる。同時に三岐線三里駅行きの三岐バスは廃止される。
    • 4月11日:東員 - 大泉(当駅)間の戸上川に架かる茶屋川橋梁の橋脚1基が傾き、付近で下り電車が脱線した事故の影響で、4月13日から5月22日にかけて、東員 - 大泉(当駅)間でバス代行輸送を実施[注釈 3]
  • 2007年(平成19年)8月10日:既設の駅前無料駐車場北側に駐車場(42台分:未舗装・区画割は石灰白線による仮のもの)が増設され、合計114台が駐車可能となる。その後、未舗装部分の区画割(ロープによる)が変更になり、増設分は68台分となり、合計140台駐車可能となる。
  • 2010年(平成22年)1月10日:終日無人駅となる[1]

駅構造

ホーム

島式ホーム1面2線を有する地上駅である。

のりば

号線 路線 方向 行先
反対側 北勢線 下り 阿下喜方面
駅舎側 上り 西桑名方面

※案内上ののりば番号は割り当てられていない。

付記事項
  • ホームは大型のU字ブロック上にコンクリート板を乗せた構造となっている。ホームと改札口はスロープで結ばれ、バリアフリーに対応している。
  • 西桑名方面は、下り線のりばから発車することもできる(折り返し運転用。夜遅くに当駅折り返しの列車(西桑名行き最終列車)が1本設定されている)。
  • 安全側線を有するため、列車交換時に列車が同時に進入することができる。

駅舎

線路の東側に位置する。改札内にはトイレ多目的トイレのある男女別の水洗式)が設けられているが、待合室は設置されていない。現在、駅員は配置されていない。

地元農産物販売施設「ふれあいの駅うりぼう」が隣接する。当施設の外観は駅舎と同一となっている。

その他設備など

駅務機器

自動券売機(1台)、自動改札機(2通路、うち1通路は車椅子対応のワイド型)、自動精算機(1台)が備えられている。普通券回数券の購入が可能であるが、定期券の購入はできない。なお、当駅は東員駅の遠隔監視駅である。

駅前広場

停車スペース、バス停タクシー常駐スペース(1台)、公衆電話(1基)が設けられている。ロータリーは無いが、140台(舗装部分:72台、未舗装部分:68台)分の駐車場が設置されている。当駅の駐車場は北勢線内では最大級であり、三岐鉄道の中でも暁学園前駅の180台に次ぐ規模である。また、84台(上屋有り74台、上屋無し10台)分の駐輪場が設置されている。

バリアフリー

駅前広場・駅舎・ホーム等の施設について バリアフリーに対応しており、三重県が定める「三重県だれもが住みよい福祉のまちづくり推進要綱」「三重県バリアフリーのまちづくり推進条例」の整備基準に基づいていることを示す適合証交付施設となっている。

駅アクセス道路

当駅桑名方の道路(いなべ市道宮之東山上線)は大泉駅開業を受けて拡幅整備された。また、大泉駅開業後に旧大泉東駅利用者の利便を図るため、大泉駅と旧大泉東駅を結ぶ道路が北勢線沿いに整備された。


注釈

  1. ^ (平日:朝から昼前と夕方から宵のうち、土曜:朝から夕方)
  2. ^ (従来は三位式二現示 (YR) であった)
  3. ^ 4月12日は東員 - 阿下喜間にてバス代行輸送)

出典

  1. ^ 大泉駅終日無人化のお知らせ”. 三岐鉄道. 2023年12月16日閲覧。[リンク切れ]
  2. ^ 三重県統計書 - 三重県
  3. ^ まち (2023年10月7日). “【いなべ市】大泉駅のすぐそばの『コスモス畑』の見頃はもう少し先?満開のコスモスと黄色い電車のコラボレーションが今年も楽しみです♪”. 号外NET 桑名市・いなべ市. 本氣(マジ)メディア. 2023年10月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月16日閲覧。
  4. ^ いなべ市公式チャンネル inabecity: “ふるさと紹介 ~出口 正雄 さん 大谷神社(大泉)~”. YouTube (2007年6月24日). 2022年12月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月4日閲覧。
  5. ^ 国土交通省鉄道局業務課. “第4回「日本鉄道賞」の受賞者の決定について”. 国土交通省. 2022年12月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月15日閲覧。


「大泉駅 (三重県)」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「大泉駅 (三重県)」の関連用語

大泉駅 (三重県)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



大泉駅 (三重県)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの大泉駅 (三重県) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS