塗り絵 概要

塗り絵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/02 06:22 UTC 版)

概要

として製本されたものやスケッチブック状に綴られたもののほか、一枚ものの画用紙など)のものも見られ、クレヨン色鉛筆マーカーペン絵具など、任意の画材で図柄を着色して楽しむために用いられる。

ガーフィールド グースと仲間たち英語版の塗り絵
ランボルギーニ・レヴェントンの塗り絵
鳥の塗り絵

従来は子ども(特に幼児)向けのものとされていたが、高齢者認知症予防やデイケアなどでも多く使われている。これは、指先を使ってある程度細かい作業を行い、また、何色を使うか考える必要があることなどから、リハビリや脳への刺激になるとされるためである。

塗り絵をする大人

2005年頃からは「大人の塗り絵」または「コロリアージュ」(フランス語で「塗り絵」)と呼ばれる成人向け商品も多くみられる[1]。単純作業への集中によって自律神経を整える効果やストレス発散作用などがうたわれた[2] ことや、絵心がなくても手軽に見栄えのする絵ができるなどことから、新しい趣味として人気となり、水彩色鉛筆の使用など、より高度な技法を必要とするものも登場している。

W・H・スミスの大人の塗り絵

子ども向けの塗り絵は、漫画チックに簡略化された風景や動植物、マンガやテレビ番組の人気キャラクターなどを太めの線で描いたものがほとんどであるが、大人向けは、浮世絵や世界の名画、緻密な動植物画や風景画、各種紋様などの図柄が、灰色セピア色などの細い線で描かれている場合が多い(着色後に塗り分け線が目立たないようにするため)。 キャラクターものの塗り絵には専門のコレクターも存在する。

エイダ・ラブレスの肖像画の大人の塗り絵
大人の塗り絵

塗り絵用の線画は、いわゆる「塗り絵本」を購入するほか、インターネットからPDFファイルなどの形でダウンロードすることで入手できる。また、イベント告知の折り込みチラシ等に、主として子供向けの塗り絵が掲載される場合があり、その際はイベント来場(来店)時の粗品引き替え券の役割を兼ねることもある。

従来は紙の上に印刷された媒体のみであったが、2000年代以降の塗り絵人気により、携帯型ゲーム機を含む家庭用ゲーム機で楽しむゲームソフトや、ファイル形式で配付される塗り絵をパソコンの描画ソフトを使って塗るものなども登場している。








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